不定期日記(2026)   ネタは随時募集しております。ぜひ御一報下さい。
99通期00通期 01前期01後期 02前期02後期 03前期03後期 04前期04後期 05前期05後期 06前期06後期 07前期07後期 08前期08後期 09前期09後期
10前期10後期 11通期12通期 13通期14通期 15通期16通期 17通期18通期 19通期20通期 21通期22通期 23通期24通期 25通期

 日頃頂きましたメールには全てお返事を差し上げているつもりですが、万一「返事が来ない〜」等、
お急ぎの場合は遠慮無く電話でお申し付け下さい。
03-5452-5298 or 携帯へお願い致します。 
2026/01/13-15 IPEROP 2026 (Nagoya, Japan) *Organizer, 参加
2026/02/25-28 ICEMCR 2026 (Herradura, Costa Rica) *oral, 参加
2026/05/18-20 HOPV26 (Uppsala, Sweden) *見送り、不参加
2026/07/12-17 IPS-25 (Seoul, Korea) *参加
2026/08/16-21 ICPS2026 (新宿) *お付き合い参加
2026/09/21-23 ISOS-17 (IPVF Paris-Saclay, France) *参加
2026/09/23-25 PSCO 2026 (Lausanne, Switzerland) *不参加
2026/09/28-230 NextGEM26 (Gold Coast, Australia) *Keynote&Co-Chair, 参加
2026/11/15-20 WCPEC-9 & GPVC 2026 (Daejeon, Korea) *不参加
2026/11/29-12/4 The 2026 MRS Fall Meeting & Exhibit (Boston, USA) *不参加
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2027/07/04-09 ICP TAIPEI 2027 (Taipei, Taiwan) *不参加

【2026.7.9 来客にて】

 宮城県仙台第一高等学校の生徒さん達、昨年来られたグループの後輩だそうです。
色素増感太陽電池を調査に来られました。1 時間程度の講義とラボ見学を対応させ
て頂きました。

 暑い中での移動、お疲れ様でした!

【2026.7.6 論文の御紹介】

 先日の ACS Omega 掲載論文、の Cover Art の別刷りポスターが届きました。

(1) 論文掲載料:1,935USD (\320,436)
(2) Cover Art 掲載料:1,650USD (\273,449)
(3) Cover Art 別刷り (1枚):90USD (\15,015)

 締めて合計 3,675USD (\608,900) 也。科研費、若手の奨励研究だったら、これだけで予算使い切りますね。

【2026.7.3 記事の御紹介】

中国学術界の不正暴くブロガー、5分の動画でエリート失脚 *China
  (2026年7月3日付 The Wall Street Journal )

学術界にも“告発系インフルエンサー”の波? *China
  配信者が Nature 掲載論文の不正指摘→研究者らは懲戒処分 中国で波乱
  (2026年6月17日付 ITMedia NES)

 最近ネタには事欠かない中国から。論文の不正は日本でも時折起きることなので
特に驚きはありませんが、告発した方が不利益を被らないか心配になります。結局
博士課程は退学することになったようですが...

 一昔前になりますが、まだ色素増感太陽電池の頃、私が査読した中国から投稿さ
れた論文には酷いものが結構ありました。Jsc が 2〜3 mAcm2 しか無いのに効率が
なぜか 10% だったり。

 当時は捏造のレベルも相当低かったのですが、さすがに今は見られなくなりました。

 「論文を書くためだけの科学には、もう耐えられなかった」 だそうです。

【2026.6.30 記事の御紹介】

ノーベル賞の「量子ドット」太陽電池、ペロブスカイト後継に名乗り *QD & Perovskite
  (2026年6月30日付 日本経済新聞)

 今頃になってなぜこの論文がフォーカスされたのか意図が不明ですが、「論文共著
者のU先生などは、どういう反応でしょうか?」 ありましたので、コメントさせて頂きま
す。

 誤解を恐れずに言うなら、量子ドットで太陽電池を構成するというアイディアは、フェ
イク・エンジニアリング
だと思います。恐らく、研究当事者もこれが未来の太陽電池を
置き換えるなどとは夢にも思っていないことでしょう。なぜなら、高い効率を出すこと
がとても難しいことは、本人が一番、身をもって体感されているはずだからです。

 今でこそ「量子ドット」という言葉は、何か凄いことをしてくれそうな期待を持たせてく
れますが、実際ノーベル賞受賞にまで至ったわけですが、古くは Egon Matijević 教授
が 1980 年代に合成方法を確立して、当時は「単分散コロイド (monodispersed colloid)」
という呼び名が一般的でした。

 一方、こうした量子ドットを用いた太陽電池の取り組みは 2000 年初頭に AJ Nozik
@NREL が精力的に取り組んでおり、ちょうど色素増感太陽電池が盛んだった時期で
もありますが、効率は 5〜6% に止まり、材料を量子化することでむしろ効率を大きく
下げているのが実情です。

 材料を小さくするほど増大する表面欠陥、増大する接合界面障壁... (当たり前)

 毎度、量子ドット (Quantum Dot) 太陽電池の理論変換効率は最大で約 60〜75%
と言いながら、提唱から半世紀近く経った今もせいぜい 10% 前後に止まります。上
述の論文でも 「初めて (QD で) 効率10%の閾値を超えた」 とあります。

 普通に、平滑膜のペロブスカイト太陽電池でしたら 27% を超える技術があるのが
分かっているにも関わらず量子ドットを持ち出してくるというのは、別の意図があると
考える方が自然です。

 量子ドット太陽電池を胡散臭いものにしてしまったもう一つの原因として、例えば
GaAs 太陽電池のようなデバイスに繰り返し周期による凹凸を導入すると、赤外領
域で光吸収が増大するといった説明がなされたりします。
 小難しい「中間バンド」といった理論を携えて、この分野の専門家はこれ (→光吸収
量の増大) こそが量子サイズ効果が存在する証拠だと主張される訳ですが、色素増
感太陽電池に馴染みがある人なら皆御存じの通り、光を散乱する異物をデバイスに
導入して光路長を稼げば同じ現象が再現できるわけで、何ら目新しい話ではありま
せん。何を今更?というのが率直な感想です。

太陽電池の未来、変換効率はどこまで高まるか *QD
  (2010年10月17日付 EE Times Japan)

 そもそも、こうしたデバイスでは量子ドットが無い方が効率が高いという不都合を隠
している場合が多く、話を最初に戻しますが、フェイク・エンジニアリングの誹 (そし)
りを免れないと思います。

 むしろこの先、量子ドット太陽電池を用いる本当の醍醐味は電力用途ではなく、微
細加工技術を駆使した光 IC 半導体とか、今流行の光電融合分野ではないでしょう
か?

 あああ、また毒を吐いてしまったかも...

【2026.6.25 論文の御紹介】

Unraveling the Impact of Interface Modification on Perovskite *Perovskite
  Microstructure and Photovoltaic Efficiency
  (ペロブスカイトの微細構造および光起電力変換効率に対する界面修飾の影響の解明)
  S. Takahashi, H. Tamegai, T. Mizoguchi, S. Uchida and H. Segawa
  (2026年6月25日付 ACS Applied Materials & Interfaces ASAP Article) https://doi.org/10.1021/acsami.6c06851

 御紹介が少し遅れましたが、高橋さん (現 AIST) の博士論文から 4 報目です。速報
なのでページ番号はまだありませんが、オンライン公開されました!!!

 本論文の PR ポイントですが、私的には Figure 3 が気に入っています。即ち、ペロ
ブスカイト太陽電池層の断面を撮り、上中下で TEM 観察をしますと、ナノ粒子 TiO2
メソ層 (多孔質層) がある方の結晶格子は綺麗に横方向、即ち FTO 基板と平行に並
んでいるのが分かるかと思います。

 本論文、Cover Art にも選定されていますので、後ほどお楽しみに。

 いいね!

【2026.7.1 外為法改正によるペロブスカイト太陽電池技術流出規制について】

 もしかして、震えて眠らなくてはならないのは私の方でした。官報の公示に先立ち、
政府は 182 ページにも及ぶガイダンスをまとめており、特に第 2 版では新規に第 4
章 「共同研究に伴う技術流出への対策」と第 5 章「すり合わせに伴う技術流出への対
策」 を追加しています。

 また対象となる重要技術に従来の 19 項目に加えて「ペロブスカイト太陽電池」が追
加され、その具体的な中身については、レーザー加工機の設計又は製造に関わる技
術が明記されています。

 そもそも従来の 19 項目には走査型/透過型電子顕微鏡 (SEM / TEM) が指定され
ていますので、なおさら (仮に!) 今後私が中国の研究者からペロブスカイト太陽電池
のサンプルを預かって TEM 写真を送り返すようなことは、完全に NG となります。 トホホ

 実際の運用面で、Case2 の 「B大学のC教授の研究チームにおいて、外国人留学生
を含む所属学生が関連する技術データを自由に閲覧可能な状態になっており、留学
生が実際にデータを閲覧していた」 とか、留学生を擁するほとんどの大学ではアウト
じゃないでしょうか?

 更に言いますと、「C教授自身も、研究データを所持して海外Y国に渡航し、Y国にデ
ータを提供していた」 は、もしかしてM先生のことでしたでしょうか? :)

 資料最後のまとめの方で面白かったのが、「イノベーションを生み続け、流出した技
術が速やかに陳腐化するような状況を作ることが、最大の技術流出対策である (Run
Faster)」
。私も同感です。経産省には、ちゃんと分かっている人がいるんですね。


「技術流出対策ガイダンス第2版」を取りまとめました *Perovskite
  (2026年4月27日付 経済産業省)

経済安全保障の観点からの技術流出対策について *Perovskite
  (2026年3月24日付 経済産業省)

 世知辛い世の中になりました。

【2026.6.25 続2・太陽電池と宇宙太陽光発電 (SSPS)】

 「It's Always Sunny in Space (宇宙はいつも晴れ)」 その通り。宇宙空間では太陽光
スペクトルは空気層を通過しない AM 1.0 なので強度も少し上がりますし、日陰もあり
ません。

 だがしかし! 実際の運用面では状況はそこまで単純ではありません。部分陰のみ
ならず温度ムラや、経時劣化も生じます。詳しくは AI で検索頂くとして (驚くほどいろ
んなケースが検討されています)、そんな不確定でイレギュラーな発電状況を再現す
べく、シミュレーションを試みました。

 右のスクリーンショットは、一例として特性が少しだけ異なるセルを 2 つ直列に繋げ
て、I-V 曲線上に Pmax が 2 つあるような出力を表しています。

 話は少し飛びますが、SPD 研究所では昨年からこうした外乱のある環境下でも正し
い Pmax を追従できるよう、機械学習 (Machine Learning) を取り入れた MPPT 装置
を開発致しました。結果として、ML-MPPT の方が通常の MPPT 制御よりも若干です
が高い出力が得られることを確認しています。

 よりかみ砕いた説明としては、例えば産業用の発電所などでパワーコンディショナー
を新しい機械学習タイプに取り替えますと、太陽電池パネルはそのままでも、得られ
る発電量がン%向上します。

 メガソーラーのような大規模発電所の場合には、それこそ年間でン十万円〜ン百
万円?もの差になるはずです。

 なお、本件は SPD 単独で特許を出願済みで、昨年の ISOS-16 (Genk, Belgium) で
動作原理を紹介させて頂きました。今年は更に続きを ISOS-17 (IPVF Paris-Saclay,
France) で発表する予定です。

 御興味のある方は、SPD 研究所もしくは私 (内田) までお問い合わせ下さい。

 Viraj さん、天才!

【2026.6.16 官報のお知らせ】

経済産業省告示第七十一号 *Perovskite
  (2026年6月16日付 経済産業省)

 国からの告示です。安全保障貿易管理における技術管理強化の観点から、6/16
付けで赤澤経済産業大臣名でペロブスカイト太陽電池が新たに対象となりました。

「当該技術の提供を受けた者が当該技術を内容とする情報を適切に管理しない場合において、省令第九条第二項第七号ロ若しくはニ又は第八号ロ若しくはニに規定するおそれが生じる技術であって、次に掲げるものをいう。」

 具体的に追加された改正項目は:

(一)ペロブスカイト構造を有する化合物を用いる太陽電池セル(以下このヌにおいて「ペロブスカイト太陽電池セル」という。)又はペロブスカイト太陽電池セルを直並列に接続した太陽電池モジュール(ペロブスカイト太陽電池セル以外の太陽電池セルを積層したものを含む。(二)において 「ペロブスカイト太陽電池モジュール」という。)の設計又は製造に係る技術

(二)ペロブスカイト太陽電池セル又はペロブスカイト太陽電池モジュールの製造に用いられるレーザー加工機の設計又は製造に係る技術

 法律用語は分かりにくいですが、貿易の観点から事業者がペロブスカイト太陽電
池製造に関わる装置や技術を海外に持ち出す場合は報告を求める
(→経産省?)
という話かと思います。

 産業用ロボットならエプソンや東レエンジニアリング、エヌ・ピー・シー、大日本スク
リーン製造など。PVD (物理気相成長) 装置なら住友精密工業。部品単位で言えば
キーエンスなども対象になるのでしょうか?

 実際にどのような場合が該当するかは「省令第九条第二項第七号ロ若しくはニ又
は第八号ロ若しくはニ」等で各自御確認下さい。

 なお、違反した場合の罰則ですが、AI 情報によりますと以下の通り。過去には
芝機械ココム違反事件
(1987) や大川原化工機冤罪事件 (2016) などがありました
通り、決して安くない代償を払うことになりますので御注意下さい。

一般的に、省令単体には罰則規定がありません。省令に違反した場合、その省令の委任元である「法律」の罰則条項が直接適用される仕組みになっています。

例えば外為法関連であれば「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」、消防法関連であれば「3年以下の懲役または300万円以下の罰金(法人の場合は1億円以下の罰金)」などが科される可能性があります。

 関係する皆様におかれましては 「震えて眠れ」 でしょうか? くれぐれも公安調査庁の監視・調査対象
となりませんように :)

【2026.6.19 記事の御紹介】

ペロブスカイト太陽電池の宮坂氏に京都賞 米研究者、アーティストも *Perovskite
  (2026年6月19日付 朝日新聞)

26年京都賞、ペロブスカイト太陽電池提唱の宮坂力氏ら 稲盛財団 *Perovskite
  (2026年6月19日付 日本経済新聞)

 済みません、今日は William 呼び掛けの飲み会があるのですが、何時に来られますでしょうか? >宮坂先生 :)

【2026.6.19 受賞のお知らせ】

Kyoto Prize 先端技術部門
 ・宮坂 力(化学者・2026年)次世代太陽光発電技術「ペロブスカイト太陽電池」の創成

 理系で日本人の受賞者は久々だと思います。宮坂先生、受賞おめでとうございます!

