不定期日記(2002)前期
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「太陽光発電技術研究開発」に係る研究開発テーマの決定について
平成14年度「革新的次世代太陽光発電システム技術研究開発」事業研究開発テーマ
テーマ名 |
概 要 |
委託予定先 |
有機薄膜太陽電池の研究開発 |
基板、電極、半導体層に有機材料を用いた有機薄膜太陽電池の研究開発 |
独立行政法人産業技術総合研究所、金沢大学、株式会社日本触媒 |
イオンゲルを用いた高性能色素太陽電池の研究開発 |
液体電解質に代えて、イオンゲルなどを用いた固体型高性能色素太陽電池の研究開発 |
大阪大学、横浜国立大学、株式会社フジクラ |
扱う溶液の液性が酸性のため、撹拌棒と熱電対の保護管はチタン製に取り替えて使います。というか、ただ今製作依頼中。
熱電対でオートクレーブの温度を測る方法は外熱式(反応容器の熱を測定)と内熱式(実際の液の温度を測定)の2種類あるのですが、先にお見せしたような内熱式の場合は容器の“漏れ(leak)”に十分注意が必要です。中の液が蒸発して無くなってしまうと空気の温度を測ることになり、温調がいつまでも温度が上がらないと判断して熱暴走してしまうから。
話は飛びますが、昨日の?日経産業新聞より1つ H
様、どうもです。
話がすっかり飛びましたが続きでオートクレーブ、分解図は下の通り。
お見せしたかったのは特殊なすり合わせ部、、、ではなくて左側の白い容器です。
一緒に注文するとエライ値段がしますので、研究所の工場に依頼してテフロンの丸棒から削りだして頂きました。予想に反して(失礼!)今までいろんな所にお願いしてきた中で一番できが良く、わざわざ掘削用に専用工具まで作製して底の部分を綺麗に丸くくり抜いてくれました(感謝)。大学が独法化したら、売り物にできると思います。
Photo 3
ああ〜。 つまんない
【NEDO 配信ニュース 2002.6.25】
テーマ公募型事業等のご紹介更新 平成14年度の総予算は実に
325 億円!
色素増感太陽電池も2件関わる「革新的次世代太陽光発電システム技術研究開発」の
11.5億円が霞んで見えます。
実用化に向けた課題とブレークスルーの条件!
「有機太陽電池の高効率化とその材料技術、開発動向」
◆講師 大阪府立大学先端科学研究所 工学博士 上原 赫
教授
◆日時 平成14年7月19日(金)10:30〜16:30
◆会場 [東京・大井町]きゅりあん 5F 第1講習室
◆聴講料 1名につき 49,980 円
お問い合わせは、、、上原先生?
KB様、情報提供ありがとうございました。
「色素増感型太陽電池 産官学で実用化研究」(6月17日付
日刊工業新聞)
岐阜県・新エネ導入研 効率高く低コスト
あぁっ、もう、水くさいなぁ>箕浦先生。「1回目の会合を 20
日に開く」って昨日じゃないですか!
K様、情報提供ありがとうございました。
この場で書くのも何ですが、今年に限ってなぜか予定が詰まっています。私が近々お出かけする会議等は以下の通り:
◆7/7(日)〜7/12(金)IMMS2002
(Jeju, Korea)
◆7/14(日)〜7/19(金)北京科技大学
(Beijing, China)
◆7/22(月)〜7/27(土)ICSTR-5
(NJ, USA)
一週間空けて
◆8/6(月)〜8/9(金)IPS-14
(Sapporo)
当初予定していたのは自分の本業?たる ICSTR-5
だけだったのですが、いろいろあって(皆様のお陰です)上記のようなスケジュールになりました。北京へは“お呼ばれ”です。この場を借りて御礼申し上げます。
さすがに 20
日も未来日記を続けるのは辛いので、影武者を立てるかもしれません。てゆうか、、、希望者います?(笑)
産・学・官交流サロン先進技術講演会(基調講演)
「水素エネルギーと地球の未来」 荒川先生の写真付き!
〜太陽光と水からクリーンエネルギー水素を造る光触媒〜
産業総合研究所 光反応制御研究センター長 荒川裕則 氏
参加費 |
無料 |
定員 |
200名(先着申込順) |
【INAP Cell 2002.6.18】
久々に(と言っても去年の
10 月のようですが)ここのページが更新されたようです。
Table 1 に INAP のセル効率が並べて示してあります。
Nanocrystalline dye 6.5%
1.6cm2 試験日1997年1月
Nanocrystalline dye(submodule)
4.7% 141.4
cm2 試験日1998年2月
K様、情報提供ありがとうございました。
「太陽光発電
2020 年には1兆円市場」(6.17
日刊工業新聞より)
太陽光発電協会のHPはこちら。
H
様、情報提供ありがとうございました。
【オートクレーブ(2) 2002.6.14】
日東高圧製で型番は
START200。撹拌式のオートクレーブを扱ったことのある方でしたら気付くと思いますが、蓋部分(上側)を押さえるネジがありません。組み立てはOリングでシールすることにより、なんとワンタッチ!それともう一つ、昨日の写真を見ていただければ分かりますが、撹拌棒を回すベルトもありません!!
泥臭い昔からある装置ですが、いつの間にかこんなに進歩していたのですね。このお陰で値段も他社製品より2割方高めのようですが、十分納得。産総研のとある部署には
500 mL 仕様があるとかないとか。
Photo 2
昨日の来客。私が学生時代の1つ後輩で、某大手商社へ就職した強者です。めちゃめちゃ懐かしいなぁ。しかも行き着いた仕事が一緒。色素電池関連でこの顔を見かけた方、いらっしゃいますか?
オートクレーブに関する問い合わせは多いです。水熱合成は一応、自分の主たる専門なので多少のウンチクはあります。最近買ったのはこれ。撹拌式で容積
200mL の規格品。
Photo 1
なかなか心穏やかに研究に打ち込むのが難しい所だ、ここは(愚痴)。半分は自分のせいだとは思いますが、、、それにしてもネ。
ちょっとばかし山の上(工学部)へ測定に行って参ります。
はぁ。うちの研究室は今日から試薬1つ、薬サジ1本買うにも理由書を添えて教授の決裁(押印)が必要になりました。購入後は更に金額が合っているか教授のチェックを通してから支払伝票を切ります。学生はもちろん、職員も。当然ですか?はは。信頼関係ゼロ。
お約束の Electrochemistry
Vol.70 No.6 JUNE 2002
出たよ!(目次の画像でゴメン)
P1 & P2。今月は「光エネルギー変換の新しい流れ」と題して論文特集号となっています。
巻頭言に「展望」としてグレッツェル先生の文章と顔写真も一緒に載っております。
もともとドクター装置は抄紙機(紙を抄く機械です)のロールを掃除するために |
8月2-3日、IPS-14プレシンポ
−The
"Cormorant" Workshop on Nanomaterials for Photo Energy
Conversion−
を岐阜大学にて開催します。
噂には聞いていたのですが、ほんとだったのですね。>箕浦先生
豪華メンバーが勢揃いです。ちなみに写真館も更新されており、ECS
の会議での様子が伺えます。
【NEDO 2002.6.7】
今日は NEDO の報告会?があるはず。
ページが見つからないぞ。
今日はこれ、産総研の橘さんから最新のものを1つ紹介。
Quantitative
Analysis of Light-Harvesting Efficiency and Electron-Transfer Yield
in Ruthenium-Dye-Sensitized Nanocrystalline TiO2 Solar
Cells
Yasuhiro Tachibana, Kohjiro Hara, Kazuhiro Sayama, and Hironori
Arakawa* Chem. Mater., ASAP Article.
ノーマルな Ru-dye/TiO2
電池において、光の吸収と電子の移動収率等を定量的に考察しています。
「ナノチューブ利用 太陽光発
電徳島大など開発」日本経済新聞 6 月 3
日(月曜日)
今日の時点でこれに関連するオンライン情報は無し。詳細を希望。
ps1. M
様、ファイルありがとうございました。
ps2. すれ違いになりましたが K 様ありがとうございました。
徳島大学とジェイジーエスの関係だけはここに出ているようです。
【37才! 2002.6.5 morning】
>♪ Happy birthday to
you !
> Happy birthday to you
!
> Happy birthday , dear
Satoshi
> Happy birthday to you !
♪
>
>昨日の不定期日記「お祭り→ウソ」は、
>本日の「真のお祭り」への伏線?と拝見しました。
違うってば。(笑)
いかん、気付くのが遅れた!