 賞金 1 億円! www

【2026.6.19 続・セミナーの御紹介】

 お疲れ様でした > Wei sensei

【2026.6.18 セミナーの御紹介】

■Development of Production Technologies for Perovskite Solar Cells *Perovskite
  (2026年6月19日付 RCAST)

 突然で恐縮ですが 明日 15:00、台湾の「国立清華大学 (NTHU)」化学工学科教授
Tzu-Chien Wei (衛子健) 先生の講演があります。予約不要、無料なので興味のある
方は T棟 (旧56号館) 501-2号室までお越しください。

 別件で (?) 懇親会あります (William を囲む会)。こちらは要予約。

【2026.6.5 セミナーの御紹介】

■Photovoltaic Conversion of the Sun's Nuclear Fusion Energy entering *PV
  the Multi-Terrawat Scale: Global Opportunities and Challenges
  (太陽の核融合エネルギーを光電変換する技術がマルチテラワット規模に突入:
  世界的な機会と課題)
  (2026年6月5日付 U-Tokyo)

 
Eicke R. Weber 先生と言えば、シリコン太陽電池業界では知らない人はいない (?)
カリフォルニア大学バークレー校の名誉教授、かつフラウンホーファー太陽エネルギ
ーシステム研究所 (Fraunhofer ISE) の所長を務めた方です。

 開始 10 分前にいきなり隣のキャンパスで講演があることを知らされて、すっ飛んで
行きました。

 講演内容は引退してから年数が経っていることもあって、まずまず。試しに質疑の時
間に「宇宙太陽光発電はどう思いますか?」投げかけたところ、すかさず「将来性ある」
と positive な返答が。

 とかく相手の意見や提案を否定することからスタートしがちな人が多い中で、さすが
大物は違うと感じました。

 before & after :)

【2026.6.17 動画の御紹介 GCL Optics】

 そんな話題の昆山协鑫光电材料有限公司 (GCL) 社のPR動画に日本語訳を付け
ましたので、興味のある方は御覧下さい。*GCL 社には、公開してもOKを頂いております。

 警戒すべき直近の中国の最先端技術は、むしろ
こっちの方 (感動モノです)。マラソン大会までやってるし。
一方、
日本は... :)

【2026.6.13 記事の御紹介】

中国は宇宙からの電気を狙い、高価な技術に挑戦するペロブスカイト太陽電池 *Space PV
  (2026年6月13日付 VOI)

 記事の日付は SpaceX 社が株式を新規上場する 2 日前です。日本語が少し変です
が、インドネシアのオンラインメディアプラットフォームから。

 中国におけるペロブスカイト太陽電池の宇宙利用は、これまであまり注意して語られ
ることはありませんでしたが、少し前から動画などで情報が公開されていました。

 出典は、、、済みません、画像編集が思うようにできなくて、おざなりにしている間に
失念してしまいました。写真は宇宙空間での軌道試験に向けて、実際に中国製人工
衛星に搭載されたペロブスカイト太陽電池です。パネルは確か、GCL 社製だったので
はないかと思います。

 2 枚目の写真最後にある一行は 「理論上の推定寿命は 2 万時間を超える」。833 日
(=2 年 3 ヶ月と 23 日) に相当します。しつこく済みませんが、日本にはなんと耐久性
10 年を超えるペロブスカイト太陽電池があるそうです(積水化学工業談)。

 既存のシリコン太陽電池と比較して、強いてペロブスカイト太陽電池の優位性を挙
げるなら放射線耐性と軽量化でしょうか? 湿度もゼロですし、意外と居心地が良いか
もしれません。

 記事には自社製の「コンピューティング衛星」を打ち上げるとありますので、アメリカ
同様、即ち SpaceX 社と同じコンセプトで宇宙事業の覇権を取りたいんだと思います。

-----------------------------------------------------------------
以下は AI による概要です: 
 鴻擎科技(北京藍箭鴻擎科技有限公司)は、2017年に設立された中国の民間宇宙
開発企業であり、イーロン・マスク氏の SpaceX 「Starlink」 に対抗する中国版衛星イ
ンターネット計画の主要プレーヤーです。民間ロケット大手 「藍箭航天(LandSpace)」
の傘下で、中国独自の 「Honghu-3(鴻鵠)」 と呼ばれる約 1 万基規模の低軌道通信
衛星コンステレーションの構築を計画しています。

 中国の太陽光・エネルギー大手である协鑫集团(GCL)、およびその傘下でペロブ
スカイト太陽電池の量産化を牽引する協鑫光電 (GCL Optoelectronic) は、鴻鉹科技
の親会社である藍箭航天 (LandSpace) グループと共同で 「GCL-LandSpace 共同イ
ノベーションセンター」 を設立しています。

[世界初の宇宙搭載試験(2023年12月)]
 2023 年 12 月 9 日、藍箭航天のメタンロケット 「朱雀二号(遥三)」 が打ち上げられ、
鴻擎科技のテスト衛星などが軌道に投入されました。この際、世界初となる 「ペロブス
カイト太陽電池モジュールの宇宙空間搭載試験」が同時に実施されました
。宇宙空間
の強い放射線や過酷な温度変化の環境下で、ペロブスカイトの耐久性と発電効率
(光電変換効率)を検証する重要なデータが収集されています。

 PV EXPO の写真も処理できずに溜まったままなので、何かで一儲けできたらライセンス購入したいと思い
ます >Photoshop

【2026.6.14 記事の御紹介】

イーロンマスク 太陽光発電から撤退か 創業理念が消える? *Space PV
  (2026年6月14日付 自動運転LAB)

 そして今日のニュース。刺激的?な見出しの割には、よく読むと監修者の思いと自
己主張だけでストーリーを書いた、妄想記事でした。

 私のHPといい勝負。 :)

【2026.6.13 続・太陽電池と宇宙太陽光発電 (SSPS)】

スペースX上場、時価総額2.1兆ドル マスク氏初の「1兆ドル長者」 *Space PV
  AIブームが宇宙インフラ競争を加速
  (2026年6月13日付 Reuters

 狂乱の SpaceX 社の株式公開、まずは結果から。開始の売値が $135 で初値が
$150、最終的に $160.95 となりました。この時点で資産総額は約 2兆1000億ドルに
達しました。

 日本円に換算して約 320兆円、日本の 2026年度 (令和8年度) の年間国家予算が
過去最大で 122兆3092億円ですから、更にその約 3 倍近い資産が、いきなり発生し
たことになります。かつ、この後もまだしばらく上昇する予定。

 余談ですが、韓国の引受証券会社が新株を取得できなかったというオマケ付き。ど
うせ、いつもの、、、知らんけど。笑

 小型人工衛星の打ちあげ 「目標 100 万機」 はタイプミスではありません。「ひゃくまんき」です >K 先生

【2026.6.11 太陽電池と宇宙太陽光発電 (SSPS)】

SpaceX、最大100万基の軌道上データセンター構想をFCCに申請 *Space PV
  AIブームが宇宙インフラ競争を加速
  (2026年2月8日付 innovaTopia

 私がここで解説するのもどうなの?という気がしないでもありませんが、宇宙太陽光
発電 (SSPS) ネタです。

 唐突ですがイーロン・マスク氏の X アカウントの背景画が宇宙で発電する太陽電池
に代わっていました。しかも、「It's Always Sunny in Space (宇宙はいつも晴れ)」 のコ
メント付きで。

 詳細はあまたの SNS で情報溢れているので割愛しますが、意外と分かっているよ
うで分かっていない人が多いので、敢えてコメント致します。

 日頃お世話になっている Google にしろ ChatGPT にしろ、AI データサーバーの電
気消費量は尋常ではなく、新たなデータセンターの建設は発電所の傍に予定しなけ
ればいけないなど、規模の拡大と電力の使用量は止まることを知りません。

 必然的に、最後は無限のエネルギー供給源である太陽光を宇宙で取り入れようと
いう話になります。ここで間違えてはいけないのは、太陽光パネルを人工衛星に積ん
で、得られる電力を無理して宇宙から地上に送る必要はなく、逆に無数のサーバーを
宇宙に打ち上げて計算も宇宙で行い、計算結果の信号だけを地上で受け取るという
スキームになっています。 
*現行の Starlink 衛星は、最大 200Gbps で動作する 3 つのレーザーを備えており、次世代機では 1Tbps 
  に対応する予定


 その数、目標 100 万機 (→150GW)。全世界の累積太陽電池導入量の約 1/10 に
相当します。

 昨今のウクライナ戦争において、人工衛星を用いた Wi-Fi システム Starlink の目
覚ましい活躍は知る人ぞ知るでありますが (強豪ロシア軍が形成逆転して追い込ま
れることになった、重要技術の1つです)、その延長には目的が全く異なる上述の
宇宙AIデータセンター」 構想が控えています。

 下は先週、とある証券会社からリリースされた分析レポートです。一見して荒唐無
稽な絵空事のように思えますが、イーロン・マスク氏が手掛けてきた過去の事業を
振り返りますと、Tesla (電気自動車による自動運転) に始まり SpaceX (繰り返し使
用のロケット)、上述の Starlink (地球全周をカバーする低軌道衛星インターネット)
など、いずれも全て実現しています。

-----------------------------------------------------------------
SpaceXとTeslaの合併の可能性は、あなたが思っているよりも高い。 *Space PV
  (2026年6月2日付 moomoo証券
-----------------------------------------------------------------

 ちなみに明日は SpaceX 社が新規に株式公開を行う日で、関係者は固唾をのんで
見守っています。一説によりますと、時価総額は日本の国家予算を遙かに上回る値
1兆7700億ドル (約283.2兆円) が付くのではとも言われています。

 今頃になって 「投資してみようか」「太陽電池の未来は凄いらしい」 思い始めた人に
は一言、「遅すぎ」。

 ペロブスカイト太陽電池が生き残るとしたら、意外とこんな分野かもしれません。

【2026.6.8 TEM再び】

 線香花火は消える直前が一番明るく美しいと言われますが、我々もこの時期、研究
室の終焉を迎えつつ、怒濤の publication ラッシュです。本論文も、恐らくマイナーリ
ビジョン後に掲載されると予想しますので、データをチラ見させて頂きます。

 研究初期の 10 年前から薄々気付いていたことなのですが、TiO2 メソ多孔質層が
あるペロブスカイト太陽電池デバイスの断面 TEM を見ますと、結晶格子の並びは (
縦よりも) 横方法の縞々が目立ちます。即ち FTO 基板を下にして見た時、多くの結晶
は成長の方向が上に向かって布団を 1 枚ずつ重ねるように積み重なって粒子を構成
しています。

 しかしながらメソ層が無い場合は FTO、、、まで書いた所でこの HP、本人に見つか
ってしまいました。早っ!

 話を戻しますが TEM 観察。ペロブスカイト太陽電の TEM 写真は決して珍しくありま
せんが、断面を切り出して特定の部位 (上・中・下) を的確に観察するためには FIB
加工が必須です。

 更に言えば切り出した切片を大気から遮断した状態で直接 TEM の筐体まで持って
いく必要があり、こうしたシステムは今時点でも恐らく我々の装置 (HF5000 & NX5000,
Hitachi) が世界でも唯一だと思います。

 通常の TEM でしたら、観察対象は粉体が主だと思いますが、運に任せて試料の薄
いヶ所を見るしか無く、上下 (or 左右) 元々どこの場所を見ていたのかまでは関連付
けられません。

 なお、今回の Cover Art は私、AI 職人ではなく論文執筆者本人によるものです。既
に弟子の方が遙かに出来の良い作画を出してきたのですが、「あんま気に入ってない
んで、ブログはアクセプトされるまで待っててください!」 言われてしまったので、モザ
イクを多めに入れておきました。ご勘弁を。笑

 続きは論文が公開されてからのお楽しみに。 :) →→→ accept されました!!!(6/17)

【2026.6.8 記事の御紹介】

カネカが結晶シリコン型太陽電池の限界を突破、配線も効率化可能 *Perovskite
  (2026年6月8日付 読売新聞オンライン

さいたま市とタンデム型ペロブスカイト太陽電池の屋外実証事業を開始 *Perovskite
  (2026年3月18日付 PR TIMES

 カネカの実態はよく分かりませんね。実際、国プロで報告する成果物は、初期には
imec (ベルギー) の Kwang 研究室にセルを作ってもらった結果を、あたかも自社で作
製したセルのように公表していました。またその後の NEDO プロでも大型モジュール
が出来た、と言いつつ写真には必ず小さく 「モックアップ」 という但し書きがついていまし
たから。

 当たり前ですが記事中の「セル変換効率32.6%」という値もモジュールの話ではなく、
あくまでも 1cm2 以下の試験セルの値で、そもそもカネカのセルだとは書いていません。

 いずれにせよ、下地のシリコンセルはカネカ提供であることに疑いの余地はありませ
んが、その上のペロブスカイト太陽電池を誰がどこで作ったのかは記事では窺えませ
んでした。

 実際、カネカの公式なニュースリリースでは敢えて 「当社が生産するヘテロ接合型
結晶シリコン太陽電池の上にペロブスカイト太陽電池を積層し」 とあり、シリコン太陽
電池は自社だけど、ペロブスカイト層は例によって中国の出先機関である Kwang 研
究室にお願いしたと、、、妄想が過ぎますかね?

 こうした疑念を払拭すべく、昨年末に偶然、ISOS の会議に出席していた中堅の研
究員 (同じ東北大の後輩です) に激詰めしたところ 「いや、ちゃんと研究しています」
しか答えられず、一体誰がどこでセルを作っているのかは (←ペロブスカイト層の話
です) 最後まで分かりませんでした。

 こんなのばっかり。

【2026.6.8 記事の御紹介】

軽くて曲げられる次世代太陽電池、普及に向けて必要なことは… *Perovskite
  東大先端科学技術研究センター・瀬川浩司氏にインタビュー
  (2026年6月8日付 読売新聞オンライン

 至って無難なコメントです。 :)

【2026.6.8 ABS 再び】

 投稿中の ABS (AgBiS2) 太陽電池の論文がマイナーリビジョンに入ったため、最近
のデータをチラ見させて頂きます。連続光照射中の MPPT 測定によります経時変化
です。

 我々湿式法に拘り、ペロブスカイト太陽電池と同じくスピンコート→ホットプレート加
熱という簡易な方法で (室温大気圧下で) 製造しますため、写真のデバイスでは効率
η=6.28% とやや低めですが、代わりにペロのような弱さは全くありません

 即ち、光を当て続けようが水に触れようがお構いなし。I-V 測定中に、みるみる効
率が下がるということもありません。むしろ、カルコゲナイド系太陽電池に共通して見
られる特徴ですが、値は少し上がります。

 何と言っても、「鉛を含まない」という点で精神衛生上、大変清々しいです。くどいよ
うですが、改めて強調しておきます、「塗布で作れる太陽電池」

 ABS 合成のレシピは既に今年 4 月の日本化学会の場で口頭公表しておりますが、
見逃した方は論文発表まであと少しお待ち下さい。

 Cover Art も「出してみないか?」打診があったため、AI 職人の私が既に作製済み
なのですが、採用されるかどうかはまた別の判断になりますため、これも楽しみにお
待ち下さい。

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 なお、ここで発表するのが適当か分かりませんが、既に教授会で承認されましたの
で人事を公表致します。

 本研究遂行者の L. Cojocaru 博士は、今年の 8 月から北海道大学の電子科学研
究所 (太田研) へ准教授として赴任されます。「特任」 無しの、パーマネントです >
おめでとうございます!

 今後 ABS 太陽電池の研究は北大に移りますので、(特に企業の方) よろしく御支
援願います。他大学との共同研究も welcome です (本人談)。

 実力ある人は、直ぐに売れちゃうんですよね...

【2026.6.8 ウクライナ戦争とF1】

 太陽電池関係無いかもですが、Formula 1。今まで著作権とか、無法地帯のロシア
では X(旧 twitter) 経由で Live 中継放送を違法に、勝手に垂れ流していました。

 しかしながら最近、インターネットの検閲が強化されたお陰で、遂に見れなくなって
しまいました。仕方ないので、映像無しでタイムテーブルを見守る羽目に。トホホ

 プーチン体制の終わりは近いかも? 中国モナ〜

【2026.6.2 求人の御案内】

株式会社アイシン【名古屋】S30:ペロブスカイト太陽電池特性を踏まえた *Perovskite
  パワーコンディショナMPPT制御開発
  (2026年6月2日付 MEITEC NEXT)

 人材、要りますよね。

【2026.6.5 記事の御紹介】

1位は東大のペロブスカイト 「基礎研究」26年5月ランキング *Perovskite
  (2026年5月26日付 NIKKEI Tech Foresight)

 わざわざ括弧付きで「基礎研究」表題を頂いた通り、実用性はほとんど無い研究です
が、取り上げて頂き大変ありがとうございます。


 ちなみに今日はお誕生日です。何これ?(ビックリ) >気持ちだけ頂きます、ありがとうございました。 :)

【2026.6.4 事件です】

「検閲で過去消えず」 天安門事件37年で声明 米国務長官 *China
  (2026年6月4日 時事通信社)

【速報】中国、天安門事件の墓参り禁止 *China
  (2026年6月2日 Yahoo! JAPAN ニュース [共同通信]) *死者はいなかったはずでは...?

中国では絶対放送できない!天安門事件を解説します!【特番 天安門事件】 *China
  (2026年5月30日 YouTube 竹田恒泰ch公式切り抜きチャンネル)

中国共産党とは何か!ビックリする話をお教えます。 *China
  (2024年8月10日 YouTube 竹田恒泰ch公式切り抜きチャンネル)

「肉味噌のようにすり潰された死体が路上に」六四天安門事件”最大の激戦地”から生還した男の回想 *China
  (2021年5月10日 文春オンライン)

 6月4日と言えば六四天安門事件。1989 年から数えて今年で 37 年になります (早い
ですね)。

 日本では既に高校生より若い世代は「東日本大震災」を知らない人がほとんどにな
ってしまったことを思いますと、まして言論弾圧とインターネットの検閲を徹底して行っ
てきた中国においては、今となっては (少なくとも中国では) 誰も知らない史実になっ
ているんだと思います。恐ろしい。

 死者は一晩で綺麗に除去されてしまったため正確な数字は不明ですが、少なくとも
中国赤十字協会が 2,600 人を報告していますので、恐らくそれを上回る中国の学生
が中国人民解放軍によって虐殺された
と思われます。 
*遺体は戦車でパテ状に挽きつぶして、その他の痕跡共々水洗したと言われています。この他、予め用意して 
いたコンテナ大の冷蔵庫で運び出されたとか。参考文献その他はこちらをどうぞ。


 この図式、スケールは小さいですが、最近身近でも見ましたよね?

 話は少し飛びますが、辺野古の抗議活動を支援する日本共産党と同じで、彼らの本
質は今もなお、とんでもなく暴力的です。以下は一昨年、35 年目の記事 (再掲) です。

中国が歴史から葬り去ろうとしている天安門事件、30枚の写真 *China
  (2024年6月4日付 BUSINESS INSIDER)

BBC記録映像 33年前の6月4日 *China
  (2022年6月3日付 澳喜Gnews@HAGnews01)

視聴推奨家庭用ビデオカメラで撮影された天安門事件の現場映像 *China
  (2022年5月17日付 黒色中国@bci_)

天安門事件「3千人殺された」 飛び交った数字と不信感 *China
  (2020年12月25日付 朝日新聞 DIGITAL)

地方都市の「天安門事件」、30年前に起きた中国各地の抗議デモ *China
  (2019年6月2日付 AFPBB News)

天安門事件の死者は「1万人」 英外交機密文書 *China
  (2017年12月26日付 BBC NEWS JAPAN)

「アヒル巨大アート」、中国ネットで検索規制 「天安門事件」コラージュ画像が原因だった *China
  (2013年6月5日付 J-CAST ニュース)

6月4日のその他の写真 *China
  (2010年6月3日付 愛源)

 一番最後は心臓に悪いので、閲覧注意です。写真に出ている戦車で足を潰された男性 (ファン・ジェン氏)
は現在米国にいます。

 論文盗作事件なんて、全然生温い。

【2026.5.28 記事の御紹介】

政府がペロブスカイト普及へ規制緩和、2026年度中に措置 *Perovskite
  (2026年5月28日付 インプレスSmartGridニューズレター編集部)
第3回 GX・サステナビリティサブワーキング・グループ *Perovskite
  (2026年5月26日付 内閣府規制改革推進室)

 フィルム型ペロブスカイト太陽電池に限定した普及促進案なので、事実上の積水
化学工業対策です。規制改革の方向については「安全対策を整理した上で、ガイド
ラインを明確化する」までが議論の骨子になっています。

 「鉄屋根だったら見逃してね」という話になるのでしょうか? 樹脂フィルム型のペロ
ブスカイト太陽電池、私だったら BIPV への設置は即却下ですね (当たり前)。ガラス
フィルムなら話は別ですが...

 「ドーム形状で軽量屋根という特殊形状の箇所に大規模にペロブスカイト太陽電池を設置する」 案件は
そろそろでしょうか?


【2026.6.1 セミナーの御紹介】

「ペロブスカイト太陽電池 勉強会・検討会」エントリーセミナー *Perovskite
  (2026年6月1日付 新潟市)

 オンライン、無料です!

【2026.5.31 Pokémon GO Fest 2026 (東京)】

 追伸:171 万人と言えば東京ドーム 31 個分の収容人数に相当し、確かに凄い数で
はあるのですが、比較として弘前桜祭りの今年の訪問者数は桜の開花日がゴールデ
ンウィークを外れた (ここ最近では最も少ない) にも関わらず 228 万人で、到底及びま
せん。ha ha


171万人が4.4億匹のポケモンを捕まえた「ポケモンGO Fest 2026:東京」 Pokemon
  (2026年6月7日付 とよすと)

 そら、行くでしょ。 :)

【2026.5.29 事件です】

東大安全保障ラボで“内戦”が勃発した
  《女性研究者が「涙の訴え」、小泉悠も仲裁できず…》
  (2026年5月27日付 週刊文春)
 

《補助金8億円》「東大の安全保障シンクタンク」で“内戦”が勃発…
  小泉悠氏も仲裁できず、研究者が続々辞めている〈研究者が涙の訴え〉
  (2026年5月27日付 週刊文春)

 もう一つ、最近のスキャンダルと言えば先端研。同じ職場の池内恵教授。

 「1996 年に東京大学文学部イスラム学科を卒業、東京大学大学院総合文化研究
科地域文化研究専攻修士課程、同博士課程を経て、2001年4月に日本貿易振興会
アジア経済研究所研究員に就任」

 私も時折見ていましたが 「X上での批難合戦“レスバトル”に心血を注ぎ、1日100
回以上、投稿することも」 は本当です。専門違いますし面識もありませんが、正直ど
っちもどっちでイマイチ。

 そう言えば私の方、本ホームページも昔、掲示板があって「通行人」と称するおか
しな人?にしつこく絡まれて迷惑を受けたことがありますが、基本は放置ですよね。

 東大卒あるあるですが、無駄に自尊心が高いので、攻められると弱いです。 :)

【2026.5.28 事件です】

 とんでもない事件が起きました。論文の盗作です。瀬川研に在籍する中国の研究員
が足掛け 3 年、人生のほとんどを研究に捧げて結果を積み上げ、満を持して昨年投
稿した論文と内容が全く同じものが某有名雑誌から発表されました。

 全く同じ構造・分子式の新しい SAM を用いて、効率 27% 級の変換効率を達成。効
率もほぼ同じ、データの構成も一緒。発表は我々と全く縁の無い、中国のグループか
ら。 *複雑な化合物の略称 (abbreviation) も同じ

 ただし、彼らより 1 週間早く投稿した我々の論文には自己組織化膜を実際に TEM
で確認した“デバイスの断面写真”が最後にあったのですが (←高解像で撮れるのは、
今のところ世界中で我々だけ)、さすがに真似することは出来なかったとみえ、省かれ
ていました。

 客観的な事実としては「疑い」でしかないわけですが、私の理解では、論文投稿して
編集者もしくは査読者の手に渡った情報が何らかの経緯でリークし、我々が査読審
査対応に手間取っている間にほぼ同じアイディアと内容がコピーされ、先に出版され
てしまったと確信しています。

 当該論文には性能評価に第三者機関の認定書が付属されており、もしこれが画像
編集による捏造であれば、盗作であることを証明できるのではないか?提案したので
すが、「そんなの意味が無い」即座に却下されました。

 なぜなら、認定書自身は論文の太陽電池であることまで関連付けられているわけで
はなく、別な太陽電池で測定した認定書を複数枚用意して、そのうちの 1 つを選んで
使用することが可能で、認定書そのものは恐らく「本物」だからだとか。

 何もかも想像を超えたアクションで、気が遠くなりました。良くも悪くも、中国(と韓国)
のアカデミックでは度を超えたスコア偏重主義がはびこっており、有名雑誌への掲載
論文が 1 つある無しでその後の人生が大きく変わりますので、遠慮も加減も無いの
でしょう。

 被害者は中国人で、陥 (おとしい) れたのも中国人という皮肉。損得勘定の前には
「自分さえ良ければ」が優先し、同胞意識も良心の呵責も無い模様。

 そう言えば 10 年くらい昔、グレッツェル先生からぼやきのような「ウチダ先生、これ
どう思う?」「信じられない」というコメントを聞かされたのですが、中国の某研究者
論文投稿時に審査で有利になるよう (?) 無断で勝手にグレッツェル先生の名前を共
著者に使われたことがあるそうです。

 後になってその件について問い詰めたところ、「friendoship だから」 平然と言っての
けたそうで、呆れていました。要は、名前載せてやったんだから、得したでしょ?→文
句言われる筋合いは無い、ということのようです。

 逆に中国では、有名教授が論文に通り易くなるよう共著者に名前を貸す代わりに、
金銭の対価を受け取ることもあるとか。相場は数万円から数十万円だそうです (グレ
ッツェル先生談)。
 たまたま騒動に居合わせた Marina Freitag 先生も過去に同様の経験をしたことがあ
るそうで、上の論文を見せてくれました。2016 年の JACS ですが、論文受理の日付が
10/13 で一般公開が 10/17。僅か 4 日間で査読審査を経て発表まで漕ぎ着けた、恐
らくあらゆる科学論文の中でも世界最速の出版記録だと思います。

 どういうことかと言いますと、新規に銅錯体ホールコンダクターを用いて全固体型色
素増感太陽電池で効率 10% を超えたというブレークスルーだったのですが、あり得な
いことに、論文投稿して次の日に全く同じ化合物を用いた同じ内容の論文が別のグル
ープから投稿されました。

 さすがに出版社側も「これはおかしい」ということになって、審査プロセスを超特急で
進めてもらい、オリジナリティーの毀損を防いだという、嘘のようなホントの話。一晩あ
れば、他人の論文をコピーするのは容易だという教訓です。

Copper Bipyridyl Redox Mediators for Dye-Sensitized Solar Cell *DSC
  (光高電圧を有する色素増感太陽電池用銅ビピリジルレドックスメディエーター)
  Y. Saygili, M. Graetzel, A. Hagfeldt, M. Freitag*
  (2016年10月17日付 J. Am. Chem. Soc.) https://doi.org/10.1021/jacs.6b10721

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 ここから先は、ペロブスカイト太陽電池の起源に纏 (まつ) わるネタで、関係者の間
では知る人ぞ知るスキャンダルになります。これも 10 年以上前の話になりますが、
恐らく日本で一番最初に気付いたのは私だと思います。最近、欧州でも同じ見方を
する人が増えてきたという話を Marina 教授を通じて知りました。

 出来るだけ憶測を交えず、とりあえず事実ベースを列挙しますと下の通り (再掲で
す)。

 2012 年にペロブスカイト太陽電池にとってブレークスルーとなる効率 10% 前後の
ノーベル賞級の論文がほぼ同時期に 2 つのグループから発表されたわけですが、
私の見立てでは、後から出した方は盗作ですね。想像ですけど。

 当時は、ペロブスカイト太陽電池がここまで世間を騒がせる大きなトピックになると
は思っていなかったのでしょう。

 とある筋からの話にしておきますが、当初 Snaith 教授が Science に論文を投稿し
た時は、共著者に宮坂先生の名前はありませんでした。referee もしくは editor から
Snaith 教授宛てに 「これ、宮坂先生の仕事ですよね?」「(技術供与を受けておきな
がら) 名前が無いのはおかしいのでは?」 指摘があり、共著者に書き加えたと言わ
れています。

 即ち、referee もしくは editor (済みません、どちらかは忘れました) は宮坂先生に
近しい関係者だったことが分かります。審査は匿名なので 「誰か」 までは断言でき
ませんが、Snaith 教授の投稿した論文情報を知る立場にあったわけで、それを見
て同じことを再現するのは簡単だったことでしょう。効率も、原作より少し控えめに出
して、みたいな。

 いや、本当に偶然 CH3NH3PbI3 という化合物の適用を思いついて、対極も (当時
の色素増感太陽電池では Pt が定石でした) なぜか突然 Spiro-OMeTAD の上に Au
蒸着することを思いついたと言うなら、それはそれで本当に凄いことではありますが。

【2021.10.7 エピローグ・Nobel Prize in Chemistry】

 今回をきっかけに、ペロブスカイト太陽電池の考案に至るまでに誰がどのような貢
献をしてきたのか、かなり詳細に調査致しました。以下はその筋では有名な話です
が、世間一般に認知されている主要文献は 2 つあります。論文投稿の日付は
Snaith & Miyasaka らの Science (2012) が早い一方で、公開は Park & Grätzel らの
Scientific Reports (2012) の方が先です。

 このため、知名度や宣伝のうまさもあって?後者が取り上げられることも多いので
すが、たまたま同時期に・同じ組成の新規な増感剤・同じホールコンダクターでブレ
ークスルーを果たした
ことになります。なわけ無いだろっ! 思うわけであります。

 少なくとも宮坂先生の方は論文公開に至るまでに紆余曲折を経て少なくとも 14 回
の対外発表があるのに対し、Nam-Gyu Park らはいきなりこの論文が出てきます(な
ので?彼の講演ではいつも着想に至るまでの経緯を長々と、最初に説明します)。

 このネタ、ペロブスカイト太陽電池の闇と言っても良いかと思います。この点、アメ
リカはさすが open で、数年前の MRS 会議で若い研究者が発表の冒頭で「これ、
どう思います?」と疑問を呈していました。学術論文における匿名査読制度の限界
かもしれません。

 もっとも、私の認識では Snaith の論文にしても既に発表のある宮坂先生の先行研
究において電解質部分の PPy を Spiro-OMeTAD に置き換えた改良研究でしかない
わけで、もたらした効果は絶大でしたが、特許的な解釈としては新規性が無いと、、、
言い過ぎですかね?(苦笑)
 なお、研究初期の電解液を用いた湿式のペロブスカイト太陽電池ですが、そもそも
この CH3NH3PbI3 という特殊な非線形光学材料を宮坂研に導入したのは手島さん
なので、あまり取り上げられることはありませんが、本太陽電池をもたらすきっかとな
った最大の貢献者と言えます。

 伝説の 2009 年の JACS 論文に 1 ヶ月先んじて、金子正治先生@静大が主催す
る薄膜基板研究会の予稿集に手島さんが単独名でアブストラクトを寄稿されていま
す。

Organometal Halide Perovskites as Visible-Light Sensitizers for Photovoltaic Cells *Perovskite
  (有機金属ハロゲン化物ペロブスカイトを可視光増感剤として利用する太陽電池)
  A. Kojima, K. Teshima, Y. Shirai and T. Miyasaka*
  (2009年4月14日付 J. Am. Chem. Soc.) https://doi.org/10.1021/ja809598r

 意外に知られていないことは沢山あって、上述の JACS 論文筆頭著者の小島さ
んは、当時宮坂研から出向のような形で東京大学の瀬川研に在籍しておりました。

 彼の博士論文を審査した主査は当然ながら瀬川先生。また、副査は同じく瀬川研
の久保先生と私が対応しております。

 飛ばしすぎでしょうか?>私 :)

【2026.5.26 記事の御紹介】

国も支援するペロブスカイト太陽電池 積水化学が事業計画を見直し *Perovskite
  (2026年5月26日付 Yahoo! JAPAN ニュース [朝日新聞])

積水化学が新中計、ペロブスカイト太陽電池は「28年度に黒字転換できる見込みだ」 *Perovskite
  (2026年5月25日付 ニュースイッチ)

 「第1ライン(100メガワット)は27年度に立ち上がり、フル稼働するのは28年とな
るだろう。28年度に黒字転換できる見込みだ」


 できたら凄いね。絶対無理だけど>黒字転換。会社って、面白い。 :)

【2026.5.26 ただ今来客中にて】

 所長不在、Boss 不在のため急遽、先端研の副所長 (稲見先生) と私が応対すること
に。しかも、予定より 30 早く着いたと知らされたお陰で、シャワーもそこそこに大慌てで
出勤するはめに。

 結果、頭は寝起きのまま。普段スーツなんか滅多に着ないこともあって、ズボンのベ
ルトをし忘れたまま来てしまいました。よく見たらネクタイも微妙。もう、笑うしか無い。(苦笑)

 Newcastle 大学 (UK) 御一行様。

【2026.5.20 続・記事の御紹介】

JPSC 田中良代表理事です!
ペロブスカイト普及へ新団体発足 *Perovskite
  (2026年5月27日付 Housing Tribune Online)

鉄道・道路…インフラ施設にペロブスカイト太陽電池、政府が導入に乗り出す *Perovskite
  (2026年5月22日付 ニュースイッチ)

ペロブスカイト太陽電池で業界団体、開発企業5社で *Perovskite
  (2026年5月22日付 日経BP)

第10回 次世代型太陽電池の導入拡大及び産業競争力強化に向けた官民協議会 *Perovskite
  (2026年5月20日付 経済産業省)

ペロブスカイトで業界団体発足/普及促進へ標準化や人材育成 *Perovskite
  (2026年5月20日付 電気新聞)

 話は少し逸れますが、お陰様で最近「ペロブスカイト太陽電池の開発動向を知りた
い」という方が不定期にいらっしゃいます。 各種統計や論文関係を見たい人は→こちらを御覧下さい 