掲載日 |
職 種 |
募集チーム |
締め切り |
2002.5.13 |
ポスドク(詳細) |
光反応機構チーム |
2002.5.30 |
久々にリンク先を調べていたら(今頃?)更新されていることに気付きました。
高等学校物理教育支援
色素増感型太陽電池(岡山県教育センター)
どこかで見覚えのある説明があったりしますが、、、ご愛敬でしょう。(笑)
「無尽蔵の太陽光からつくるクリーンエネルギー」
−人工光合成ナノデバイス− 今堀博、福住俊一 現代化学
2002年6月 pp.46-50
福住研から独立された今堀先生の解説です。フェロセンーポルフィリンーC60
連鎖分子で人工光合成をしようというお話です。
icp21
って何の略でしたっけ?(謎)
The
Bases of Chemical Thermodynamics
Michael Graetzel (著)
出版されていることは分かっていたのですが、デジタル本(¥1,534)だということは知らなんだ。
最初の
25 ページ(pdf 280KB)だけ試し読みができます。www.amazon.co.jp
からでした。
33 という数字が一人歩きしている Gratzel
の試算ですが、その昔なぜかアメリカのとあるHP上で本人が解説していたことがあります。私の知る範囲、後にも先にもこれが初めて
33
について(具体的に)言及した説明だと思っています。残念ながら今は削除されてしまったのですが:
http://www.er.doe.gov/production/bes/chm/photochem/gratzel.html
(1) 色素と
I-/I3- の redox
レベルを調整することで変換効率が倍になる。(10 % → 20
%)
(2) 700 から 800 nm
あたりの色素の光吸収を調節すると光電流値が増加し30 %
に近い変換効率が得られる。
最後の結論として「色素をカクテルして波長応答特性を平滑にし、25%
付近に到達することは実現可能である」と締めくくっていました。
あまり定量的な値ではなさそうな気がしますが、如何でしょう?>
33
昨日の説明も含めて、「これは間違っている」等ありましたらぜひお教え下さい
> 皆様
今更、という話ではあるがグレッツェルセルの限界(最高効率)を検討する。FAQ
に転載
これまで幾つかの解説を見ると、エネルギー変換効率の試算の仕方は「光吸収で
26% loss して」「フィルファクターが 0.9
として」、、、式の引き算ものの議論がほとんどのようですが、シリコン系の太陽電池の理論最大効率については非常に簡単に求めることができます。即ち、太陽エネルギーのスペクトル分布において、バンドギャップ以下の波長の光を全て取り込み、エネルギーに変換すると仮定して値を求めているようです(当たり前と言えば当たり前ですが)。
ものの本によりますと物質の吸収端エネルギーと太陽エネルギー変換効率の関係というのがありまして、Si
の場合はバンドギャップ Eg=1.35 eV(919 nm に相当)で一義的に 31%
ということになります。一見して長波長まで吸収できる物質(←太陽電池)ほど有利で効率も
100%
に近づくような気もしますが、逆に電圧のロスが大きくなるため、太陽光スペクトルとの兼ね合いにより
1.4 V 前後がベストになるという話です。
この理屈が Ru dye
を用いた太陽電池にも当てはまると仮定しますと、HOMO-LUMO
間のギャップが 1.6 eV なので先ほどの図より
28.4%
が最大効率ということになります。
色素電池の電圧ロスについてですが、色素の LUMO
準位(-0.8V)と酸化チタンの伝導帯準位(CV、-0.7eV)間に 0.1 eV の落差
→
電圧損失がありますから、シリコン系のグラフより試算した値より(むしろ低い方に!)少しずれるとは思いますが、基本的には色素電池だから特に高い低いとかいう議論ではなく、単純光励起型の太陽電池では最大でも理論効率
30%
前後で頭打ちということになります。最も、これは色素を1種類しか用いないことを前提にした場合の話です。続く
構成は色素電池とそっくりながら、用途は全く逆の発光デバイスの論文紹介。
Solid-State Light-Emitting Devices
Based on the Tris-Chelated Ruthenium(II) Complex. 4. High-Efficiency
Light-Emitting Devices Based on Derivatives of the
Tris(2,2'-bipyridyl) Ruthenium(II) Complex
Hartmut Rudmann, Satoru Shimada, and Michael F. Rubner
J.
Am. Chem. Soc., 124(17), 4918-4921
(2002)
遅れてやってきた本命?フタロシアニン dye
Modified Phthalocyanines for
Efficient Near-IR Sensitization of Nanostructured TiO2
Electrode
Jianjun He, Gabor Benko Ferenc Korodi, Tomas Polivka, Reiner Lomoth,
Bjorn Akermark, Licheng Sun, Anders Hagfeldt, and Villy
Sundstrom
J.
Am. Chem. Soc., 124(17), 4922-4932
(2002)
ここの研究室ですよ、彼が修行しているのは。偉いなぁ。。。
NEDOメール配信サービスより
太陽光発電技術検討会の開催について
<開催日時>
平成14年6月7日(金) 10:00〜18:30
<開催会場>
東京都豊島区東池袋4−7−7
「かんぽヘルスプラザ東京」 4階
第一会場 はくちょう
第二会場 しらさぎ
<議題案>
1.平成13年度太陽光発電技術研究開発状況について
2.平成14年度太陽光発電技術開発について
(別添プログラム参照【PDF】)
本検討会に関する問い合わせ先
太陽・風力技術開発室 篠、横田
TEL:03-3987-9421
【特許 2002.5.17】
久々の特許情報更新。
昭57 |
昭60 |
平01 |
平05 |
平06 |
平07 |
平08 |
平09 |
平10 |
平11 |
平12 |
平13 |
平14 |
計 |
2 |
1 |
1 |
1 |
2 |
4 |
7 |
7 |
16 |
42 |
102 |
115 |
(55) |
(355) |
色素電池の耐久性に関する論文をもう1つ紹介。
Long-term stability of low-power
dye-sensitised solar cells prepared by industrial methods
Henrik Pettersson and Tadeusz Gruszecki
Solar
Energy Materials & Solar Cells, 70,
03-212 (2001)
2001 年の文献です。1.8 cm2 のセルを 5
個繋げた状態で評価。I-V に関して最長 180
日までの結果が示されています。
色素電池の耐久性に関する論文を1つ紹介。
Patterns of efficiency and
degradation in dye sensitization solar cells measured with imaging
techniques
B. Macht, M. Turrion, A. Barkschat, P. Salvador, K. Ellmer and H.
Tributsch
Solar
Energy Materials & Solar Cells, 73,
163-173 (2002)
色素電池(の実用化)には否定的な立場を取るTributsch
先生から。内容は電解液から気泡ができるとか、電解液に水の浸入が起きるといった話ですがまずまず想像の範囲内かと。測定手段が特徴的で、かなり力の入った実験だったように思われます。
今週から既に始まっているのですが、アメリカ電気化学会の国際会議
ECS
Centennial Meeting(201st Meeting) 201
回目?
フィラデルフィアにて。先生方、楽しくやっているんでしょうなぁ。
Dye
Sensitized Solar Cells
の講演は今日(時差で明日)です。
酸化チタン太陽電池「発電効率向上へ」東大、2年後7%目指す(日経産業新聞
2002.5.13)
東京大学の藤嶋昭教授らは、光触媒材料の酸化チタンを使った太陽電池で、発電効率を高める方法を考案した。
2年後、は先日の SHARP さんと一緒で
NEDO
のプロジェクトが一区切りする時期ですね。ネタ提供ありがとうございました。
監修 藤嶋昭・橋本和仁
色素増感型太陽電池と可視光応答型光触媒の最新技術
「可視光利用技術最前線」
B5版上製約200頁
本体54,000円+税
発行2002年5月31日
お申込みはFAXで 03-3951-1789
発売:技術教育出版社
御郵送の場合は〒161-0034 東京都新宿区上落合1-18-6 TEL03-3951-1799
編集担当:真勢
敢えてコメントせず... ^^;)
Solar-cell
tech turns to plastic power
今年、3月28日付けのニュースですね。詳細はよく分かりませんがバークレーチームが有機重合体のブレンドと
nanorods(セレン化カドミウム)の2つのタイプの各種組み合わせ、アリゾナ大学のチームが炭素ベースの
buckyballs
を使用。将来的には衣服の上にもペイントできるって、おいおい!
北村先生発見!(過去ネタでごめんなさい)新化学発展協会でした〜
講演日/回 |
講 演 者 |
演 題 |
H.12.07.05 (第111回) |
大阪大学大学院工学研究科 |
松本さん&北村先生発見!
「第21回光がかかわる触媒化学シンポジウム」
主催: 触媒学会「電子または光子のかかわる触媒研究会」
協賛: 日本化学会、高分子学会、電気化学協会、エネルギー・資源学会
日時: 平成14年6月5日(水)
会場: 東京工業大学・百年記念館(目黒区大岡山2−12−1)
依頼講演 「色素増感型太陽電池の最新の展開」
(Mテラメックス)松本雅光、(阪大院工)北村隆之
参加費: 一般 4,000円、学生 2,000円、当日会場で受け付けます。
懇親会: 講演会終了後行います。会費 3,000円
申込先: 〒226-8501 横浜市緑区長津田町4259
東京工業大学・生命理工学研究科・大倉一郎
(TEL 045-924-5752・FAX 045-924-5778・e-mail
iokura@bio.titech.ac.jp)
連休明けで鬱。何で子供は寝るのを嫌がるんでしょ?(←大人は逆?)
今日は死なないように、おとなしくしていよう>私
近所のスーパーのくじ引きで「カブトムシ飼育セット」が当たる。
今年、科研費(奨励
A!)が外れた分の運をここで使い果たす。
言葉を覚え始めた聡一郎を怖がらせて楽しむ。「よーちゅう〜、よーちゅう〜」。。。
分かりました!(これじゃ、自作自演になってしまうな
^^;)
特許庁のHPで「特許でわかる光触媒とその応用」というのが公開されていたんですね。
【光触媒? 2002.5.2】
オンラインで情報検索をしていると時々“掘り出し物”に会うことがあるのですが、今回は“断片情報”。これ↓
http://www.jpo.go.jp/ryutu/map/kagaku23/4/pdf/4-3-1.pdf (104KB)
前後のファイルもなく特許庁のサーバーに残っていたものですが、何の報告書だか分かりますか?
話は変わりますが今朝、ウイルスメールと一緒に送られてきた記事がこれ。ちょうど1年前の話ですね。こちらは
Mac なので全然問題ないんですが...
それでは皆様、よい黄金週間を!
少し先になりますがセミナーを紹介。 参加申し込み書 6月10日(月)フィルム化・有機太陽電池の最新技術 会社名 部署名 氏 名 氏 名 住 所 TEL FAX E-mail 申込 年 月 日
「有機太陽電池の高効率化と耐久性向上のための新材料開発技術」
日時:平成14年6月10日(月)
場所:中央大学駿河台記念館
聴講料:お一人様 49,000円
主催:技術教育出版社
お申し込みは FAX で 03-3951-1789
プログラム
1.「ここ一年で芽生えた実用化のための技術革新」
10:20〜12:00 大阪大学 柳田祥三
2.「フィルム太陽電池の可能性」
13:00〜14:05 日立マクセル 児島克典
3.「 形成プラスチック太陽電池の可能性」
14:10〜15:20 岐阜大学 箕浦秀樹
4.「単結晶チタニアナノチューブによる性能向上」
15:35〜16:10 京都大学 足立基斎
【外出 2002.5.1】
ただ今お出かけ中。更新は午後に。
今日から5月!
先週の続きでキヤノンさんから。
「有機太陽電池
微細結晶が光吸収
キヤノン、効率向上を期待」
酸化チタンの代替に酸化亜鉛のウィスカーを用いて、効率の向上を果たそうという内容です。
ここ最近、色素〜電池(有機太陽電池?)に取り組んでいることを表明するメーカーさんが続
きますね。偶然ですが、うちの片倉は来春ここの会社に就職です。
情報提供ありがとうございました。
家族サービス。疲れ。懲りずに映画「モンスターズ・インク」を見に行く(2度目)。
気がつくと団藤保晴の記者コラム「第117回
いつまで手直し主義で逃げるのか」
が UP されていました。
家族サービス。
家族サービス。
CANON
さん情報希望! レターカバー等要りませんので、記事だけ送りつけていただければ幸いです。022-217-5599
(TEL/FAX 兼用)
うちの研究所はコスト削減で、ロクな新聞ありません。つうか、地元紙&朝日・毎日&英字だけ。(泣
→
届きました!ありがとうございます。
【封止剤 2002.4.26】
報告が遅れて申し訳なかったのですが、、、その2
「色素〜電池封止の作業と見学」と題してまとめましたので、御参照下さい。
検討しましたシール剤は(株)スリーボンドさんの紫外線硬化樹脂です。仕上がりも透明ですし、熱をかけなくても良いというのは魅力的だと思います。限られた時間の中であれこれ試行錯誤しましたので、評価という意味ではまだまだこれからのモノかと思いますが、「相手方とキャッチボールをしながら良いものを作り上げて行きたい」という好意的なお返事をいただいております。
大勢で押しかけて、なおかつこちらの無理難題にも快く応じてくださいまして本当にどうもありがとうございました。
ps. 話は少し逸れますが、ここの会社はフォーミュラ3のスポンサーを引き受けていたりもします。意外でしょ?
報告が遅れて申し訳なかったのですが、、、
よく調べたら昨年春の電気化学会(神戸)で以下のような御発表をされていたのですね。
「アドバンスド・ゾル-ゲル法による
TiO2
薄膜の作製法(富山大工・機器分析セ,長岡技大)蓮覚寺聖一,袖澤真吾,中村優子,山田明文」
「蓮覚寺聖一・富山大教授がベンチャー企業役員に 新型太陽電池実用化へ」(毎日新聞)
富山大(富山市五福)の蓮覚寺聖一教授(60)=無機材料物性化学専攻=が
新型太陽電池の実用化を目指すベンチャー企業「エーエステー」(八尾町)を立ち上げ、取締役技術開発部長に就任した。国家公務員が民間企業に従事できるように
なった2年前の人事院規則改正を受けたもので、富山大では初。
蓮覚寺教授は3年前から、新しいコーティング技術を利用し、従来のシリコン
型太陽電池に比べ、簡単な設備と技術で製造可能な新型太陽電池を研究している。
一方、研究を実用化するため「高松メッキ」(八尾町)の高松尚之会長と協力して出資者を募り、ベンチャー企業設立の準備を進めてきた。
コーティング技術は柔軟性のあるプラスチック樹脂への応用も可能で、実用化
されれば、持ち運びや折り畳み可能な軽量電池が低コストで製造できるようになる
という。現在は実験段階で、3年後の実用化を目指している。
蓮覚寺教授は「(研究を実用化し)将来はオーストラリアのソーラーカーレー
スで優勝したい」と意欲を燃やしている。
富山大と八尾町の企業で初のベンチャー企業誕生「軽量太陽電池開発を」(読売新聞・北陸)
富山大学工学部の蓮覚寺聖一教授(応用化学)は、八尾町のメッキ会社「高松メッキ」の高松尚之社長らと共同出資して、大学発のベンチャー企業「エーエステー」(本社・八尾町、資本金1,000万円)を設立した。蓮覚寺教授が開発したコーティング(被覆加工)技術を応用し、薄くて軽い太陽電池の開発を目指す。大学での研究成果を民間企業で具体化する「大学発ベンチャー」に対して政府は昨年6月、「3年間で1,000社」の目標を掲げ推進しているが、富山大ではこれが初めて。
同社は3月に設立。蓮覚寺教授は、文部科学省の承認などを受けたうえで、22日に公表した。社長には、高松メッキの高松社長が就任、蓮覚寺教授は取締役研究開発部長に就いた。
蓮覚寺教授は、金属酸化物などを使ったコーティング技術で、8つの特許を申請中。特に、「アドバンスト・ゾル・ゲル法」と呼ばれる技術は、従来よりも低温で質の高いコーティングが可能で、熱に弱いプラスチックなどへの利用が期待されている。
蓮覚寺教授はこれらの技術を使い、折りたたみができる携帯型で、蓄電機能を持つ太陽電池の開発を進める考え。6月に建物が完成する同大のベンチャービジネスラボラトリー(VBL)などの施設を利用しながら、電子部品のサンプル作りを進め、3年後には製造・販売に結び付けたいとしている。
蓮覚寺教授は講義などがない、金曜日の2時間や土曜日を開発に充てる。高松社長は「軽量な太陽電池を開発し、オーストラリアでのソーラーカーレースで優勝することが夢」と夢を膨らませている。
「富大教授がベンチャー企業を起こす 低コストの太陽電池を製品化へ」(富山新聞社)
富大は二十二日、工学部の蓮覚寺聖一教授(無機材料物性化学、金沢市出身)が、低コ
ストの太陽電池の製品化などを目指すベンチャー企業を設立し、代表取締役技術開発部長
に着任したと発表した。県内の大学教官が起業、役員に就任するのは初めてで、蓮覚寺教
授は「もちろん授業が優先。会社には週に一度二時間程度の勤務が精いっぱいだが、国際
的に面白い技術であり、実用化に向けて研究を進めたい」と意気込みを見せた。
設立されたのは株式会社AST(エーエステー)。高松メッキ(八尾町)が経営や周辺
技術で支援し、同社の高松尚之代表取締役会長が社長に就任した。国立大の教官は民間企
業役員などを兼任できなかったが、二〇〇〇(平成十二)年四月から産業技術力強化法に
より、研究成果を事業化する場合のみ許可された。蓮覚寺教授も人事院の承認を得て今年
三月に起業、四月一日付で技術開発部長(無報酬)となった。
ASTが製品化を目指すのは半導体前駆体溶液から酸化チタンと酸化ルテニウム薄膜を
作り、組み合わせて作製する太陽電池。従来の技法より約三百度低い四百度から五百度で
熱処理が可能であり、プラスチック樹脂などほとんどの材料にコーティングできる。
技術セミナー「フィルム化・有機太陽電池の最新技術」(6/1:御茶ノ水)(技術教育出版社)(49,000円)
御講演は柳田先生、箕浦先生、足立先生とあと一人。
オンラインで検索しても見つからず。詳細情報希望。
少し時間がかかりそうなので別な話題を。うちのD3は、今卒業を来春に控えて学審(PD)の応募先を
どこにしたらいいか迷っております。折しも、アメリカは非シリコン型の太陽電池ブームのようで?NREL
は昨年夏頃に総額約8億円をかけて「Advance
Solar Cell Research」を開始しました。他にも海軍のプ
ロジェクト等も同時期に開始されています(←ソースを紛失)。他にも「Solar
power surge」など。
いくつかある大学のうち、色素増感に取り組んでいるのはカルテック(California
Institute of Technology)
とプリンストン大(Princeton
University)の2つのようです。そもそも学審に通らなければ(←当たらなければ)
どこにも行けないわけですが、これから大学に残って研究者を目指そうという人は大変です。
【お出かけ3 2002.4.23】
連絡待ち。
という訳で、今日丸一日以前からお約束の?封止作業をしておりました。できはまずまず。続く
【お出かけ 2002.4.22】
ちょっとの間、留守にします。つーか、色素〜電池で大事な実験をしてきます。詳しくは後ほど。
先ほどコンビニ行って新聞を買ってきましたよ。どれどれ、おー、すごい。
いろいろお聞きしてみたい点はあるのですが、
「二〇〇四年にも発売し、(中略)シェア拡大を目指す。」
と言い切っております!!色素〜電池のターニングポイントと言って良いでしょうか。
【目の付け所が 2002.4.19】
SHARP でしょ。本日付日経朝刊テクノロジ欄より。
SHARPが有機太陽電池に使う電解液を固体化することに成功したと発表した。
試作品はη=7.5%、色素の改良により12-15%程度が見込まれる。
これにより多結晶型と比べた最大発電量当たりの価格はほぼ半減する。
(住宅用 Pmax=3kW で 200万円→100万円)
詳細情報を希望!>誰か
今日が発売日、今月のDIME
5・2
号は「革新的ニッポン再生!プロダクツ」
色素系ではありませんが「高コストパフォーマンス太陽光発電」記事があります。
それともう一つ、「光触媒」が取り上げられており、例によってF邸が。。。 (^^;)
ネタ提供ありがとうございます。
Your
リサーチ 更新しました。1つ、文献紹介
入山
啓治「有機太陽電池」化学工業, 53(3), 235-242 (2002)
サンシャイン計画の頃から有機太陽電池に取り組まれている東京慈恵会医科大学・DNA
医学研究所所長の書かれた総説(回顧録?)です。内容盛り沢山ですが、人間関係がいろいろと伺える異色の論文です。項目だけ見ても結構面白いです。
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1.はじめに
2.有機太陽電池は実用化が本当に可能?