 私のHPのタイトルは「色素増感太陽電池」のままで、かつセキュリティーの甘い「危
険サイト」扱いで検索結果に反映されにくくなったにも関わらず、です。

 ネットの検索で得られる情報には限りがありますので、東京近郊でしたら是非、駒場
まで足をお運び頂ければ喜んで御対応させて頂きます。いろんなペロブスカイト太陽
電池の実物が手元にありますし、ここには書けないネタも沢山あります。

 中にはもっと積極的で、私がかつて RATO で発表したスライド (中国の開発動向) や
写真等、各種資料を自分の講演で使いたいからと言って、ファイルごと持っていかれる
方までいらっしゃいます。おいおい 

 それはそうと官民協議会。蒼々たるメンバーが勢揃いで、ペロブスカイト太陽電池へ
の高い関心と期待が窺えますが、現実の取り組みと思惑は参加者によってかなり乖
離があります。

 この差を埋めるために企業は何を考えるかと言いますと、例えばP社ですが、サイズ
の決まった定型規格品はモジュール製造を中国に委託し、続くフレームへの取り付け
などのアッセンブルは日本で行って、OEM 製造による「日本製」にしよう作戦。具体的
な提携先は中国の GCL 社
など。

 これ、一歩間違えば偽装国産の中国製EVバスと同じ轍を踏みますよね。

 ペロブスカイトの機運をそぐつもりはさらさら無いのですが、いざ事業を始めようとす
ると、なかなか理想通りにはいかないという話。微妙。

 私のHPをペロブスカイト関係者に広めたの、K様ですよね? :)

【2026.5.20 記事の御紹介】

ペロブスカイト太陽電池普及へ業界団体設立 まずメーカー5社 *Perovskite
  (2026年5月20日付 日本経済新聞)

 「主要メーカー5社」とはアイシン、エネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)、積水
ソーラーフィルム(大阪市)、パナソニックホールディングス、リコーだそうです。

 協議会の森田健晴専務理事は「一定の水準に満たない製品が広がると、業界全体
の成長を阻害してしまう。市場が立ち上がるタイミングで団体を立ち上げ、日本でつ
くるルールを将来的に国際標準につなげたい」と語る。
 上の記事の「最後7行、コメント頂ければ幸いです」リクエスト頂きましたので、解説致
します。

 光を当てずに耐熱試験の結果だけを見て「耐久性 10 年」とか言っている会社が何を
今更?という感じがしないでもありませんが、ツケを被るのは 10 年先に残された人達
でしょうから、お気の毒ではあります。

 僅か 1 年前、積水化学工業は NEDO の報告会で連続光照射試験 1,400 時間の結
果しか出せなかったわけですから。

 他、結果を良く見せる“工夫”としてありがちなのが、初期効率を 100% (もしくは 1) に
して絶対値を見せないやり方。仮に 1 年後の発電量が僅か 1W であっても、「耐久性
1 年持ちました」とかいうやつ。

 我々研究者がこうしたトリック (?) を見逃すことはありませんが、世間一般の認識で
あったり、もしくはマスコミが記事化する時には鵜呑みにされがちです。

 先日参議院の調査会で百田尚樹議員が追及していましたが、案の定、森田さんに
軽くいなされてしまいました。

--------------------
積水化学工業株価が安値 「ペロブスカイト太陽電池」報道に反応限定 *Perovskite
  (2026年5月20日付 日本経済新聞)

 皮肉なことに、同じ日の同じ日経新聞では「積水化学が続落している」旨の記事が載
っていました。「投資家は成長事業として収益に貢献するシナリオまではまだ描けてい
ない」は、その通りだと思います。

 設備投資で 7〜8 年先行し、材料調達にも分がある中国ですら (しかも、最も製造コ
ストの安いガラス系ペロブスカイト太陽電池で!) 未だに赤字操業を続けているわけ
ですから。

 私、辛口でしたでしょうか? :)

【2026.5.20 HOPV26】


The 18th International Conference on Hybrid and Organic Photovoltaics (HOPV26) *Perovskite
  (第18回ハイブリッド・有機太陽電池国際会議)
 ウプサラ大学 (スウェーデン) からのリアルなライブ情報です。月曜日から始まって
今日、3 日目が最終日。昼食後の招待講演は若宮先生、従来の PATAT に代えて新
しく (?) CATAT を披露。

 にしても今回に限ってでしょうか、参加者少なめです。更に言えば、瀬川研から 2 名
(Ajay & LC) 参加しているとは言え、日本人という意味では若宮先生が唯一かもしれ
ません。私は参加登録費が高いので遠慮させて頂きました。

 本HPでも過去にネタで 100 回くらい取り上げましたが、「ペロブスカイト太陽電池は
日本発祥の技術」云々が霞んでしまうほど、海外、特に欧米では日本の存在感があり
ません。「Father of Perovskite (ペロブスカイトの生みの親) は Snaith 教授」という認識。
*私は手島さん・小島さん・Snaith だと思います。:) 

 最後のトリはグレッツェル先生。鉛を含むペロブスカイト太陽電池は全否定です。さ
もありなん。

 次回の HOPV はバレンシア (スペイン) です。ちなみに Teresa の旦那さんは日本人で、内田さん (マジ)

【2026.5.18 論文の御紹介】

                         2024.5 審議会・研究会(METI/経済産業省)資料
Investigating the stability of flexible perovskite solar cell modules *Perovskite
  in heat and damp-heat environments
  (熱および湿熱環境下におけるフレキシブルペロブスカイト太陽電池モジュールの安定性の調査)
  A. Mavlonov, Y. Hishikawa, Y. Kawano, T. Negami, A. Hayakawa, T. Minemoto
  (2025年1月12日付 Solar Energy Materials and Solar Cell)

 先日宮坂先生の御発表スライドを見ていて気がついたのですが、積水化学が寿命
10 年 (あるいは 20 年!?) と主張する根拠になったと思われる論文です。立命館大
学と積水化学工業の共同研究で、1 年前の発表になります。

 論文自身は大変有益な内容で、実物のフレキシブルなペロブスカイト太陽電池モジ
ュールの安定性を、熱試験および湿熱試験 (DH 試験) 条件下で評価したものになっ
ています。

 結論を 1 行でまとめますと「85℃/85%RH の DH 試験を 4,200 時間行った後でも、
太陽電池パラメータの急激な劣化、すなわち重大な故障は発生しませんでした。」と
あります。

 また当然ですが、論文では学術論文らしく以下の様に記述がなされています。
-------------------------------------------------------------------------
Note that these are not operational lifetime of the devices, rather they can be
regarded as devices’ tolerance for heat or damp-heat, respectively.
(なお、これらはデバイスの動作寿命ではなく、それぞれ耐熱性または耐湿熱性を示
 すものとみなすことができます)
-------------------------------------------------------------------------

 問題なのはこの結果の解釈の仕方で、恐らく積水化学は上記の論文で検討なされ
た、光を当てない・湿度と熱だけに注目した試験で lifetime 23 年相当 (あるいは 48
年) と説明されている図を都合良く解釈して、「屋外耐久性 10 年を確認」と言っている
可能性があります


 この後、積水化学は国のプロジェクトから 1,500 億円もの資金援助を受けるわけで
すから、「屋外耐久性 10 年相当確認」の中身を明らかにしてもらいたいと思います

*以前も書きましたが、出来ないのに「出来る」とウソを付いて不正に補助金を得た
 ディーゼル排ガス処理のプロジェクト (東京都, 2004) では首謀者が逮捕されました。
 この時の助成額は 5,700 万円になります。

 積水化学だけが主張するマジック>「10年強の耐久性」とは、どんな技術なんでしょうか? :)

【2026.5.14 動画の御紹介】

中国依存EU、高市総理の一撃でパニック状態にwww *日・EUハイレベル経済対話
  (2026年5月14日付 YouTube)

 「とんでもないニュースが飛び込んできました」「EU がまたしても日本潰しとも言える
新ルールを仕掛けてきたんです」で始まるこの動画。

 先週ブリュッセルで開かれた日本 EU 会談で出てきた「欧州以外の製品は排除しよう」
という動きですが、高市政権が華麗に阻止することに成功しました。詳しくは上記の動
画を御覧下さい。


(仮訳)第7回日・EUハイレベル経済対話 共同プレス声明 *日・EUハイレベル経済対話
  (2026年5月7日付 経済産業省)

 京都議定書の二の舞にならずに済んで、何よりです。

【2026.5.11 セミナーの御紹介】

ペロブスカイト太陽電池の現在地2026― 発明者が語る、技術の到達点と見据える課題 *Perovskite
  (2026年5月11日付 ストックマーク株式会社)

 オンライン、無料です!

【2026.5.5 記事の御紹介】

Fraunhofer ISE Opens Laboratory to Accelerate Market Introduction *Perovskite
  of Perovskite-Silicon-Photovoltaics
  (フラウンホーファー ISE がペロブスカイトシリコン太陽電池の市場導入を加速
  するための研究所を開設)

 過去の取り組みから想像するに、PbI2 は蒸着で MAI or FAI は湿式 (恐らくスプレ
ー方式) と思われ。


 元になった技術はこちら (2018)、東大は TEM の解析を担当しました

【2026.5.5 記事の御紹介】

次世代型のペロブスカイト太陽電池 マイナス22度でも発電確認、北海道で進む実証事業 *Perovskite
  (2026年5月5日付 産経新聞)

 光を当てて発電した電気でライトを点灯し、その光でまた発電させて...

 エネコートから?

【2026.5.5 論文の御紹介】

https://pubs.acs.org/toc/acsodf/11/17
 学内記事風に書くなら 「本学教員及び大学院生の学術論文がアメリカ化学会発行
『ACS Omega』 誌の Cover Art に選出」。

 先日ここで御紹介し、その後いくつかの記事としても取り上げられた瀬川研最後の?
博士学生だった伊藤さんの論文です。在籍中 4 報目。

 作画の元になった写真はこちら。ChatGPT にログインして、この写真ファイルをアッ
プロードし、「ACS Omega 風の Cover Art に変換」と指示すれば、上の表紙絵が出力
されます。改めて、とんでもない時代になったと感じます。AI 技術、恐るべし。

 実際には光線を書き足してから変換したわけですが、早速 「光が虹色に分かれてい
ない」等、クレームを頂いております。いいんですよ、別に! :(

 ようやく、これで全て終わりです、出来ることは全てやり尽くしました。

【2026.5.5 ANA SFC 問題】

 今日は太陽電池関係無いけど、研究者には切実な話題。少し前からネットでは (特
YouTube) ANA の規約改定 (→上級会員の足切り) に伴う怨嗟が蔓延しています。

 詳細は動画を見て頂くとして、私も 5 年振りくらいで今年はステータスがプラチナか
らブロンズへ降格しており、人ごとではありません。

 幸いなことに、累計マイル (ANA + 提携航空) が 100 万マイルを超えていてミリオン
マイラー資格があるため、スターアライアンスの GOLD は維持されるのですが、首の
皮一枚でギリギリ逃げ切りました。
(訂正) ピュアミリオンマイラーでないと継続はされないようです。トホホ

 国内線はともかく、海外出張で優先乗り継ぎゲートの通過や、そもそもラウンジに
アクセス出来るかどうかは死活問題なので、これ、困る人いっぱいいますよね。

 「ANA がだめなら JAL があるじゃないか」思われるかもしれませんが、JAL はどち
らかというとアメリカ志向が強く、欧州のアライアンス (連携パートナー) は弱すぎて話
になりません。 

 個人的な思い入れになりますが、マイル修行をするなら欧州の絶対王者、ドイツ系
ルフトハンザと中東/ロシア系を取り纏めるターキッシュ エアラインズを擁するスター
アライアンス Star Alliance 一択です。と、グレッツェル先生もおっしゃっています。ホントか?
でも、最近 SAS が抜けたのが痛い...

*以上、ここまで、ビジネスクラスに乗れる人には関係のない話です

 今後できるだけ ANA は止めて、ターキッシュ エアラインズをメインにしようか思案中。

【2026.5.4 動画の御紹介】

JP 【30.2%】東京大学『オールペロブスカイト太陽電池』新記録を樹立! *Perovskite
  (2026年5月4日付 YouTube)

 今回の論文が基本的に学術調査目的がメインであることを踏まえた上で、セルをタ
ンデム化する場合は p-i-n (逆構造型) もしくは i-n-p (順構造型) を考慮しなければ
いけないことまで踏み込んだ、適切な解説を頂きました。

 話題に取り上げて頂き、ありがとうございます。

 再生回数 1.6 万回とか、凄過ぎる。

【2026.4.29 記事の御紹介】

「長年の友情の証」 出光タンカーがホルムズ海峡通過、 *Fossil fuel
  イランが特別待遇した理由とは *Fossil fuel
  (2026年4月30日付 朝鮮日報日本語版)

 先日ネタで取り上げましたが、出光が築いた日本とイランの友好関係について。単
なる私の想像ではなく、駐日イラン大使館の公式 SNS では日章丸事件のことを写真
付きで取り上げて、以下のようなコメントを発表しました。

「出光興産が所有する日章丸の1953年の歴史的な任務イラン産石油を日本へ輸送
したことは、両国間の長年にわたる友情の証として残っています。この遺産は今なお
大きな意義を有しています。」

 なぜか朝鮮日報が情報盛りだくさんだったりする。

【2026.5.1 記事の御紹介】

[取材のご案内]営農型ペロブスカイト太陽光発電実証フィールド始動 *Perovskite
  田植えセレモニーの開催について
  (2026年5月1日付 PR TIMES)

 更にもう一件。

【2026.4.24 記事の御紹介】

茶畑で円筒形ペロブスカイト太陽電池を実証、 *Perovskite
  県と電通大が独自構造で採光と急斜面に対応
  (2026年4月28日付 pv magazine)

【太陽光発電】電気通信大学:茶畑で円筒形太陽電池を実証、 *Perovskite
  ペロブスカイトで営農発電へ
  (2026年5月2日付 みんなの広報宣伝部)

 とりあえず。

【2026.4.28 お引っ越し (after2)】

 あれから約 3 週間。引っ越し先の居室に、ようやく水回りが設置されました。震災直
後の被災地のような水の無い生活も、ようやくこれで一段落です。

 ほ。

【2026.4.27 教授昇任の御紹介】

 御丁寧に挨拶状を頂いたので御紹介致します。昨年暮れの CICC-14 (海南 海口市,
China) 会議では、オリジナリティの光る大変興味深い成果を披露されていました。

 新しい、自分の分野を築かれたと思います。早稲田大学教授就任、おめでとうござい
ます!!!