3.2000 年度の関係の学会の雰囲気
4.活性酸素の発生問題
5.西ドイツでの経験
6.余談!
7.太陽と北風
8.無機材料と有機材料
9.日本の学問の分野間の断絶?
10.おわりに
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先日の 10 万アクセス達成時の画像が届きました。
ユケン工業株式会社の「楠」様、ありがとうございました。本来なら何かプレゼント、、、といきたかったところですが、気持ちばかり空回りしてとうとう用意する(時間的な)余裕がありませんでした。申し訳ございません。この場をお借りして御礼&お祝い申し上げます。
仮に1日 200 アクセスが期待されるとして、100 万アクセスは 13
年半後(2015)になります。経産省の青写真では 2020
年商業発電開始ですから、いい線まで行っているでしょうね。想像もつきませんが。
今後とも、よろしくお付き合いの程お願い申し上げます。
ホンダ、次世代太陽電池を開発
【以下、日経朝刊4月12日企業総合面より要約】
1997
年から太陽電池開発に取り組んできたホンダが従来の結晶シリコンと比べ
20% 発電効率の高い薄膜太陽電池(主原料は Cu-In-Ga-Se
化合物)を開発。
本田のプレス案内。「Cu(In,Ga)Se2
(CIGS) とは? (pdf
32KB)」←龍谷大学の和田先生。
色素〜電池もうかうかしてられないですね。。。
メールのお返事、少しお待ち下さい。
恒例の?ネタばらし。正直言って、ある面こうした情報で僅かなりにも寄付金をいた
だいたりもしているので、出し惜しみをしたくなる気持ちは否定できないのですが(→私)
書いちゃいます。
今回紹介しますのは酸化チタンペースト調合の一例です。教えていただいたものです。
情報の提供元は明かせませんが、意外な所。
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(1) 触媒化成工業の HPA-15 or HPW-25
ペースト 10g
(2) 触媒化成工業の HPW-200 ペースト
1.8g
(3) エタノール
1cc
(4) 濃硝酸
0.5cc
(5) PEG#20,000 30 wt% vs
TiO2
--------------------------------------------
・HPA-** の数字は粒径を表します。
・HPA の A は Acid を意味します(HPA-15
一品目しかないそうです)。
・(1):(2)=85:15 の関係です。
・12 micron までの厚膜化が可能です。
・透明性を期待するのであれば (2) を入れないようにします。
何でここまで教えて下さったのか背景をいろいろ考えてしまいますが、HPで公開しても
構わないというお話をいただいております。おそらく色素〜電池のテーマをこのまま研究だ
けで終わらたくない、誰かどこかで事業化して欲しいという願いもあってのことと想像しま
す。ちなみに上記の酸化チタンは以前公開しました STA
社の試作品にも使用されています。
お問い合わせは TEL 093-751-0278
技術開発グループの小柳さんまで。
エタノールが添加されているのは Solaronix
社のペーストに倣ったものと思われます。
他にもいろいろ調合があると思いますが、あくまで一つの例として御参考下さい。
【祝100000アクセス
2002.4.12】
100,000アクセス達成!(10:15)
ネタ、今から書きます。
ボカシは取ってもOKをいただきましたので、再度掲載させていただきます。
「写真1」 「写真2」 ヨコハマテクニカルショー(工業見本市)にて
電池が緑色なのは、一つのポイントかもしれません。先生、やっぱりどこがロボットなのか
よく分かりません(笑)。特許、出されたんですよね?いつかまた教えて下さい。
研究室の学生さん、見てますか〜?
ペイントショー2002
を見に行かれた方より画像をいただきましたので公開致します。
さすがに?模型はかなり良くできていると思います。電池はこれからというところでしょうか。
情報提供、ありがとうございました。
「Scene1」 「Scene2」 「Scene3」 「Scene4」 「Scene5」 「Scene6」
4/4
ショックは結構インパクトあったかも。4
連騰の後、しばし休息。
いろんな方がいらっしゃるのですが、先週はこの方。
白衣を着ているその訳は。。。
「Scene1」 「Scene2」 「Scene3」
今ではこの世界の名物コンビ?ですね。(笑 お疲れ様でした。
学会の余波は続く(明日もね)。昨年 12
月に桐蔭横浜大学(工学部医用工学科)へ移られた宮坂先生ですが、懇親会の場でいろいろお話をお聞きすることができました。なんとなんと来年の2〜3月までを目標に何らかの形で試作品を世に出す予定だそうで、「(色素増感は→)民間ユーザーの感度を高めておかなければ産業界の関心は大きく薄れてしまうと懸念しています。(中略)、、、勝負に出るつもりです。」とのこと。いくつか応用形態があるようですが、名前は“環境循環型ロボット”だそうです。想像つきますか?
「写真1」 「写真2」 ヨコハマテクニカルショー(工業見本市)にて
先陣を切ってこのテーマに取り組まれてきた研究者の方が、研究だけに終わらせずに形として世に出すことを目論んでいることを知り、嬉しく思うと同時に大変勇気付けられる思いでした。
柳田先生、ちゃんと聞いてましたよ(←私)。後ろの方で宮坂先生に「ホームページだけじゃ、だめなんだ!」って(笑
今年は「ナノマテリアルと光電気化学」と題して3日間シンポジウムが組まれ、特に3日目は終日「色素増感太陽電池」がテーマに取り上げられました。ここ最近の実用化に向けた気運の高まりを受けて非常に関心を集め、セッションの初めからほぼ満席。立ち見が絶えないといった状況が続きました。(プログラム)
色素電池関係者が満を持してこの学会に集まったという面もありまして、いくつかのテーマが重なったようです。中でも「フィルム化」と「酸化チタン電極のインピーダンス測定」は複数の違うグループから発表があり、それぞれを比較するというのも面白かったと思います。
マンパワーという意味では阪大の柳田研と岐阜大の箕浦研が一歩抜きんでて高いアクティビティーを誇っていましたが、産総研からの素過程の評価や電子移動効率の測定、平衡電位の測定といった(一見、地味ながらも)着実に電池機構の解明に繋がる研究も力強いものがありました。
独断で決めてしまいますが、今回一番の話題をさらったのはやはり日立マクセルさんからの「フィルムタイプ色素増感太陽電池の作製」でしょう。発表でも触れていましたが、参考にした文献の1つは
UPS-01
の会議におけるプロシーディングの1つ、Flexible
Dye-Sensitized Solar Cells (PDF 12KB)
にも出ています。グループリーダーの Assistent Professor, Anders
Hagfeldt 氏は今度の札幌の国際会議 IPS-14
に参加予定とのこと。by Y沢情報 *A.
Hagfeldt et. al., Photochem. Photobio A Chem., 145, 107
(2001)
皆様、お疲れ様でした。
懇親会 Photo gallery
重鎮に挟まれ、
うろたえるの図同左。写真提供
箕浦先生(感謝)若手?
【今少しお待ち下さい 2002.4.5】
ただ今来客中。。。
しばらくこちらを御覧下さい。電気化学会第69回大会に関連して写真館のページが更新されております。
“関西ペイント、塗布型太陽電池の実用化目指す”
今日の化学工業日報、第一面記事(トップニュース?)のようです。(笑
あっ、笑ってはいけませんね。もはや乗りかけた舟ですから、実用化に向けて頑張りましょう!>Kさん
今日から東京ビッグサイトにて「ペイントショー」を開催しております。(詳細記事
115KB)
今現在(13:11)、関西ペイント(株) (東京1部 : 4613)
は 288 前日比 +13 (+4.73%) です。
【ニュース 2002.4.4】
ただ今来客中。。。
お陰様でネタ、溜まっております!少しお待ち下さい。情報提供ありがとうございます。
疲労。皆様、お疲れ様でした。
【電気化学会3日目 2002.4.3】
電気化学会3日目。終日、色素〜電池の講演です。
、、、で帰るつもりがI藤先生に捕まる。結局若手?6名で飲み。
おぅい、もう今日だよ。
【電気化学会2日目 2002.4.2】
電気化学会2日目。夜は懇親会。
大部分の方は今頃夜の街へと繰り出していることでしょう。(笑
今日は朝一番に柳田先生と箕浦先生にお会いしました。
箕浦先生とは初めて直にお目に掛かることができました!
これからもよろしくお願い申し上げます。
【電気化学会初日 2002.4.1】
電気化学会1日目。いきなり未来日記で申し訳ありません。会期中はネタが入り次第、と言う
よりは余力の範囲で随時更新していきたいと思います。
準備委員会で駆り出される。I会場、OHP暗いかも。100人は余裕で?座れると思います。
勝手に仙台お土産相談コーナー! (1)
何かと世間を騒がせております「牛」ものですが、「牛タン」はお土産にして持ち帰るよりは当地で食べた方がはるかに美味しいかと。
(2)
「笹かまぼこ」はメーカーを問わずどちらでもお勧め。松島まで足を伸ばせば、大抵の旬な海の物が手に入ります。
(3) 子供受けするお菓子類なら「九重(ここのえ)」がいいと思います。
駅の地下、お土産売り場(九重本舗玉澤)にあります。
(4) 同じく「ゆべし」も有名。
(5) 個人的には駅2Fの Kiosk 売店にある「ごますり団子」が好きなのですが。。。(←県境、一ノ関@岩手のお土産です)
リンクのページを大幅に更新しました。国内、教育関係機関の研究者はかなり網羅できたのではないかと思います。漏れがあった場合は他意はありませんので、申し訳ございませんが御一報いただけましたらと思います。
えー、前置きが長くなったのですが宮坂先生、教授で移られたのですね。おめでとうございます。東芝から移られた早瀬先生といい、流行中?
ソーラー電池の変わった応用製品紹介。
Solarengine Kit
SolarSpeeder 1.0
Magbot "SunDancer" BEAM
Butterfly(ソーラー蝶々?)
Photopopper 4.2b Photovore
HexPummer
Kit(ソーラー亀虫?)
Great Deal! PreBuilt HexPummer
等々、怪しげな製品のオンパレードです。SOLARROBOTICS
社からでした。
何と170回目の講演会だったのですね。御講演の先生方、主催者の上原先生、どうも
お疲れさまでした。いずれも大変ためになる御発表ばかりで、聞きに行った甲斐がありま
した。ありがとうございます。
私も皆さんから情報を得るだけでは申し訳ないのでお返しに1つ:話題に上がりました
封止剤ですが、某社さんよりアセトニトリル系の(ヨウ素も含めた実際に使われる)溶媒
に耐えるものができつつあります。少なくとも 80
℃の様々な耐久テストでは問題がなさ
そうです。近いうちにここで公表できるのではないかと期待しております。はい。
【 2002.3.27】
ただ今来客中
発表当日。なぜか1番目(←不吉な予感)。そのすぐ後は座長。
未来日記で済みません。日本セラミックス協会2002年年会(大阪)にて出張中です。
最近は土日を問わず学会スケジュールが組まれるようで...
それと、今日は午後から関西系の先生方によります色素〜電池の講演会があります。
大阪府大の上原先生が取りまとめをされているようです。アポなしで訪れたら席あるかな。。。
大阪府立大学ニューフロンティア材料研究会
第170回講演会
日時: 2002年3月25日(月) 13時〜17時30分
場所: 大阪府立大学学術交流会館
主題: 「色素増感の基礎とその周辺における最近の進歩」
プログラム
1.「色素増感型太陽電池の原理と応用的課題」
大阪大学太陽エネルギー化学研究センター 松村道雄
2.「イオン性液体を用いた色素増感太陽電池」
独立行政法人 産業技術総合研究所関西センター 松本 一
3.「ナノ人工光合成」
京都大学大学院工学研究科 今堀 博
4.「有機半導体における光電流増倍現象とデバイス応用」
大阪大学大学院工学研究科 平本昌宏・横山正明
5.「総合討論」
司会: 大阪府立大学先端科学研究所 上原 赫
参加費:当会会員、学生は無料、一般5,000円
問合先:
ニューフロンティア材料研究会(先端科学研究所 上原研究室内)
Tel: 072-251-7139 Fax:072-254-9935
E-mail: new-f@riast.osakafu-u.ac.jp
「もっといいのがある」と御指摘頂きましたので、再度紹介。その名も
「星空観望シミュレーション
StarGazer for Win32」
試用期間20日のシェアウエアです。
それともう一つ。AM 1.5
基準ですが、訂正(スマソ)。
誤:45 度
正:42 度
ネタ提供ありがとうございます
これまで数々の賞に輝く教育系フリーウェアを紹介。その名も「サン・アースくん」
地名をクリックすることにより緯度・経度の値を入力することができますので、うまいこと
45 度になる時刻を見つければ(しかも快晴であれば)擬似でない太陽光で
AM 1.5
基準の評価ができるかもしれません。
Win 版と DOS
版があります(トホホ)
ネタ提供ありがとうございます
プロジェクト研究テーマ
「ソーラー電池動力自動車における実用化設計上の技術的諸問題調査と対策の研究」
「2000年度は、1999年度に生じた問題点の改善をはかることを研究の目的とした。即ち熱問題の克服、キャノピーの大きさの改良とその風洞試験、及びソーラーパネルの風による浮き上がりの防止を図り、かつ色素増感型ソーラーセルの試作とキャノピー内部のノイズ測定を行った。」
ををっ。マジですか? (^^;)
今月の電気化学会誌
Electrochemistry(電気化学および工業物理化学)に1件、面白い論文が出ています。
松本 一、松田
俊彦「イオン性液体を電解質に用いた湿式太陽電池」Electrochemistry
70(3) 190-193 (2002).
内容は読んでからのお楽しみということで一つ。松本先生は同誌 6
月予定の特集号でも1つ出されていたような気がしますが、、、違いましたっけ?
松本 一 趣味:子供と遊ぶこと
松田 俊彦 趣味:映画鑑賞
イオン性液体の話は今度の学会でも横浜国大の渡邉先生グループのお話が聞けますね。先日土曜日に実行委員会が開かれたのですが発表件数は
750、参加予定者は 1400
名で電気化学会としては過去最大だそうです。
さよなら>DONPAN
号。遂に解体することになりました。
何の話か分からない、という方は「ラ・ラ・サンシャイン計画」を御覧下さい。
(解説がかなり古いですが、当時の状況をよく表していると思います)
壊すのは、あっという間でした。
とある会社の御厚意により、不要になりましたスクリーン印刷機、欲しい方にタダで差し上げるそうです。
機器名:ミノマット600W
製造年:1986年
サイズ:本体(900×1500mm),パージ装置(500×300mm)
電源:200V
かなり使い込んでいますが、十分動くとのこと。送料は着払いになりますが、興味がある方は内田 聡(uchida@icrs.tohoku.ac.jp)まで御連絡下さい。ちょっとサイズが大きめですかね?