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 早稲田大学
 先進理工学部 化学・生命化学科
 教授 石井あゆみ
------------------------------

 鬱陶しい、スライドのアニメーションは全て削除されたし。ha ha :)

【2026.4.24 論文の御紹介】

Molecular lead halide perovskite layer bridged *ABS
  AgBiS2 nanocrystals for efficient thin film solar cells
  (高効率薄膜太陽電池のための分子状ハロゲン化鉛ペロブスカイト層で架橋された
  AgBiS2ナノ結晶) (2026年4月24日付 Nature Communications)

 出た! AgBiS2 (ABS) 太陽電池で効率η=12.13% (certified 11.22% for reverse scan)。
今回、新たに Nazeeruddin 教授が共著者に加わっています。

 コスト&プロセス上、工業生産に不向きな量子ドットを用いている他、ドット間の繋ぎ
に鉛ペロブスカイトを用いている時点で技術的には「まだまだ」ですが、トレンドは確実
に脱ペロブスカイト化へ向かいつつあると感じます。ペロ無しの Control NCs は η=
7.77%。

 我々、世界で唯一、湿式法 (スピンコート+ホットプレート加熱) でデバイスを作製し
ており、この分野(→次世代ペロブスカイト太陽電池?)では負けていないと思います。

 今週中に LC が論文投稿致します。

【2026.4.24 記事の御紹介】

 論文を見ましても、文章の説明が少しあるだけで 「何をどうやって測ったのか、イマ
イチよく分からない」 かと思います。結果、記事の方も、ポイントがよく分からないけど
「取り敢えず (東大が) タンデムを作製」 的なニュースが多くなってしまいました。申し訳ない。

 上に実際の装置とセル、測定風景の写真を補足致します。ダイクロイックミラー
(dichroic mirror) の詳細は昨年の 【2025.9.9 日本分光株式会社 (JASCO)】 を御参照下さい。

 なお、聞かれる前に先に解説致しますが、いわゆる世間で言うところの「タンデムセ
ル」としては、既に perovskite on perovskite 単接合の 2 端子セルの世界記録が 30.6%
出ていますので、システムコスト等含めても実用上、取り立てて特筆すべきアドバン
テージはありません。

 強いて言うならば、このようなミラースプリット方式でデバイスを評価できる研究機関
は、過去に論文報告が1つあるだけで、世界を見渡しても瀬川研だけだと思います。

(<もし>ですが、bottom セルに効率の良い結晶シリコン太陽電池が得られれば、
数値的には perovskite + sillicon タンデムセルの世界記録は出せたかもしれません)

 (1) タンデム用にペロブスカイト層組成を変えて光の吸収幅 (=バンドギャップ) を
自由に制御できる素地があったこと、(2) かつ筆頭著者の伊藤さんの博士論文として
投稿論文の受理が必須であったことなどから、卒業間際に残る気力を振り絞って形
にした次第。

【研究】東京大学:オールペロブスカイト2接合で30.2%達成。 *Perovskite
  順構造と逆構造の組み合わせで高効率化
  (2026年4月23日付 みんなの広報宣伝部)

東大、ペロブスカイト2種接合 変換効率30%超 *Perovskite
  (2026年4月23日付 日刊工業新聞)

ペロブスカイト2種で変換効率30%超…東大、張り合わせで高効率太陽電池に *Perovskite
  (2026年4月24日付 ニュースイッチ)

ペロブスカイト2種で変換効率30%超…東大、張り合わせで高効率太陽電池に *Perovskite
  (2026年4月24日付 Yahoo! JAPAN ニュース [ニュースイッチ])

ペロブスカイト2種で変換効率30%超…東大、張り合わせで高効率太陽電池に *Perovskite
  (2026年4月24日付 dmenu ニュース [ニュースイッチ])

ペロブスカイト2種で変換効率30%超…東大、張り合わせで高効率太陽電池に *Perovskite
  (2026年4月24日付 NewsPicks [ニュースイッチ])

東大、2層構造オールペロブスカイト太陽電池で変換効率30.2%を達成 *Perovskite
  (2026年4月25日付 ニコニコニュース [マイナビニュース])

東大、2層構造オールペロブスカイト太陽電池で変換効率30.2%を達成 *Perovskite
  (2026年4月25日付 TECH+ [マイナビニュース])

東大、2層構造オールペロブスカイト太陽電池で変換効率30.2%を達成 *Perovskite
  (2026年4月25日付 Excite ニュース [マイナビニュース])

変換効率30.2%のオールペロブスカイト2接合太陽電池 東京大学が開発 *Perovskite
  (2026年4月27日付 スマートジャパン)

オールペロブスカイト2接合太陽電池で効率30%超、東大 *Perovskite
  (2026年4月27日付 Yahoo! JAPAN ニュース [EETimes])

 怒濤の報道ラッシュ。あれっ?

【2026.4.24 記事の御紹介】

Japanese scientists build all-perovskite tandem solar cell with 30.2% efficiency *Perovskite
  (日本の科学者が、効率30.2%の全ペロブスカイト型タンデム太陽電池を開発)
  (2026年4月21日付 pv magazine)

 一昨日公開の論文が pv magazine (Berlin, Germany) で取り上げられました。なお、日本のメディアは完全スルーでした。 ha ha

【2026.4.21 論文の御紹介】

オールペロブスカイト2接合太陽電池で変換効率30.2%達成 *Perovskite
  −順構造ワイドギャップセルと逆構造ナローギャップセルの組合せで実現−
  (2026年4月21日付 東京大学 プレスリリース)
  K. Ito, W. Zhang, K. Nonomura, K. Tada, F. Awai, T. Kinoshita, T. Bessho,
  J. Nakazaki, S. Uchida and H. Segawa

  "All-Perovskite Four-Terminal Spectral Splitting Solar Cells of 30% PCE with
  FAPbI3 Wide-Bandgap Perovskite Fabricated by Nanoparticle Technology"
  (ナノ粒子技術を用いて作製したFAPbI3 広帯域ギャップペロブスカイトを用いた
  光電変換効率30%の全ペロブスカイト4端子スペクトル分割太陽電池) 
  ACS Omega, (2026).
  https://doi.org/10.1021/acsomega.6c00369

 ACS Omega、来月号の表紙 Cover Art は内田画伯による。(自慢) *公開まであと少し、お待ち下さい

【2026.4.17 記事の御紹介】

 写真は参議院の資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会に関する動画
ワンシーン。

ペロブスカイトなど重要技術の海外移転に報告義務、経産省 *Perovskite
  (2026年4月16日付 Impress)

 上の記事とも関連しますが、技術流出を懸念する以前に、日本のペロブスカイト太
陽電池の産業化・製品開発技術は中国に数年どころか 5〜6 年以上遅れています。

 積水化学が取り組んでいるようなフィルム型太陽電池にしても、中国ではコスト面で
も耐久性でも有利、かつ加熱工程の要らない逆構造型が主流で、シワシワの製品を
出すようなことはしません。

 自己組織化単分子膜 (SAM) は、アカデミックで見聞きしない専用のものを用います
し、対極にはヨウ素による腐食を抑えた上で、コストと性能面に優れた Cu を使いこな
しています。

 産総研が国のプロジェクトとしてこれから取り組む「AI を取り入れたペロブスカイト
組成の最適化」
にしても、GCL 社では何年も前から既に製品に応用しており、共同研
究先のシンガポールで1日当たり約 300 セルを毎日評価しています。

 下はガラス系ですが、UtmoLight 社に「公開してOK」の了解を得た 2 年前の PR 動
画です。「○○年に実用化」といったフェーズではなく、お金を出せばいつでも購入で
きる状態にあり、かつメガソーラー級の屋外実証試験も行っています。
 
*CG ではなく実写映像です (選曲のセンスが抜群です) 
 もう、痛々しいほどの「井の中の蛙」。

【2026.4.16 記事の御紹介】

瀬川浩司教授にシニアリサーチフェローの称号授与 *Pokemon
  (2026年4月16日付 先端研ニュース)

 参考までに写真の両者の Google Scholar を比較すると、下の通り。ひとえに
「東大教授」と言っても、ピンキリがあります。
 来週も別件で発表を予定しています、乞う御期待!

【2026.4.15 特許庁から】

株式会社エネコートテクノロジーズと意見交換を行いました *Perovskite
  (2026年4月15日 特許庁/お知らせ/最近の動き)

 「これって、例の特許の事についても事情聴取があったと思いますが?(by K様)」
いやいや、ごく普通の現場視察訪問だと思います。

 私、2004 年の東北大時代、まだ一介の助手だった時にも「色素増感太陽電池を知り
たい」ということで、わざわざ仙台まで 5〜6 人で来られましたもの。

 当時は色素増感太陽電池自身が新しく、特許の類型としてはバッテリーのような、発
電素子のような曖昧な立場にあり、確か「金属電気化学」という分類で扱われていたか
と思います。

 特許出願が急増して、書面だけの審査では本当の技術の価値や問題点が分かりづ
らいということで、実際の作製方法等を確認に来られた次第。

 私がエネコート側の立場でしたら、ただの足枷でしかない「大学に巣くう TLO を、何
とかしてしてほしい」言いたくなりますが、これは所轄が違いますので(経産省 vs 文科
省)如何ともしがたいですね。

 「例の特許の事」が気になる方は、昨年の日記 【2025.2.26 ああ、TLO (1)】 を御覧下さい。

【2026.4.8 お引っ越し (after)】

 長い一日が終わりました。私だけ怠惰な準備状況で、一番荷物が多いにも関わらず
直前まで何もしなかったので、地獄の 24 時間を過ごす羽目に。

 この間、spam を除いた仕事メールが 56 件→230 件溜まりました。トホホ。

 新しい住所地は下記の通り。建屋と部屋番号だけが変わります。瀬川先生は移動
無し。

-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=--=-=-=-=-=-=-= @y
特任教授・内田 聡(Uchida Satoshi)
〒153-8904 東京都目黒区駒場4-6-1
東京大学先端科学技術研究センター T棟(56号館) 501-2号室・瀬川研
Tel&Fax: 03-5452-5298 携帯: 090-8258-9696
E-mail : uchida@rcast.u-tokyo.ac.jp
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/access.html (アクセス)

 お疲れ様です>私。 *チョコボールは全て当たり (銀 or 金) です、詳しくは 1.5万回視聴の YouTube をどうぞ。

【2026.4.4 お引っ越し (before)】

 いよいよ来週から、差し迫ってきたお引っ越し。玉石混交、有象無象で雑多な、訳の
分からない荷物を整理をする中で発掘されたのがこの資料

 原子力発電を取り上げた、とある講義の配布プリントです。時期が絶妙で、2010年11
月8日、福島原発が事故を起こす前のちょうど 4 ヶ月前です。

 内容は特に瑕疵がある訳で無く、多くの出典から集めたグラフや統計をまとめた形
になっていますが、気になったのは政府が打ち立てた実用化の見通し。予定では既
に昨年から高速増殖炉が稼働し始めていることになっています。無理無理。

 振り返って、ペロブスカイト太陽電池、、、

 引っ越し、マジ面倒くさい。

【2026.4.1 初一念】

 瀬川研が誇るフェムト秒レーザー加工技術を生かして (ほんとか?)、先日瀬川先生
の最終講義で頂きました「初一念」の文字を加えた FA 系ペロブスカイト太陽電池セル
を作りました。

 絵柄は公式写真を ChatGPT に入れて、アニメ風イラストに仕上げました。ちょっと、
出来過ぎかも。(苦笑)

 試作 4 回目で、ようやくそれらしいコントラストになりました。行く行くは濃淡も出した
いと思います。

 来月から販売します! 値段は微妙です。ha ha

【2026.4.1 エイプリルフール?】

 「大山鳴動して鼠ゼロ匹」。直前に学内通知で VIP が来るので覚悟されたしといった
趣旨の一斉メールが来たのですが、マクロン大統領がお向かいの生産技術研究所に
来る予定だったようです。

 ですが、結局は来なかった模様。 (訂正) 本当は来たらしい。ホントか?(苦笑)

 それはそうと今日、朝一で大谷文章先生から直々にメールを頂戴しました。私の方
こそ本ホームページにお目通し頂きまして、誠にありがとうございます。

 高度な4月1日ネタでしょうか?

【2026.4.1 新年度を迎えるに当たって】

 新しい年度の始まりにあたり、進級される皆さん、進学される皆さん、そして新たに
社会へ踏み出す皆さんへ、心よりお祝い申し上げます。

 これまでの努力が実を結び、新たなステージへと進まれることは、大きな喜びである
と同時に、少しの不安も伴うものかもしれません。しかし、その一歩一歩が、これから
の自分を形づくる大切な経験となります。

 新しい環境では、多くの出会いや学びが待っています。うまくいくことばかりではなく、
時には壁にぶつかることもあるでしょう。それでも、自分の可能性を信じ、挑戦を楽し
む気持ちを忘れずに進んでください。

 皆さんのこれからの歩みが、実り多く、充実したものとなることを心より願っています。
新しい一年が素晴らしいスタートとなりますように。

 by AI。毎年楽しみにしていた大谷先生のブログが消えているようなんですが...? 訂正、ありました! :)

【2026.3.31 記事の御紹介】

薄くて曲がる「ペロブスカイト太陽電池」は、再エネ社会の“切り札”になるか。 *Perovskite
 積水化学が見据える実用化
  (2026年3月31日 HuffPost News)
フィルム型ペロブスカイト太陽電池「SOLAFIL」事業開始のお知らせ *Perovskite
  (2026年3月27日 積水化学工業株式会社 プレスリリース)

 実際にサンプル購入できないかを広報通じて問い合わせた強者がいて、「現段階で
は将来展開を検討しているフェーズとなるため」「誠に心苦しいのですが、新規ご相談
をお受け致し兼ねます」「現時点ではお約束でき兼ねるため」等々、それはそれは至
極丁寧にお断りされたそうです。当たり前。

 私の予想では、この先 5 年経っても一般販売はされないと想像します。だって、
術としてまだ完成してないですもの
。特に耐久性。当分の間は、国の補助金もしくは
地方公共団体の投資 (税金ですね) がなければ立ち行かないと思われ。
福岡ドームの屋根にペロブスカイト太陽電池 30年度めど *Perovskite
  (2024年9月27日 日本経済新聞)

太陽光発電設備に係る防火安全対策の指導基準について *PV
  (2014年7月14日 東京消防庁)

 そもそも論で言いますと、可燃物である樹脂フィルムを福岡ドームに貼り付けますと
言ってみたり、試験製造を始めてたかだか 2〜3 年しか経過していないのに「10 年の
屋外耐久性があります」言ってみたり。

 太陽電池の寿命の定義すら良く分かっていない人達が開発の中心で旗を振り、なお
かつ、こうした実情を知らない人が社長職について (耳障りの良い報告だけを鵜呑み
にして) 事業計画に当たるわけですから、悪気は無いにせよ、多くの齟齬が生じるの
はやむを得ないと思います。

 ですが逆の見方をすれば、一例ですが、イーロン・マスクが宇宙事業(SpaceX)で成
功した大きな理由の一つは、彼が「宇宙産業の生え抜きの専門家ではなかったから
という話もあります。

 このような指摘は、会社経営に携わる関係者の間でもしばしば議論される重要な視
点なので、取り敢えず積水の行く末を生温かく見守りたいと思います。

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 ネットで散見される情報をベースに、積水化学工業のペロブスカイト太陽電池事業
計画と現状課題を AI で要約しますと以下の通り:

1. 概要
  本資料は、2025年7月株主総会において示されたペロブスカイト太陽電池事業
  計画と、現時点での進捗との齟齬および課題を整理したものである。

2. 株主総会での事業計画
 ・2025年度末:1m 幅 R2R 製造ライン確立、限定販売開始
 ・2027年頃:本格量産
 ・2030年:1GW 規模、シリコン並コスト
 ・ターゲット市場:BIPV、軽量用途、低照度用途

3. 現時点での齟齬・課題
 (1)量産スケール:歩留まり・均一性の課題により量産時期が不透明
 (2)コスト:封止材、HTM、電極コストが高く低減シナリオが不明確
 (3)耐久性:長期信頼性データ不足、保証設計未成熟
 (4)市場:BIPV 市場立上遅れ、認証・採用障壁
 (5)サプライチェーン:PFAS 問題、鉛規制対応、材料調達不安

4. 構造課題
  研究開発成果と産業化の間にギャップが存在し、特にモジュール信頼性・コスト・
  量産技術がボトルネックとなっている。

5. 今後の重要ポイント
 ・2025〜2026:R2R 歩留まり確立
 ・2027:量産成否の分岐点
 ・2030:シリコン競争 or ニッチ市場特化

6. 結論
 最大の課題は量産化とコストで、これらが解決されない場合、当初計画との乖離が
 拡大する可能性が高い。

 「1GW 規模、シリコン並コスト」って、あり得ない。K様、資料提供ありがとうございました。

【2026.3.31 記事の御紹介】

浜岡原発データ捏造の罪、東京電力・福島第一の教訓は *Nuclear
  全く生かされず、再稼働急ぐ中部電力が犯した「地震想定」不正
  (2026年4月10日 JPpress)

 (浜岡原発は、足元の浅い場所にプレート境界が走るという、「いくらなんでも
ここに原発を建てるのは避けるべきだった」と言いたくなるような場所に立地して
いる)
おいおいっ!