自然・新エネルギー関連商品のWeb専門店『ナチュラルショップ』の御紹介。
以前も不定期日記で取り上げたことがある燃料電池実験システム(H-TEC社製)を扱っております。ここはH-TEC社と直接取引きをしており、日本国内での販売を行っているそうです。一般個人、教育機関、企業、自治体等OKです。
他にも風力発電機やいろいろ取りそろえており、物欲をそそる品揃えになっています。どうです、1台
?>大型風車
日本セラミックス協会2002年年会へのエントリーは僅かに2件だけ。ハズしてしまいました>私
★★3 月26 日(火)(K 会場)★★
〔環境・エネルギー関連材料/エネルギー変換材料〕(9 :00
)(座長高橋雅英:京大)
2K01
酸化チタンナノチューブの合成と色素増感太陽電池への応用(東北大)○内田聡・千葉亮司・白井誠之
2K02
ゾルミゲル法により作製したTiO2
薄膜の光電変換特性におよぼす化学修飾剤の効果
(近大)○今尾智宏・野間直樹・峠登
2K03
スパッタ法により作製した多孔質チタニア薄膜の光電気化学特性
(東工大院)○大崎隆史・亀島欣一・安盛敦雄・岡田清
2K04
酸化物半導体多孔質厚膜の作製と色素増感型太陽電池への応用(慶大院)○細野英司・藤原忍・木村敏夫
私信モードで:先日のセミナーで公開した
OHP の中で、間違いを見つけてしまいました。
(誤)Triton X-100
(正)Triton X-100(1/10 希釈)
です。大変申し訳ありませんでした。
私はここ最近御無沙汰にしているのですが、今回は日本化学会第81春季年会(2002)も
結構エントリーがあるようです。個人的には最後の伊藤先生のソーラーシュミレーター
校正法がとっても気になります。日程がセラミックス協会とばっちり重なってしまったんで
すよね(残念)。
会期:平成14年3月26日(火)〜3月29日(金)
場所:早稲田大学 西早稲田キャンパス
3 月27 日午後 座長今堀博(13
: 00 〜14 : 00 )
◆2 B 3 ―27
色素増感型太陽電池に用いる新規ルテニウム錯体のマイクロ波
による合成(阪大院工)○疇地崇広・長谷川靖哉・北村隆之・伊藤省吾
・和田雄二・松村竹子・柳田祥三
3 月27
日午後 座長寺西利治(13 : 00 〜14 : 00 )
◆2 E 4 ―36
酸化チタンマイクロ粒子膜を用いた色素増感太陽電池の作製
(東大院工)○奥山優・Stanto, Irwan ・孟慶波・N. Rao, Tata
・藤嶋昭
3 月28
日午後 座長和田雄二(13 : 00 〜14 : 00 )
◆3 G 3 ―25
依頼講演色素増感太陽電池固体化の現状と展望(静岡大工)昆野昭則
◆3 G 3 ―35
ジケトナートを配位子とした―4,4ユ,4ユユ―トリカルボキシ―2,2-
6',2''-テルピリジンルテニウム錯体の酸化チタンナノ結晶色素増感太陽電池
(産総研光反応制御)○Islam, Ashraful
・杉原秀樹・柳田真利・原浩二郎・荒川裕則
◆3 G 3 ―36
新規ルテニウムピリジルキノリン錯体を用いた色素増感太陽電池(2 )
(産総研光反応制御)○柳田真利・Islam, Ashraful ・橘泰宏・藤橋岳
・原浩二郎・加藤隆二・杉原秀樹・荒川裕則
3 月28
日午後 座長金子正夫(15 : 00 〜16 : 00 )
◆3 G 3 ―37 ITO
に化学修飾したポルフィリン単分子膜の光電流発生機構
(阪大院工・CREST
・さきがけ)○山田容子・羽曾部卓・今堀博・西村賢宣・山崎巌・福住俊一
◆3 G 3 ―38 N 3
色素修飾金電極の光電変換特性(九大院工)○寺崎正・秋山毅・山田淳
◆3 G 3 ―39
フタロシアニン・ルテニウム錯体を用いた自己集合単分子膜
の双方向光電変換機能(九大院工・三井化学)○秋山毅・井上忍・山田淳
◆3 G 3 ―40
ヨウ化銅を用いた固体色素増感型太陽電池における電極表面
処理効果(阪大院工)正木隆義・神戸伸吾・伊藤省吾・久保亘○北村隆之・和田雄二・柳田祥三
◆3 G 3 ―41 色素増感型太陽電池用SnO2 /ZnO
複合膜の作成と物性評価
(阪大院工)○真狩祐紀・伊藤省吾・北村隆之・和田雄二・柳田祥三
◆3 G 3 ―42
色素増感型太陽電池測定のためのソーラーシュミレーター校正法
(阪大院工)○伊藤省吾・北村隆之・和田雄二・柳田祥三
そして今月の日本化学会誌(化学と工業化学)には柳田研の和田先生が光触媒について
総説を書かれています。先日はお世話になりました。
和田
雄二「光触媒が可視光で働く −最近の話題から−」化学と工業化学、55(3),
240-242 (2002).
〔趣味〕四季の景色を楽しみながらのジョギング。
「できるだけ客観的に書く努力をしたのですが、そうなっていることを祈りつつという心境です。」(本人談)
文献紹介。昆野先生、ちゃっかりしてると言うか、抜け目無いなぁ。
絶対誰か書くと思ってたんですがね。
◇ 講座:ナノ空間で機能する化学(1)
色素増感太陽電池―ナノ空間で機能する手作り太陽電池
… 昆野 昭則
化学と教育 Vol.49 No.11, 718 (2001)
2002年 電気化学会第69回大会のプログラムが掲載されました。
日 時:平成14年4月1日(月)〜4月3日(水)の3日間
*
場 所:東北大学川内北キャンパス(仙台市青葉区川内)
色素〜電池系はこちら→【シンポジウム:ナノマテリアルと光電気化学】
私、会場係を仰せつかっておりますので毎日ウロウロしていると思います。
遂にと言いますか、丸一日“色素〜電池”ですね。
我々が(と言っても2名ですが)エントリーしたのは第3日・4月3日(水)
(9:00〜10:00)のセッションで以下の2件です。くろっぺを見たい方はぜひ
来られたし。(笑)
3I02 酸化チタン・ナノチューブの水熱合成と色素増感太陽電池への応用 |
たまたま、昨日旭硝子(株)の近藤さんという方がみえて御講演されているのを
聞いたのですが、かなり面白そうでした。題して「ナノ構造制御された多孔質薄膜
の作製」。
厚膜化が課題となりますが、独自に開発された方法により、膜面に垂直な一次元
貫通孔を持つメソ多孔質膜を作製できます。コストの話はさておき、非常に綺麗な
酸化チタン多孔膜を見せて頂きました。成膜時において気孔率が
77%、比表面積が
200 m2/g、屈折率が 1.32 だそうです。
関連文献が出ています。
近藤 新二、Materials
Integration Vol.14 No.4 (2001)
さて、と。IPS-14
はここではまだ紹介していなかったような気がする。
違いましたっけ?今年の夏、札幌で開催されます。グレッツェル先生も再び
いらっしゃる予定。申込、原稿締め切りは今月末までです。お忘れなく →
漏れ
14th
INTERNATIONAL CONFERENCE on PHOTOCHEMICAL CONVERSION
and
STORAGE of SOLAR ENERGY (IPS-14)
Hokkaido University, SAPPORO,
JAPAN
August 4-9, 2002
土曜日から公開された「モンスターズ・インク」、聡一郎(2才)と二人で
見に行きましたよ。もう、最高。「トイストーリー2」より確実に進歩してい
ました。愛と勇気と感動の、いやいや、裏切りと大どんでん返しを含んだ誤魔
化しのない大人社会を見事に伝えています。休日のせいか、客層の9割は子供
連れでした。
千と千尋、、、どころじゃないですな。と言いつつ、先日「魔女の宅急便(D
VD)」を買ったばかり。
事業化研究会なる所から以下の3段階に分けて
「量産を前提としたチタニア微粒子を使用する太陽電池」の試算が報告されています。
製造技術を確立するまでのコスト
初期量産コストの試算
本格的量産のコスト
今日から3月!
自分の講義はさておき、昨日のセミナーは身のある内容だったと思います。富士ゼロックスの小野先生、
人柄も説明されている時の表情も良くて、すっかりファンになってしまいましたよ!