浜岡原発データ不正操作は108件以上 *Nuclear
  社内で問題視する声もあったが長年継続 中部電力が原子力規制委に報告書
  (2026年3月31日 静岡朝日テレビ)

浜岡原発データ不正は12年から 事例100超、社内指摘も改めず *Nuclear
  (2026年3月31日 共同通信)

 原発の不正問題はどこかにまとめサイトがあったと思いますが、本件に限らず
氷山の一角に過ぎないので特に驚きはありません。

 酷い例だと、圧力隔壁にひび割れがあったにも関わらず、検査時に板で囲って
工事中を装ったのもあったはずです。

 むしろ今まで誰も指摘しないので不思議なのが、全長 1.6 km に及ぶ防波壁の
薄さ。高さこそ 22m(→28m に拡張予定)と、東日本大震災級の津波が来ても大
丈夫とか試算しているようですが、厚さはたったの 2 m です。
 上の写真は東日本大震災において、ほぼ 8 割方倒壊した岩手県釜石市の「釜石
港湾口防波堤
」、ギネス記録にも認定された世界最大の防波堤です。

 建設に 31 年の歳月と 1200 億円を注ぎ込んで作った、水深 63メートルで水面に
出ている頭頂部の幅は 23 m にも及ぶ巨大な建造物でした。→津波で粉々に

 万里の長城じゃあるまいし、高ささえクリヤすれば津波の被害が防げる?設計な
んて、冗談が過ぎますよね。

 日本はいずれ将来、間違い無く、福島級の原発事故を繰り返すと思います。

【2026.3.17 記事の御紹介】

第65回生徒理科研究発表会に科学研究会が参加しました *DSC
  (2026年2月24日 国士舘高等学校/お知らせ)

「色素用いた太陽電池」科学研究会が発表、都内私立中高イベントで…国士舘 *DSC
  (2026年3月27日 読売新聞オンライン)

 記事掲載おめでとうございます!(HP引用ありがとうございました)

【2026.3.24 卒業式】

 またしても内輪ネタです、済みません。御卒業おめでとうございます!

【2026.3.17 記事の御紹介】

色素増感太陽電池など活用…九大がウエアラブル端末、行動記録で提案 *DSC
  (2026年3月17日 ニュースイッチ)

九州大、職場行動を長期記録できる名札を開発 室内光と動きで充電不要 *DSC
  (2026年3月13日 Optronics ONLINE)

充電いらずで職場の行動を記録する名札を開発 *DSC
  (2026年3月6日 九州大学)

M. Arita, Y. Nakamura, S. Ishida, Y. Arakawa
"ZEL+: Wearable net-zero-energy lifelogging using heterogeneous energy harvesters
for sustainable context sensing"
(ZEL+:持続可能なコンテキストセンシングのための異種エネルギー
(ハーベスターを使用したウェアラブルなネットゼロエネルギーライフログ)
Pervasive and Mobile Computing, 117, 1020159 (2026).
https://doi.org/10.1016/j.pmcj.2026.102180

 肝心の色素増感太陽電池セルですが、文献から「Peak power: 252 μW、Size: 97 ×
57 mm、Weight: 20.0 g」しか分かりませんでした。

 最近はあまり見掛けない比較的古いデザインの並列セルですが、恐らく銀と思しき
集電線が入っているので、それなりに経験のある人が作ったと思われます。どこかで
見たことある気がするのですが... 昔々の Fujikura とか...?


 御紹介遅くなり申し訳ありませんでした。

【2026.3.20 記事の御紹介】

新型太陽電池 県産で 「特定事業者」の導入が鍵 *Perovskite
  (2026年3月20日 沖縄タイムス)

 取りこぼし記事です、ノーコメント。AK様ありがとうございました。

【2026.3.21 続・東日本大震災から15年】

 最近になって本ホームページの新たな訪問者が増えたようなので、再掲します。

 何のこっちゃ?思われるかもしれませんが、震災時は電気・ガス・水道、ほとんど全
ての生活基盤が止まる中で、特に (地方民に必須!) ガソリンと灯油の入手が非常
に困りました。

 なぜなら、知っての通り、陸路の高速道路は至る所が破断・陥没しており、海沿いの
沿岸部は津波で破壊されつくし、燃料を積んだ大型船が接岸出来なかったからです。

 という困難な中にあって、出光だけは危険を承知で小型船を出してタンクローリーに
積み替え、
(訂正) 日本海側から船を寄せて陸路で東北地方にあまねくガソリンを供
給してくれました。

 ところで下の映画、多分に美化されている側面があるとは言え、基本的には実際に
起きた話を元にした実話です。出光の生業を、ありのまま 2h24m に凝縮しています。
Amazon Prime Video で \400 也。

【2017.4.21 機内映画感想メモ】

・Fueld (燃料補給): The Man They Called “Pirate”
 海賊と呼ばれた男 (2016) ◎ 予告編

 猛烈に感動した。映画の出来はともかく、本映画を通じて知
り得た出光興産の生業に感動した。
 

 思い返せば 3.11 の震災時に、真っ先にタンクに水を入れて配給してくれたのは
自衛隊だったし、厳しい寒さの中、食料よりも何よりも手に入れたかったガソリンと
灯油をせっせと運んでくれたのは出光のタンクローリーでした。

 陸路が絶たれたので、自前の船から直接ローリーに積み替えてガソリン供給を
してくれた姿は宮城県民なら皆、目にしていると思います。今になって出光の社員
が何を思って働いてくれたのかを理解することができました。改めて心から感謝申
し上げます。
    

 ちなみにうちの近所のヘタレなJX(ENEOS)がスタンドを再開したのは、あらかた
大きなトラブルが解決した半年も先の話でした。


 “Japan and Iran are independent nations. Britain has no rights whatsoever to
interfere in our trade."
続きは映画で。 *Idemitsu (Wiki) *日章丸事件 (Wiki)
イランとの直接取引で世界で初めて石油製品を輸入した「日章丸事件」 (出光・社史(沿革))

ホルムズ海峡で日本船の通過「認める用意」 イラン外相が明かす *Fuel
  (2026年3月21日 毎日新聞)

 話変わって昨日の上の記事。イランがホルムズ海峡を通航する日本関連の船舶
に対し、制限や攻撃を行わない(航行を認める)用意がある意向を示したのも、こう
した過去の経緯、即ち出光の貢献が少なからず影響しているものと思われます。

 久しぶりに映画を見直しました。

【2026.3.11 東日本大震災から15年】

“核のごみ”受け入れる?白羽の矢が立った地元村議 *Nuclear
  「多分、小笠原でしかできない」「原子力行政の反対意見を持つ方と歩み寄るのは難しい
  (2026年3月20日 ABEMA TIMES)

 今月、遂に国は原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けて
東京都小笠原村の南鳥島での「文献調査」実施を申し入れました。

 設備の廃棄処理まで含めると決して発電コストは安くなく、そもそも原発1基当たり
毎年 5 万トンも排出される放射性廃棄物を始末する技術も場所もないまま稼働を続
ける日本の原子力発電。

 我々、安価な (?) 電気を享受するのと引き換えに、とんでもない負の遺産を将来
世代に積み残しています。

 個人的にはできるだけ使用を最小限に止め、最後のオプションとするべきと考えま
すが (消極的容認派です) 、これ以上稼働を続けたいのであれば、腹をくくって最終
処分場を決めるべきでしょう。国内なのか、国外なのか、はたまた海の底なのか分か
りませんが。

 もはや、過去 10 万年以上一度も大規模地震が起きていないフィンランド等を例に
挙げて「地層処分が世界のトレンドです」といった嘘や誤魔化しは聞き飽きました。

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[仙台市六郷中学校 2011/4/15]
[宮城県石巻高等学校 2011/5/2]
 私が手にしているのはアイシンが緊急に 100 個作製して下さった色素増感太陽電
池パネルと LED ライトを組み合わせたデバイスです。震災が少し落ち着いた 4/15 と
5/2 に仙台市六郷中学校、宮城県石巻高等学校の避難所 2 ヶ所でこれを配りました。

 上の写真で現地の様子が窺えると思いますが、言葉を絶する光景が東北地方の太
平洋沿岸、数百キロメートルに渡って、ひたすら続きます。

 配布先の下見と調査、デバイスの動作確認などで 5〜6 回足を運んだのですが、凄
惨な状況を見聞きするにつけ、その後数年は時折記憶がフラッシュバックして涙が止
まらなくなる等、軽い PTSD を煩いました。
 上は時間が大分経過した今だからこそ、少しずつ出始めてきた当時の映像と写真で
す。

 心からお悔やみ申し上げます。そして、自衛隊の皆様、本当にありがとうございました。

【2026.3.18 G-Light 社の御紹介】

 
G-Lyte Dye-Sensitized Solar Cells, Durable, Low-Light, Eco-Friendly Power for IoT, Sensors
  (G-Lyte色素増感太陽電池:耐久性、低照度対応、環境に優しいIoT・センサー向け電源) *DSC
  (2025年 YouTube 動画)

 本ホームページで初めて取り上げますが、G-Lyte (France) という会社があります。
フランスで立ち上げたベンチャー企業で色素増感太陽電池の販売を行っており、製造
は台湾の協力を得ています。

 昨年 1 月には米ラスベガスで開催される世界最大級のテック見本市 CES にも出展
しており、関連の YouTube 動画もいくつか上がっています。

 しかしながら今週からリンクが切れています。一時的な通信トラブルなのか、会社経
営に困難を来したせいなのかは不明。

 ベンチャー企業あるある?

【2026.3.16 瀬川研追いコン】

 完全内輪ネタです、済みません。

【2026.3.11 記事の御紹介】

ポケモンが「本物の博士」を正社員募集!?「これが、リアル・オーキド博士 *Pokemon
  の年収か…」「大学教員より良い」SNSの理系界隈が沸く
  (2026年3月11日付 LASISA)

ポケモン社、博士号取得者を募集 毎年100万円の「博士手当」支給 理工系・農学系 *Pokemon
  (2026年3月11日付 ITmedia)

 「大学教員より良い待遇ではないか」その通り!

 「博士号」「日英の語学力」までは合ってる。博士手当100万円、、、ソワソワ

【2026.3.11 瀬川先生最終講義】

 ひとまず、大変お疲れ様でした。

【2026.3.10 教養教育高度化機構(KOMEX)シンポジウム】

 人には「奮って御参加下さい」呼び掛けておきながら、自分的にはお付き合い&人
数水増し要員のつもりで参加していた教養教育高度化機構 (KOMEX) シンポジウム。

 とりわけ東大卒の政治家に限ってロクな人材がいないように、環境科学の教授も、、、
個人名は止めておきますが (YouTube で竹田氏やひろゆきに論破されている、あの
先生です) 地球温暖化説を妄信する「CO2 減らしましょう」教祖が、つまらない講釈を
たれていたですが、パネルディスカッションで流れが変わりました

 一人は沖大幹先生、「気候変動説」を核抑止に代わる新しい「脅し」だと主張。

 行動変容を促し、経済活動を抑制しないと、やがて地球がとてつもない災害に見舞
われて破滅するぞ、という欧州の策略を穏やかに、明快に説明。続いて質疑の時間
に声を上げたのが松井英生先生。

 現役の通産省官僚時代、京都議定書の設立にも深く関与された方ですが、会議の
場で欧州が当時 GDP 世界 2 位の日本の勢いをそぎ落とそうと新しいルールを押しつ
けてきたのを見て「即座に嫌な空気 (悪意?) を感じ取った」という経験を披露されま
した。

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 それでもなお、人間の活動で CO2 が増えると地球に大変なことが起きるんじゃない
か?と不安な方は、以下の動画を御覧下さい。

【脱炭素問題】竹田恒泰が温暖化問題に疑問を呈する *脱酸素ではなく脱炭素です
  (2026年2月4日付 YouTube ショート動画)

【竹田恒泰】5兆円をかけた温暖化対策について一石を投じる
  (2026年3月4日付 YouTube ショート動画)

【竹田恒泰】原発ゼロは実現する??「日本技術で余裕です」
  (2026年4月11日付 YouTube ショート動画)

【竹田恒泰】温暖化は人間のせい??「世界的にデータ出てる」
  (2026年5月1日付 YouTube ショート動画)
第二部−1− 地球の歴史
  (2026年3月4日付 山賀 進のWeb site)

 恐竜が元気に活躍していた太古の昔、地球の CO2 濃度は今 (400ppm) より数倍
〜数十倍も高かったんですから。この間、一貫して CO2 は減り続けています。
*出典は「Tajika and Matsui 1992 岩波講座地球惑星科学13 1998」から。国立環境研究所にも引用ありますね。


 東京大学、見直したぞ!

【2026.3.3 お引っ越し】


 瀬川先生御定年を迎えるに伴い、居室や実験室など 4 月から引っ越すことになる
移転先を下見に行きました。キャンパスマップを北を上にして見ますと、一番下に位
置する通称「56号館」の 5 階です。

 席次表を決めるに当たって「どこにしますか?」聞かれて「別にどこでもいいですよ」
「ん〜、自分は窓際かな?」答えたら、本当に私一人だけが窓際になりそうです。(苦笑)

 結構いいかも。

【2026.3.5 講演会のお知らせ】

最終講義の御案内 瀬川 浩司 教授(広域科学専攻広域システム科学系) 
 演題:光エネルギー変換の学理と技術 
 日時:2026年3月11日(水)15:00〜17:00
 場所:会場:駒場1キャンパス 18号館ホール&オンライン(zoom) map 
  (会場の収容人数に限りがありますので必ず参加申し込みをお願いします)

 いよいよ、締め切りは今日 (3/5) です。

【2026.3.3 記事の御紹介】

Pokémon turns 30 ― how the fictional pocket monsters shaped science *Pokemon
  ポケモンが30歳を迎える−−架空のポケットモンスターが科学をどう形作ったか
  (2026年3月2日付 nature)

 科学論文の最高峰の一角を占める、あの! Nature 誌から。記事を読みましたが、
特に新しい発見があるでもなく、こじつけ感は拭えません。

 強いて共通点を挙げるなら、ポケモンも科学も、出発点は「好奇心から」だと思いま
す。

 Nature 誌がポケモン人気を利用して注目を集める手法は、先日の私のプレゼンと
一緒です。ha ha

 「現在、フランチャイズのポケモンには1,025匹のポケモンがおり」>私のコレクションは現在 934 匹です (未発表があるため)。

【2026.3.3 講演会のお知らせ】

環境とエネルギーの相克と相溶 − 2050年に向けての展望」 *Perovskite
  (2026年3月9日付 教養教育高度化機構(KOMEX)シンポジウム)

 直前のアナウンスで申し訳ございません。参加費無料ですが、参加申込フォーム
ら登録が必要となっています。

 瀬川先生の御発表時間は 16:00〜17:00。学内に限らず、御興味のある方はどなた
でも聴講できます。

 オンライン聴講もありますので、奮って御参加下さい。

【2026.3.2 記事の御紹介】

ガラス型ペロブスカイト太陽電池をパナソニックHD 技術部門 *Perovskite
  「西門真新棟」の窓部へ実装、長期実証実験を開始
  (2026年3月2日付 Panasonic / ニュース)

 その昔、SONY が「Hana-Akari」で実現したコンセプトを思い起こされますが、事業の
方向性としては「アリ」だと思います。

 先週のコスタリカの会議で実データを示して議論させてもらいましたが、最悪なのは
コストが圧倒的に高く寿命も短いフィルム型ペロブスカイト太陽電池を用いて roof top
に設置しようとする試み。

 軽量フレキシブルなフィルム型シリコン太陽電池と比較して、価格競争力がありませ
ん。

 逆に今回の Panasonic のように建材一体型 (垂直設置) で、意匠性を高めて、敢え
て付加価値を押し出す (→高く売る) というのは、繰り返しになりますが、既存技術と
差別化する意味で「アリ」だと思います。

 写真を公式HPから Download 出来るのは有り難いです。

【2026.2.27 ICEMCR2026 Day3】

 いよいよ最終日。現地に来てからプログラムを見て気付いたのですが、私の講演ス
ロットはまさしく本会議のトリを務める最後の登壇者でした。冗談でしょ?
 出だしの掴みは Pokemon ネタで笑いを取り、最近のトピクスとして中国のスパイ気
球(+太陽電池!)を取り上げ、現地スペイン語訳による YouTube ネタを披露する等、
最後まで 4〜5 回は笑いを取れたと思います。

 自分で言うのも何ですが、私の発表、伝統芸能並みに洗練されていると思います (自画自賛)。

【2026.2.26 ICEMCR2026 Day2】

 眠い眠いねむい... 歳ですな。カフェイン・タブレットをひたすら摂取して耐えています。

 Anders が発表の中で「Energy security vs Academic」というタイトルで、間接的に中
国の脅威にどう対処すべきかを議論してたのが印象的でした (はっきりと「中国」と言
い切っておりました)。

 ネットで見る情報以上に、欧州では対中国姿勢が現れているんだと思います。

 写真は 10 月の入学式にて、今では学生 5 万人を擁するウプサラ大学の総長です。よく見たら昔、こんなイベントがあったのですね。

【2026.2.25 ICEMCR2026 Day1】

International Conference on Energy Materials, Costarica *Perovskite, DSC
  (エネルギー材料に関する国際会議、コスタリカ)
  (2026年2月25-28日付 Jaco, Costa Rica)

 結論から申しますと、成田空港その場でスマホから ESTA 申請を行い、約 1 時間後に無事許可 Approved が降りました。明らかに対日本向けの特別待遇です。またしても?要らぬ経験値を積み上げてしまいました。

 ところでコスタリカ、よく調べないでとりあえず「行きます!」手を挙げたのですが、外務省が出している渡航危険情報はレベル 1 。いいんでしょうか、ここで?