会社のプロジェクトとしては研究を始める以前にいろんな試算が重要なんだという事を教えて頂きまし
た。印象に残っている言葉は「(やるなら)腰を据えた事業化をするべき」「コストだけに囚われず、環
境に組する事業を行うんだという志が必要だ」などなど(ちょっと表現は違っていたかもしれませんが)。
勉強になりました、ありがとうございます。
例のセミナー、行って来ます。当初の予定より少し項目が増えて、以下の内容で語ってきます。(W
01 始めに
02 酸化チタンと水熱処理
03 酸化チタンペースト
分散条件
04 酸化チタンペースト
分散処理
05 酸化チタンの電子構造
06 亜酸化チタン
07 層状チタン酸化合物
08 酸化チタンナノチューブ
練習で2時間しゃべったら喉がかれた。いかん。。。
テンナコン先生と昆野先生の所から。例によって Chemistry
of Materials の ASAP より。
そして、これまた例によってうちの大学からは見れなかったりする。ナサケナイ。
Title:
Dye-Sensitized Solid-State
Solar Cells: Use of Crystal Growth Inhibitors for Deposition of the
Hole Collector
(色素増感太陽電池:ホールコンダクターの析出における結晶成長抑制剤の利用)
Authors:
G. R. A. Kumara, A. Konno, J.
Tsukahara, and K. Tennakone
Link: http://dx.doi.org/10.1021/cm011595f
テンナコン先生は私、この前初めてお会いしましたが、本当の意味で“学者”ですね。半導体部分もナノチューブ化することで変わった特性が得られる云々といった話を物理学的に説明(予想?)されていました。
気持ちは既にカウントダウン状態。“絵”描きまくりましたよ、100枚くらい。
今月の機能材料は「グレッツェル・セル作製の実際」、荒川先生と(株)ニコンの石沢さんです。曰く、
変換効率8%を達成できる高性能な色素増感太陽電池(グレッツェル・セル)の詳細な製造過程について検討した結果を紹介した。具体的には、TiO2ペーストの作製法、多孔質TiO2薄膜光電極の作製法、Ru色素の固定法、Pt対極の作製法、電解質溶液の組成などについて最適な方法を記述した。色素増感太陽電池の研究開発の現状や新しい展開については本誌2000年12月号に掲載されているので参照されたい。
情報提供ありがとうございます。
そうです、これが STA 社のセルです。
一昨日の写真左はさすがの私も公開するのが躊躇われました故、やっぱり出すのを止めときます。
目を細めて見ればなんとなく、、、。(笑)
ところでお値段ですが、私の給料の約半分程度します!
デモセルの値段が高いと見るか、内田助手(妻子アリ、36
才)の給料が安いと見るかどうかは意見の
分かれるところですが、尋常な値段でないことは確かです。なんでこんなものが手元にあるかは、、、
問いつめないでください。この場をお借りして御礼申し上げます(謎)。
もう、嬉しくて今でも時々頬ずりしちゃいますよ。はは。
既に昨日からお気づきのことと思いますが、On-Line
セミナーと称して項目を1つ増やしました。
来週 27 日(水)に行われるセミナーで発表予定の資料の一部を公開しています。
まだ席に相当余裕がありますので、と言うかこのままでは開催も危うい?(苦笑)ので、お金と時間
に余裕のある方はぜひお越し下さい。サプライズ surprise
を用意してお待ち申し上げたいと思います。(ぺこ)
値段、高すぎ>5 万円
続きは明日?ということでひとつ。
先日紹介しましたNEDO
技術情報データベースより 1999 年の NEDO
委託業務成果報告書
010016363
ニューサンシャイン計画
太陽光発電システム実用化技術開発
超高効率結晶化合物太陽電池の製造技術開発
周辺要素技術に関する調査研究「湿式太陽電池実用化可能性調査」
がダウンロードができるようになりました。6.68MB、123ページの超大作です。調査委員会は、おなじみの先生方。
この当時はまだ「湿式」太陽電池の方が通りが良かったんですね。わずか3年前のことですが。
大阪府立大学ニューフロンティア材料研究会
第170回講演会
日時: 2002年3月25日(月) 13時〜17時30分
場所: 大阪府立大学学術交流会館
主題: 「色素増感の基礎とその周辺における最近の進歩」
プログラム
1.「色素増感型太陽電池の原理と応用的課題」
大阪大学太陽エネルギー化学研究センター 松村道雄
2.「イオン性液体を用いた色素増感太陽電池」
独立行政法人 産業技術総合研究所関西センター 松本 一
3.「ナノ人工光合成」
京都大学大学院工学研究科 今堀 博
4.「有機半導体における光電流増倍現象とデバイス応用」
大阪大学大学院工学研究科 平本昌宏・横山正明
5.「総合討論」
司会: 大阪府立大学先端科学研究所 上原 赫
参加費:当会会員、学生は無料、一般5,000円
問合先:
ニューフロンティア材料研究会(先端科学研究所 上原研究室内)
Tel: 072-251-7139 Fax:072-254-9935
E-mail: new-f@riast.osakafu-u.ac.jp
情報提供、ありがとうございます。
メタチタン酸をオンラインで検索しても意外と件数がなくて冨羽の日記がひっかかったりするのですが、チタン水和物の1つです。
含水酸化チタン |
水酸化チタン |
|
別名 |
メタチタン酸 |
オルソチタン酸 |
分子式 |
TiO(OH)2 |
TiO(OH)4 |
結晶系 |
アナターゼ形 |
無定形 |
生成条件 |
硫酸酸性 Ti 溶液の |
Ti 溶液の室温 |
M2の冨羽(進学予定!)の論文タイトルは「ナノサイズ酸化チタン粉末の水熱処理と光電極への応用」。
ナノサイズ酸化チタンコロイドの水熱合成はもはや目新しいものではないのを十分承知の上で、敢えて取り組みました。出発原料は少し変わっていて、工業的な中間生成物である「メタチタン酸スラリー」を用いました。それまではどうしていたか?と言いますと、酸化チタンメーカーに所望の粒径や固液比、pH等を依頼して逐一電池にして評価しておりました。学問的な新規性は見られないのでデータは敢えて公表せず。と言うよりは公表できず。大学なので、、、ゆっくりやらせていただきます。はい。
晴れて?自前で好きな粒径と結晶化度の酸化チタンペーストができるようになったため、取り掛かりとして「電池性能の向上」と「フィルム化」に挑戦しました。後者については今春4月の電気化学会(仙台!)にて発表予定。
【御発表 2002.2.14】
今日(と明日)は修士2年の卒業発表会。で、午前は聞きに行って参ります。しばし待たれよ。
光触媒製品フォーラム
こっち方面の研究者も多いかと思いますので紹介。光触媒活性評価方法の規格について詳細が公開されています。
・光触媒製品における湿式分解性能試験方法
・光触媒製品における湿式分解性能試験方法解説
・光触媒製品における親水性能試験方法
・光触媒製品における親水性能試験方法解説
等々。
事件簿でもおなじみ柳沢氏ですが、1年半ぶりにスウェーデンから戻って参りました!
D2半ばで研究室を飛び出し、早くも1年半。幾多の苦労を乗り越え、なんとか元気でやって
いるようです。(涙)
研究室はストックホルム大学のアレニウス研究所。毎年、隣の建家でノーベル賞受賞記念講演
が開かれるという位置関係にあります。直属の上司の更に上の上司(Prof.
Bjorn Akermark)
はノーベル賞選考委員です、はい。野依教授も Bjorn
氏の同僚と旧知の仲だそうで、ノーベル
賞もある意味コネ社会ですね。
現在、彼の専門は光学色素の合成と評価。無機合成→有機合成へ華々しく転身です。最新の
Pc dye
やっています。セルを組んで評価する時は電車で1時間ほど離れた所にあるウプサラ大学
まで出かけるとか。連絡先は以下の通りですので、万が一縁があって行かれる場合にはぜひお立
ち寄り下さい。
柳沢氏、凱旋帰国。電池に関連した話もあるので後ほど。写真左端が彼。右端が...