 ESTA が間に合って、頭がハイになっています。時差ぼけが辛い... 写真はFBをどうぞ。

【2026.2.24 移動日】

 コスタリカ、と言えば映画ジュラシックパークのロケ地になったことくらいしか頭に浮かばないのですが、とある国際会議にお招き頂いたので今から出かけます。人生初の中南米。

、、、のはずだったのが、いきなり成田空港で躓いております。受付で搭乗券を発券してもらう段になって、「ESTA の取得はお済みでしょうか?」言われて、目が点になる私。

 旅程は確かにアメリカのヒューストン空港乗り継ぎですが、AI 情報によりますと「アメリカで国際便を乗り継ぐ(トランジット)場合、たとえ空港から出ない場合でもESTA(エスタ)の事前申請・取得は必須です」

加えて「申請時期は、出発の72時間前までには完了させること」。やられた...

 フライトは例によって最安の United Airline を選んだのですが、ここまで事前情報無し。予定変更不可・キャンセル払い戻し不可です。

 どうする>私?

【2026.2.23 Google Notebook LM の御紹介】

 時流の AI 技術を活用して、私と中崎先生のHP約 15 年分を素材に Google
Notebook LM で整理したところ、上のようなスライドが出来上がったとのこと。実際
には 20 page ほどあるのですが、さわりの部分だけ御紹介致します。

 スライド 4 枚目、大阪・関西万博の画像で「白化」の部分は1ヶ所確認しただけなの
で、明らかにネガティブなミスリードですが、全体的に伝えたいメッセージは集約され
ていると思います。てゆうか、おまえは誰だ?(苦笑)

 実はこれ、上のような別バージョンもありまして、、、。

 峯元先生、このスライドを元に私が解説するという形で動画にする案、如何でしょう
か? AI、本当に凄いです (めちゃめちゃ笑いました)。

 A様、ネタ提供ありがとうございました。

【2026.2.20 YouTube動画の御紹介】

ペロブスカイト太陽電池中のキャパシタンスの発生原因【S28-06】 *Perovskite
  (2026年2月20日付 YouTube)

 最終回、取り消し。恐らくまだあと 1〜2 回あるかもです (済みません)。

 今回は格子のミスマッチとキャパシタンスの発生について解説します。シミュレーシ
ョンを得意とする理論屋さんとか、想像を働かせることは大切ですが、リアリティーを
無視して適当な概念図を描くのは危険を伴いますし、誤った結論を導きやすいです。

 即ち、イオンないし原子には決まった固有の大きさがあって、異なる結晶構造の中
でも大きく変わることはありません (程度問題ですが)。より分かりやすい言い方をす
れば、原子が伸び縮みなどしないという意味です。

 この観点から言いますと、原子座標を元に結晶を実サイズの Space Filling で作図し
ますと、各原子は驚くほど正確に最密充填で、隙間無く隣り合った結晶が描けます。

 経験上、これまで何十種類もの異なる組成の結晶構造を専用のソフトを用いて描い
たことがありますが、原子と原子の間に隙間があったり、あるいは丸い原子の球同士
が部分的に重なってめり込むような結晶は見たことがありません。

 逆に言えば、計算の末に原子間に隙間の出来た結晶の絵が最後に出てきた場合
は、入力した数値 (原子座標やイオン半径、格子定数、空間群など) のいずれかが
間違っていると判断できます。それくらい、結晶構造解析・結晶化学 Crystallography
とは厳密で、誤魔化しの効かない世界です。

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 余談ですが、初めて Tetragonal の CH3NH3PbI3 ペロブスカイト結晶を作図した時、
ヨウ素原子間に隙間ができて非常に不思議に思いました。結果、Wikipedia に記載さ
れているヨウ素のイオン半径が間違っていることに気付きました。*今は修正されています

 一方、当時の日本語版の Wikipedia には正しい値が記載されていたのですが、今
確認したら、詳細な記述が無くなっていました。 *6 配位で 約 220pm(2.20Å)206pm(2.06Å)です
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 という長い前置きで、今更ですが、絶対にあり得ないのが上の作図。欧州で広く普
及してきたイオンマイグレーション教を信奉する人が今でも時折引き合いに出してい
ますが、周期律表の中でもほぼ最大級のイオン半径を持つヨウ素イオンが自由に動
き回る空間など、もともと存在しません。(続く)

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先週の動画について:

 後半、これまでほぼライフワークの一つとして取り上げてきたキャパシタンスと対を
なすインダクタンスについて解説しています。交流インピーダンス測定でも間接的に
示唆されていましたが、恐らくほとんどの逆構造型ペロブスカイト太陽電池には、理
論上、大なり小なりインダクタンスが存在します。

 ということは、磁場を与えれば発電特性が変わるはず?です。ペロブスカイト太陽
電池の下にホール素子を置いて、発電挙動をオシロスコープでモニターすれば、磁
場の変化に基づく電流応答を観測できるのではないか、などと妄想は尽きないので
すが、残念ながら時間切れです。これ以上の追求は出来ません。本当に残念です

 ちなみに私が知る限り、I-V ヒステリシスが逆転する理由をきちんと等価回路で再
現して見せた研究は、これが世界で初めてだと思います。

Simulation of current-voltage curves for inverted planar structure *Perovskite
  perovskite solar cells using equivalent circuit model with inductance
  (インダクタンスを含む等価回路モデルを用いた逆平面構造ペロブスカイト
   太陽電池の電流電圧曲線のシミュレーション)
  L. Cojocaru, S. Uchida, P.V.V. Jayaweera, S. Kaneko, Y. Toyoshima, J. Nakazaki, T. Kubo and H. Segawa
  (2017年1月13日付 Applied Physics Express, 10, 025701, 2017) DOI: 10.7567/APEX.10.025701

 自説に今一つ自信が持てなかった当時、ディスカッションを頂いた豊島安健先生
@AIST に改めて感謝申し上げます。

 一週間が早すぎる。

【2026.2.19 YouTube動画の御紹介】

Satochi Uchida - The differential Spectral Responsivity (DSR) technology for evaluation of OPV *Perovskite
  (2014年10月6日付 YouTube)

 YouTube 動画を見ていたら、偶然見つけました。2014 年に Barcelona, Spain で開
催された ISOS-7 国際会議で披露した私の講演で、直訳すると「OPV 評価のための
差分スペクトル応答 (DSR) 技術」。

 ここで言う OPV は有機系太陽電池全般を意味し、内容はいわゆる絶対分光感度法
(DSR) を紹介したものです。即ち、太陽電池などの光電変換素子の分光感度 (波長ご
との光を電気に換える能力) を光照射強度を変えながら繰り返し測定し、これにより
スペクトルミスマッチを最小化し、外部基準なしに効率を校正する手法です。

 元々はドイツで考案された技術で、日本のコニカミノルタが一般向けの評価装置を開
発、私が実際に色素増感太陽電池を提供して、その結果を持って国際会議で御紹介
したという流れです。

 太陽光発電の主役である結晶シリコンの場合は (一次・二次) 基準太陽電池が存在
し、これにより計測に伴う不確定さ uncertainty を正確に見積もることができるのです
が、ペロブスカイト太陽電池の場合は「基準ペロブスカイト太陽電池」というものが存在
しない
ため、このような手法を用いれば正確な変換効率を求められるという話。

 JEITA を中心に IEC/TC113 の場で、今となってようやく! 11 年振りにこの DSR 法
が議論されるようになったのですが、既に既成事実となった MPPT 測定と一緒で、最
初に報告した人の話なんか誰も覚えていないですよね。 ha ha

 懐かしいね。てか、この時点ではまだ英語が下手すぎ。

【2026.2.18 論文の御紹介】

   

Face-to-face all-perovskite tandem solar cells *Perovskite
  using organic recombination layers
  (有機再結合層を用いた対面型オールペロブスカイトタンデム太陽電池)
  K. Ito , K. Tada, F. Awai, R. Ishikawa, S. Uchida, H. Segawa
  (2026年2月17日付 Chemistry Letters (2026)) DOI: 10.1093/chemle/upag030

 手前味噌の論文紹介です。今年 1 報目は Chem. Lett. から。この時期、急いで
査読頂いた審査員、並びに編集に当たられた先生方に感謝申し上げます。


 図が汚くて申し訳ありません。ライセンスが切れました>Photoshop

【2026.2.16 もう無理】

 「潮時」と言えば、この時期毎年来るのが各種学会の年会費。一つずつはそれほど
不条理とは思いませんが、日本化学会・電気化学会・・・ 積み重なると 6〜7 万円と
結構な負担になります。

 もう、辞めどきですかね。この先、ペロブスカイトで電気化学会にお世話になる機会
があるとも思えませんし。MRS はしばらく前に 1 年の猶予期間を過ぎて、会員資格
を失いました。現地からの詳細レポートをここで挙げる機会はもうありません。HOPV
、、、さようなら。

 今年は ECS で栄えある 250 周年記念の学会があるのですが、旅費の工面が出
来ず、お誘いを辞退させて頂きました。申し訳ございません。

 もっと深刻 (?) なのは、Adobe Photoshop。ある時期から Creative Cloud と称する
不要なソフト群を束ねて毎年更新のサブスクリプションになったわけですが、嫌な予
感は現実となりました。昨年生協価格で 3.6 万円/年だったものが、いきなり 5 万円
に跳ね上がりました。

 こっちも、もう無理。辞めどきですね。しばらく写真無しのHPにするかな...

 トホホ。

【2026.2.13 YouTube動画の御紹介】

ペロブスカイト太陽電池のキャパシタンスの実測【S28-05】 *Perovskite
  (2026年2月13日付 YouTube)

 あっという間のほぼ最終回?

 2016 年初頭には交流インピーダンス測定によりミリファラッド (mF) 級のキャパシ
タンスの存在が示唆されていましたが (厳密には面積の記述が無い・見当たらない
のでよく分からない)、測定周波数次第で値が変化することもあってか、数値の解釈
にまで踏み込んだ議論はありませんでした。

 今回は直流式の改良型蓄電容量評価装置 (Capacitor Analyzer VK-CA-1000,
SPD Lab. Inc.) を新たに用いて、ペロブスカイト太陽電池と言うよりはむしろ光キャ
パシタ
としての可能性を示唆する実測例を動画でお見せしています。

 ですが、残念なことにこの先はもう学生がいないので、このテーマで研究を続け
ることができません。そろそろ、潮時ですね>私。

 本装置、単にキャパシタンスの値を測ってくれるだけなのですが、理屈では各種
デバイスの劣化診断にも使えるはずです。特にペロブスカイト太陽電池など、最終
的に構造破壊に至るようなデバイスでは界面剥離などが起きがちで、この場合キャ
パシタンスは物理ギャップが広がることによって値が低下するはずと予測しています。

 一部、未公表データのためスライドにぼかしが多くて済みません。

【2026.2.10 来客にて】

 Dr. Amy Neild さん、Newcastle University@UK から。

 Welcome to Tokyo!

【2026.2.4 記事の御紹介】

庄内から致道館と酒田東参加 東北6県の高校生研究発表 酒田 SSH指定17校学び合う *DSC
  (2026年2月4日付 荘内日報社)

 報道は新潟の新聞社ですが、成果発表は仙台から。
・「仙台第一高校は「色素増感太陽電池の利用に適した色素の発見」のテーマで発表した。」
・「生徒たちは色素が光を吸収して発電する色素増感太陽電池に着目。」
・「ホウレンソウ、ビーツ、タマネギの皮、トマトの4種から抽出した色素溶液を使い(後略)」

 御紹介遅れて申し訳ありませんでした。

【2026.2.7 ZAO】

 瀬川研的には恐らく最後の学生になるでしょうか? 卒業を控えたこの時期、蔵王
温泉スキー場に行きました。最高です。もう、「満足」以外の言葉がありません。


 あれっ、よく見たら宮坂研も一緒!? (苦笑)  蔵王と言えば伝説の御勇士姿 (2013)、AI リファイン版です...

【2026.2.6 YouTube動画の御紹介】

ペロブスカイト太陽電池のキャパシタンスの存在場所の確認【S28-04】 *Perovskite
  (2026年1月9日付 YouTube)

 前回はペロブスカイト太陽電池デバイス内に「キャパシタンスが存在する」まで解説
しましたが、今回はそれが「どこにあるのか?」を説明します。と思ったら、あっという
間の 8:46 でした。

 前回の動画が飛び抜けてアクセス多いのはなぜなんでしょう?

 続く。

【2026.2.5 邂逅】

 修士学生の卒業発表会にて。本郷キャンパスをうろうろしていたら、「内田先生!」
突然呼び止められて、驚きました。

 瀬川研OGの、、、名前は伏せますが、こう見えて現役の経産省キャリア官僚です。
写真はOKということなので御紹介致します。
*J太郎日記にも転載希望だそうです。 :)

 母子共にお元気そうで何よりです。いいね、本当に良いですね!

【2026.2.3 (必見)記事の御紹介】

<駒場をあとに> 桜と銀杏 *DSC, Perovskite
  (2026年2月3日付 東京大学/教養学部報)

 「令和 7 年度退職教員の紹介」はこちら

【2026.1.31 YouTube動画の御紹介】

ペロブスカイト太陽電池のヒステリシスの説明【S28-03】 *Perovskite
  (2026年1月31日付 YouTube)

 やばいやばい、HP更新をサボっていたら1週遅れになってしまいました。動画でも
解説していますが、何かと性能評価がしずらい不安定なペロブスカイト太陽電池の
場合、「不安定」の中身を混同して議論されているケースが、ままあります。

 時間に対して効率が下がる現象は本質的な劣化によるものですが、I-V 測定で往
路と復路が一致しないヒステリシスは(主要因が)キャパシタンスによるもので、測定
条件や方法に起因する不備ではありません。 
*厳密には、(理論上、無限に)限りなくゆっくり電圧を掃引すれば一致しますが、その間に加熱や分解などの
 別な問題が起きがちです。


 即ち、デバイスそのものが有する物理的で再現可能な特性に他なりません。よりは
っきり言えば、このような容量性の太陽電池では I-V 測定で効率を正しく測ることは
出来ません。

 太陽電池が世に出てから半世紀以上、発電特性(=エネルギー変換効率)を評価
する手段は I-V 測定と決まっており、この御作法が世界中で認知されてきたわけで
すが、それでは評価出来ない新しい太陽電池が出現したことをいち早く認識し、この
ため 2016 年に台湾で開催された IEC/TC82 の会議で我々 MPPT 測定を提案しま
した。

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 振り返って今、当初は偏見に満ち満ちて拒否反応が強かった欧米も、公的評価機
関でもこの測定方法が採用されるに至り感慨ひとしおですが、まだまだ課題は山積
しております。

 と言いますのも、同じ「MPPT」を謳うソフトや装置であっても中身はピンキリで、デキ
の悪い MPPT ソフトでは測定が安定するまでに数時間も要するケースがままありま
す。これゆえ、問題があるのはソフトの方なのに「太陽電池の性能が安定しない (→
太陽電池の出来が悪い)」など、話のすり替えが起きたりしています。

 更に状況が不味いのは、国際標準化活動の場において、太陽電池の発電特性が
安定するまで「安定化処理が必要」などど、あらぬ方向へ議論が進みつつあります。


 これ、反対が少なければ、今年度中には日豪提案による国際規格として盛り込ま
れる予定です。もしこれが実現しますと、工業的に日々大量生産されるセル性能を
測るのに、毎回数時間掛けて安定化処理をする必要があります。

 また MPPT の定義も微妙で、酷いものですと単に I-V 測定で数値が高く出た
Reverse スキャンの点だけを繋げて MPPT (最後の T は Tracking ではなく Tracing
だそうです) と主張する詐欺まがいの商品まであります。

 一方、我々 10 年来使用している PV Power Analyzer (SPD 製) では、通常 10〜
30 秒程度、長くとも数分以内に安定したトラッキングモードに入り、追尾が出来ます。

 このような差異が何によるものかも、原因をほぼ把握しており、最近では SPD vs
A社 vs B社の MPPT で、収束の度合いや迷走状態がどれだけ差があるのかを定量
的に評価したデータも出始めております。結果、驚くほど差が見られます。

 要は、同じ「山登り法 Perturb and Observe (摂動と観察)」アルゴリズムを用いたとし
ても、単にこれをプログラム化しただけでは実際のデバイス評価に資する製品にはな
らないという話。そのうちいつか、詳細を公開出来たらと思います。

 本当に歯がゆいです > NTT AE さん、早く発表して下さい。

【2026.1.16 講演会の御紹介】

International Webinar Series, “Global Connect: Ceramics & Beyond... *DSC, Perovskite
  (2026年1月16日付 10th lecture/InCerS)

 インドセラミックス協会 InCerS のお招きで、英語で 1 時間の web 講演を行いまし
た (過去形)。大好評? :)


 済みません、自分用の記録メモです。

【2026.1.29 記事の御紹介】

金価格3万円超え ドル安受け急騰 わずか4か月で1万円超上昇 *Au
  (2026年1月29日付 日テレ NEWS)

 今日は金 Au のお話。遂にグラム当たり 3 万円を越えました。そう言えば昨年末に
横浜の大桟橋で視察したペクセルのセルですが、裏から覗くと対極が金色をしていた
ことを思い出しました。

 仮にもしこれが全面 Au だとして、我々の場合 30cm 角の試作セルでは蒸着操作 1
回当たり 0.6g の金を使用しますので、1m2 では \200,000/m2 掛かる計算になります。

 少し前のニュースを参考にしますと 30cm 角のデモセルが 162 枚設置されていまし
たので、1 枚当たり \18,000×162=\2,916,000、金の使用総重量は約 97g ほどにな
ります。(ただの推定です)

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 日頃講演会では宮坂先生が「フィルム太陽電池の方がガラスより安い」主張されて
いるので、ついでに検証してみました。試算では「Perovskite/plastic」の材料コストは
\6,000/m2 とのこと。

[Perovskite/plastic]
 ちなみに積水化学の 2025年度開発目標が \275/W で、効率を η=15% と仮定す
ると、面積当たりのコストは上の試算の約 3 倍 \18,333/m2 に相当します。ですが、
到底目標には及ばない (もっと高い) と想像します。

[Perovskite/glass]
 ちなみに中国におけるガラス系ペロブスカイト太陽電池の入札価格はネットで度々
公開されており、一昨年は Top 4 社が平均約 \37/W で落札しています。

[Silicon]
 シリコン太陽電池の市場取引価格が \10〜20/W ですので、繰り返しになりますが
ガラス系ペロブスカイト太陽電池の単価がその約 2 倍、フィルム型ペロブスカイト太
陽電池に至っては、更にその(ガラス系の) 5〜10 倍というのがリアルな実情だと思
います。
 
Perovskite/plastic
Perovskite/glass
Silicon
¥/W 275(FY2025目標) 37(China) 10〜20
¥/m2 18,333(η=15%) 2,056(η=18%) 500〜1,000(η=20%)
 現状は Silicon < Perovskite/glass << Perovskite/plastic の関係(真逆ですね)。
 このような食い違いが生じる理由ですが、製造原価=販売価格でないことは確か
ですが、そもそも生産量と規模が桁違いに差があるのが大きいです。

 更に言えば、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の場合、1 枚で \5,000/m2 以上
する高価な太陽電池グレードのバリアフィルムが追加で必要になりますから(両面
なら 2 枚要ります)、ガラス型ペロブスカイト太陽電池より安くなることはありません。

 ないない、あり得ない。 :)

【2026.1.23 YouTube動画の御紹介】

ペロブスカイト太陽電池のキャパシタンスモデルの提唱【S28-02】 *Perovskite
  (2026年1月23日付 YouTube)

 話が前後しますが、先週末に第二弾が公開されました。動画はよくまとまっているの
ですが、積もる思いは語り尽くせないです。前回、「歴史的和解」について触れました
が、以下に御説明致します。
 IPEROP26 (名古屋) の 2 日目、午後一番の講演で本学会 NanoGe 創設者でもある
Juan Bisquart 教授が久しぶりに講演を行いました。題して「Insight to perovskite solar
cell hysteresis, time constants and degradation from the impedance and transient
response(インピーダンスと過渡応答からペロブスカイト太陽電池のヒステリシス、時
定数、劣化についての考察)」。

 本HPを昔から見て頂いた方なら覚えてらっしゃるかもしれませんが、ヒステリシスの
発生事由について、真っ向勝負です。先方、イオンマイグレーション説の信奉者。欧
州の覇者であります。

 対して私の方、過去には NanoGe 主催の HOPV 会議で、初日一番目の基調講演
で Bisquart 氏が発表を行ったその直ぐ後に手を挙げて、質問したことがあります。

 「I-V 測定時にイオンが動き回ると主張するそのイオンとは、一体何を指すのか?
(内田)」と問い詰めるのがお約束の、向こうにしてみれば鬱陶しい?間柄でした。
 がしかし!今回、いざ講演が始まると開口一番に「ヒステリシスはイオンの動きとは
関係が無い
」。自分の耳を疑いました。更に、次に示されたスライドには 「Regular
hysterisis is Capacitive hysterisis (通常のヒステリシスは容量性ヒステリシスである)」
とあります。

 いやいやいやいや、それ、我々が 10 年前から主張している答えですから!

 更に意外だったのは、名古屋の学会を終えて空港に移動する前に時間があるので、
我々を訪問して直近の成果を披露したいとの申し出。無論、welcom でございます。

 というわけで、瀬川研訪問 2 回目でしょうか?結局、我々サイドに異論は無くなった
ので、説明を聞くまでもなく。逆に、我々直近の取り組みである AgBiS2 (ABS) の結果
をお見せすることに相成りました。

 今までのピリついたやり取りは一体何だったのでしょうか?

【2026.1.28 コンバーテック2026】

 K藤様、ありがとうございました。

【2026.1.27 RATOミーティング】

 有機系太陽電池技術研究組合 RATO の技術委員会&GXミーティング。加盟社数
がいつの間にか 33 に増えていて、ちょっと驚き。

 途中、ボヤ騒ぎでキャンパスが大騒ぎになるも、大したこと無かった模様。

 夜の懇親会で「(あの!)内田先生ですか?」「ホームページ見てます」声を掛けられ
て、恥ずかしい思いをする。自業自得。(汗)

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樹脂製のフィルム型ペロブスカイト太陽電池について:

 言われてみれば確かにアリかも?思ったのですが、厚めのフッ素系樹脂 (ETFE,
Cytop等) を塗るなりフィルムを上に貼るなどすれば、難燃性を高めて耐火試験をクリ
ヤできるかもしれません。

 あるいは Solliance 社のように窒化ケイ素のようなセラミックスをコーティングするとか。
いずれにせよコストは相当跳ね上がりますね。やっぱり、あり得ない。

 そのうち、いつかN崎先生を御紹介したいと思います。 :)

【2026.1.24 台湾出張(epilogue)】

 「八田與一(はったよいち)」を検索すると重要指名手配犯が出てきますが、過去の
偉人を貶めるための偽名でしょうか? 写真は同姓同名で台湾に縁の深い八田與一
先生です。

 日本人でも知る人は少ないと思いますが、今から約 115 年前に東京大学を卒業し
て台湾に赴任し、治水と農業方面で多大な貢献をされました。

 ネットでは腰を下ろした銅像がハイライトされがちですが、実はその真後ろにお墓
がありまして、私が訪問した時にはお酒とお水、お花が手向けられていました。

 これ、偶然ではなく、恐らく普段から地元台湾の方々に敬愛されてきたんだと思い
ます。同じ日本人として、非常に有り難い話です。
 ちなみにまだ一度も台湾を訪れたことの無い方向けに御説明致しますが、町中の至
る所に、日本がかつて統治時代に作った建物、銀行や百貨店などがまだ残されてい
ます。中を綺麗に改装して、今も大事に使われています。

 上の写真は新竹駅で、どことなく東京駅にも似た雰囲気があります。
 また、より奥地の田舎に行きますと、田んぼの隅っこに古い郷土史館(旧公民館)が
あったりするのですが、興味で中に入りますと、当時のおかっぱ頭の女の子の白黒
写真がそのまま、愛らしい解説付きで飾られていて驚いたことがあります。

 シンガポールにも似て、吉野家・松屋・ファミリーマート・セブンイレブンなど大概のチ
ェーン店がありますし、新幹線駅には大抵モスバーガーがあるのですが、メニューの
裏には日本語が書かれています。

 誤解を恐れずに一言で表すならば、「良い方の中国」。*相性の話です :)

米国に対抗できるのも日本のおかげ、憎しみの扇動は国賊行為 *ODA
  (2026年1月25日付 Record China)

 一方、同じように (あるいはそれ以上に) 処してきた中国と韓国ですが、上の記事に
ある通り。


 そろそろ本当に縁を切っても良いのではないかと。

【2026.1.23 台湾出張 Day3】

 北へ、南へ。台灣汽電共生股份有限公司 (TCC) の取り計らいによるフロート式太陽
光発電現場の視察に行きました。

 以下に仕様と設置に伴うイロイロを列挙致します。
・総発電量 13.7MW, 台湾最大

・パネル 36,000 枚, 効率η=23%, 0.05%/年で劣化, 運用は 3 年, メーカーはセル
 も含めて台湾 (MOTEC) 製

・パネル設置のフレームはアルミ製, フロートは韓国製で専用デザイン, 材料を
 揃えて後、設置に 8 ヶ月, 年に 1 回パネル表面を清掃, 台風被害無し

・設置費用は 6 億台湾ドル(=約 30 億円), 70% を銀行から借りた, 金利は 2.5%

・付近に天敵の鷹とトンビが生息しているため、鳥糞による被害が少ない, 湖の
 水深は 13m

 正直、行くまでは「日本でも施工例、多数あるし」「だから何?(浮いてるだけでしょ)」
くらいにしか思っていなかったのですが、いざ実際に現場に足を運んで、自分の見て
肌で感じた印象はかなり感動モノでした。

 スケールの大きさといい、過酷な自然と対峙する姿といい、私の稚拙な文章では言
い表せないです。陳 (Chen) 社長、貴重な体験をさせて頂き、大変ありがとうございま
した。


 明日帰国します。

【2026.1.22 台湾出張 Day2】

 色素増感あるいはペロブスカイト太陽電池に携わる人なら、一度はお世話になった
ことがあるはずの LUMTEC さんを訪問しました。

 フラーレン系 ETM 及び Spiro-OMeTAD 系 HTM の打ち合わせ。


 清華大学出身の副社長、なかなかのイケメンです。 :)

【2026.1.21 台湾出張 Day1】

 朝 5:00 に起きて羽田から松山空港(台湾)に着き、更に新幹線で新竹市へ移動して
夕方、国立清華大学へ到着。

   着いて早々、研究の打ち合わせ。Science 的にかなり充実した議論ができました。
それはそうと、なぜ Kim さん (Dr. Kim Gyu Min) がここに? :)


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 先日の BiLight 社ですが、私がコメントした 「フィルムとそれに関わる技術協力は日
本のT社」を訂正致します (済みません、これからの参入希望予定だそうです)。

 なお、同じく日本の総合化成メーカーのソマール株式会社が既に若干の出資をして
いるとのこと。凄い目利きがいるんですね。

 また上の動画ですが、日本の有名アウトドア総合メーカーM社とタイアップされてい
るとのこと。試作品は重さが約 1 kg ですが、今後は更に軽量化したいようです。

 セル構造と作製プロセス、材料に関しても教えて頂きましたが、気になる方は直接
Wei 先生にお問い合わせ下さい(たぶん、丁寧に教えてくれるはず)。


 長い1日でした。

【2026.1.16 YouTube動画の御紹介】

ペロブスカイト太陽電池の電流-電圧特性のヒステリシス【S28-01】 *Perovskite
  (2026年1月16日付 YouTube)

 この後、ペロブスカイト太陽電池におけるキャパシタンスと I-V ヒステリシスについ
て説明が入るわけですが、実は先週の IPEROP26 国際会議にて歴史的な和解?が
ありました。

 続く。

【2026.1.15 IPEROP26 Day3】

 怒濤のフィナーレ。

【2026.1.14 IPEROP26 Day2】

 効率η=27.7% で、さりげなく世界最高記録を主張する Nam-Gyu。
 BiLight 社のデモ品ですが、会社案内によりますと、メチルアミン(MA) もしくはアンモ
ニアガスによる平滑化処理を行っていると思われます。

 いわゆる既存の中国製プラスチックフィルム型ペロブスカイト太陽電池と違って、バ
リアフィルムの上に直接成膜しているのが特徴で、このため基材は手触りがゴムに近
く、高い屈曲性があります。

 これ、なあに? :)

【2026.1.13 IPEROP26 Day1】



The Asia-Pacific International Conference on Perovskite, Organic Photovoltaics
  and Optoelectronics (IPEROP26) *Perovskite, OPV, DSC
  (ペロブスカイト、有機太陽電池、オプトエレクトロニクスに関するアジア太平洋国際会議)
  (2026年1月13-15日 名古屋大学豊田講堂)
 名古屋大学の豊田講堂にて。折に触れ「(この学会) 内田君、なぁんにもしてないで
しょ?」言われておりますが、その通り!

 話が長くなるので割愛しますが、なぜか会議のオーガナイザーに顔を連ねており
ます。

 大人の事情です。

【2026.1.13 記事の御紹介】

薄くて曲がる次世代電池に商機 首相肝いり産業に北陸の技術 金大新会社で量産へ *Perovskite
  (2026年1月13日付 北國新聞)

 御紹介遅れて申し訳ございません。

【2026.1.9 YouTube動画の御紹介】

【S28予告編】ペロブスカイト太陽電池とキャパシタンス【東大・内田聡×峯元】 *Perovskite
  (2026年1月9日付 YouTube)

 「チャン・チャン・チャン ...」年明け早々、峯元先生の太陽光発電大学チャンネル
内田先生の解説が再開されました。今回は 5 分間の予告編 (概要) です。

 前回同様、通算 2 時間近い収録を小分けにしてお送り致しますが、慣れたことも
あって、専門でない方にも分かりやすい説明が出来たのではないかと思います。

 本年再び、機会を頂きました峯元先生に深く感謝致します! :)

【2026.1.7 記事の御紹介】

BiLight、CES2026で大成功!柔軟ペロブスカイト太陽光が世界を驚かせ、 *Perovskite
  多分野パートナーとエネルギー革新の時代を開く
  (2026年1月10日付 PR Newswire)
ペロブスカイト技術の革新が業界を震撼!光翼イノベーションズ、 *Perovskite
  CES 2026 に 3 種類の破壊的製品を発表
  〜住宅・商業・アウトドアエネルギー生態系を転換
  (2026年1月7日付 共同通信 PRWIRE)

従来の太陽光発電を変革する: *Perovskite
  Lightwingのイノベーションがフレキシブルペロブスカイト技術の革命をリード
  (2025年12月28日付 中国日報)

 先日動画を御紹介した、巻き取り式のペロブスカイト太陽電池フィルムです。コンシ
ューマー・エレクトロニクス・ショー (CES, USA) にてデモセルを公開。

 BiLight 社の創設者 CEO は明確に国立清華大学 (台湾) 出の方ですが、優遇措置
があるためオフィスと工場は中国広東省の工業団地にあるようです。
QCC Code: QCNVKVG7N1

 記事にはありませんが、フィルムとそれに関わる技術協力は日本のT社であることを直接関係者から聞いております。

【2026.1.7 お大事に】

 いやいや、来なくて良いですし。全然無理されなくて結構です。と、boss もおっしゃっ
ております。


 アイコンが痛々しい。

【2026.1.5 仕事始め】

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。私の方、年末
は帰省もせずに、ダラダラと自堕落な日々を過ごしておりました。

 そう言えば一昨年、「効率で世界記録を狙います」と大口を叩いたその後ですが、グ
ループ内では自己評価でη=27%, JET 認証値でも 25% 後半が出ています(2 年前な
ら世界記録です)。

 がしかし、昨年 1 年の間にペロブスカイト太陽電池の効率は更に上がり、26% 超え
の論文が 10 報近く出され、目標は更に先へ進んでしまいました。

 今年はペロブスカイトもさることながら、引き続き AgBiS2 太陽電池の高効率化にも
注力したいと思います。こちらの目標値はη=15% です。乞う御期待!

 写真は年末の蔵王です。