************************************
Masaru Yanagisawa (Ph.D student)
Department of Organic Chemistry
Arrhenius Laboratories
Tel. +46-8-162210
Fax. +46-8-154908
e-mail: yanagi@organ.su.se
************************************
IPS-14(札幌)で再会できるかも。少なくとも上司の Prof. Licheng Sun
は参加するようです。世の中、狭い。
Wall-to-wall
power 2001年11月6日
(流し読みモードで)フラーレンも使っているんですね。効率 4.3%
ですか。ふーん。
情報提供ありがとうございます。
【しばしお待ちを 2002.2.8】
ただ今来客中。
「水素ステーション」完成 燃料電池自動車実用化へ一歩 asahi.com
海外の研究紹介。写真のパネルはシリコン系です、お間違いのないよう。
「Self-assembling
organic solar cells could harness sunlight cheaply.」
2001年8月10日
液晶型?有機太陽電池?ちょっと勉強する必要がありそうです>私。
ケンブリッジ大学とマックスプランク研究所が絡んでいます。
NEDO
技術情報データベースでは以下の報告書を無料で見ることができます。実は先月の
Workshop の帰りに 99
年の報告書を見るためわざわざサンシャインビルまで出向いたのですが、運悪く貸し出し中(データベース化の作業中)だったため、そのまま引き返したのでした。(泣)
NEDO
のプロジェクトで色素〜電池のテーマに予算が初めてついたのはつい半年ほど前のことですが、調査だけはかなり前から行われていたのですね。
報告書 |
タイトル |
実施 |
ダウン |
|
010016363 |
ニューサンシャイン計画 太陽光発電システム実用化技術開発 超高効率結晶化合物太陽電池の製造技術開発 周辺要素技術に関する調査研究「湿式太陽電池実用化可能性調査」 |
1999 |
※ |
詳細 |
010014441 |
超高効率結晶化合物太陽電池の製造技術開発 周辺要素技術に関する調査研究 湿式太陽電池実用化可能性調査 |
1998 |
可能 |
詳細 |
010008981 |
(ニューサンシャイン計画) 新エネルギー・産業技術総合開発機構委託業務成果報告書 太陽光発電システム実用化技術開発 超高効率太陽電池の技術開発 新光電変換材料の技術開発 (湿式太陽電池の将来的可能性の調査) |
1995 |
可能 |
詳細 |
010007565 |
太陽光発電システム実用化技術開発 : 超高効率太陽電池の技術開発 : 新光電変換材料の技術開発 : 湿式太陽電池の将来的可能性の調査 |
1994 |
可能 |
詳細 |
アメリカのアリゾナ大学より。
UA科学者が「自己組織化する」太陽電池を開発中 2001年8月27日
「我々自身の最近の仕事とヨーロッパ・日本におけるいくつかの他のグループの仕事に基づいて、変換効率
10 パーセントが現実的なゴールであると考えている。」 by
アームストロング
エネルギー省と海軍研究所が資金提供しているそうです。“グレッツェルセル”とは決して言わないで、“有機太陽電池”と主張するあたり、アメリカらしいと言いますか、、、。
いや、何かの間違いだと思うのですが講師を引き受けてしまいましたヨ。
ひた隠しにしてきたのですが、事情により(←BBS読まれたし)泣く泣く(笑)公開致します。
ブレークスルーポイントは何なのか? ●講 師 ●日 時
平成14年2月27日(水) 12:50〜17:00 ●プログラム 第1講 色素増感太陽電池における酸化チタン膜に期待される役割 |
そう言えば先週のワークショップに柳田先生がいらっしゃらなかったのですが、なんでもタイに御出張だったとか。タイ、と言えば向こうの大学の先生は女性の方ばっかりなんだそうです(本当ですか?)。というわけで、あとは御想像にお任せ致します。
^^;)
今日から2月! 昨日の酸化還元電位ですが、
CoIII(dbbip)23+/CoII(dbbip)22+,
φ1/2 = 0.36 V/SCE
なので無理はないわけですね。無機系の単純カチオンではまだ調べ中ですが、可能性があるとしたら
Tl(タリウム)くらいのもんだったように思います。未完成酸化還元電位の表
電気化学の勉強で初心者向けのお勧め本:source
は 2ch(藁
◇電子移動の化学 電気化学入門 ISBN: 4-254-14593-4
渡辺正/著 中林誠一郎/著
朝倉書店
1996年4月発行 186P 21cm
◇ベーシック電気化学 ISBN4-7598-0861-2
化学同人 \2800
◇電子移動の化学 ISBN4-254-14593-4
朝倉書店 \3000
わーい、グレッツェル先生から返事いただいちゃったよ。和田先生、ありがとうございます。
文献、教えていただきました。ありがとうございます。
J.
Phys. Chem. B, 105 (43), 10461 -10464,
2001.
Web Release Date: October 5, 2001
Copyright 2001 American Chemical
Society
CoII(dbbip)22+
Complex Rivals Tri-iodide/Iodide Redox Mediator in Dye-Sensitized
Photovoltaic Cells
Herve Nusbaumer, Jacques-E. Moser,* Shaik M.
Zakeeruddin, Mohammad K. Nazeeruddin, and Michael
Graetzel
Laboratory for Photonics and Interfaces, Institute of Physical
Chemistry, Ecole Polytechnique Federale de Lausanne, CH-1015
Lausanne, Switzerland
緒言:トランジェント吸収分光法を用いて、新しい1電子酸化還元メディエーター(cobalt(II)-bis[2,6-bis(1'-butylbenzimidazol-2'-yl)pyridine])を含む色素増感太陽電池(DSSC)中の電荷-移動速度論を調べた。このリレーを取り入れた光電池は、光-電変換効率が最高
5.2 % であった。これは、現在ほとんどの DSSC 中で使われる
tri-iodide/iodide 酸化還元対の性能と競合する。希薄電解質溶液の中の
Co(II) 錯体からの電子移動による酸化状態の色素の Interception
は、速度定数 km = 5×105 s-1
の一次速度論に従うことが分かった。10-2 M
以上の敷居濃度においては、カソードのリレーが必然的に負に帯電した粒子表面上に吸着されているが、還元された高濃度のメディエーターが明らかに速度の上昇を引き起こし、2次の速度定数
km'' = 2.9×106 s-1
が得られた。
Voc 670 mV、η=2.2% at
A.M. 1.5 だそうです。ベタな翻訳でごめんよ(再び)。
ITO導電性ガラス、以下のメーカーでも取り扱っております。先日透明導電性フィルムでも御紹介しましたトービさん。
10Ωsq、100mm×100mm×1.5mmt
で値段は御相談あれ。相場並(か、それ以下?)で提供してくれると思います。
透明導電性フィルムの方はかなりデキが良く、同じ抵抗値ですとITOガラスとほとんど遜色ない色具合でした。
連絡先:王子トービ
東京都中央区銀座5-12-8 王子製紙1号館
TEL 03-3248-8225
FAX 03-3248-8226
販売担当:堺垣
えー、昨日の「電解質(Redox 対?)は Co でも可能」ですが、今調べましたら
Co3++e-=Co2+ +1.81V、ヨウ化物イオンは +0.2V 程度ですからちょっと大きすぎますね。「コバルト」を何かと聞き違いしたかもしれません(ゴメンよ)。
話が間延びしてしまいましたが、続きでグレッツェル先生の御講演で気になったカ所を挙げます。
・電解質(Redox 対?)は Co
でも可能
・black dye:η=10.4%、red
dye:η=10.0%
・将来的に?blue dye
がチャンピョンになりつつある → 基本形 Z235
・チャンピョンデータが載っている雑誌
M. Graetzel, CATTECH, 3, 4 (1991) ← 荒川先生の御紹介
【しばし待たれよ 2002.1.29】
ただ今来客中。。。
昨日いきなりアクセス件数が
440/day まで跳ね上がりました。一体何が...?
ほとぼり醒めてしばらく経ちますが、今回のワークショップは予想以上に収穫あるものでした。御講演者の発表以外にも場外?でいろいろと教わることが多く、大変勉強になりました。名前は出せませんが、ありがとうございます。自分で試してからまたここで公開したいと思います。
それから顔を出す機会を与えて下さいました RITE
の浦上様、そもそものきっかけとして私に声を掛けてくださいました aqua
様にこの場を借りて御礼申し上げます。
グレッツェル教授の御発表、質疑の中で気になったカ所をいくつか挙げますと
・一番大切と考えているのは「フィルムテクノロジー」、これと同等ないしは次に考えているのは「色素」だ
・電解液組成としてイミダゾリウム塩を使用する場合はイオンのペアリングを考慮すべき
・酸化チタン膜が厚くなるとフェルミレベルが下がる
・TiCl4
処理は全ての場合に有効というわけではない
・ポリヘキシルピリジン(←常温溶融塩?)は25℃で固体だ
・バリア層は 1nm
が限界
等々。私の聞き間違いかも知れませんので御参考までに。
ゆっくりと御覧あれ >
記念写真
ただ今写真整理中、、、で午後は来客。
集合写真
S(16KB)、M(40KB)、L(96KB)
9:30〜12:00
まで。積もる話は後ほど。
先生は背が高いのだ(私は
172cm)。
9:30〜17:00
まで。縁あってこのワークショップに参加される方、お話しましょう(声掛けてください)。
夜は懇親会?どうやら鰻屋らしい...
明日から開催される「光化学国際ワークショップ(→【ワークショップの紹介
2001.12.27】)」にいらっしゃるグレッツェル先生の予稿のほんのさわりの部分だけ公開。最近は
10〜11 % なんでしょうか?
と言いますか、、、えー、今まで敢えて触れないようにしていたのですが今回私、司会を仰せつかっております。軽い気持ちで引き受けたのですが、よく見たら“国際(→
英語)”とあるじゃないですか!?メンバーは揃って濃い方々ばかりですし、「どうしましょう、どうしましょう」というのが正直なところです。お手柔らかに。ひー(緊張)。
Dye Sensitzed Solar
Cell
Michael Graetzel
Ecole Polytechnique Federale de Lausanne, CH-1015 Lausanne,
Switzerland
e.mail: michael.graetzel@epfl.ch
Abstract
The sensitzed nanocrystalline
injection solar cell employs organic dyes or transition metal
complexes for spectral sensitization of oxide semiconductors, such as
TiO2, ZnO, SnO2, Nb2O5.
Mesoporous films of these materials are contacted with redox
electrolytes, amorphous organic hole conductors or conducting
polymers as well as inorganic semiconductors. Light harvesting occurs
efficiently over the whole visible and near IR range due to the very
large internal surface area of the films. Judicious molecular
engineering allows the photoinduced charge separation to occur
quantitatively within femtoseconds. The certified overall power
conversion efficiency of the new solar cell for standard AM 1.5 solar
radiation stands presently between 10 and 11
%.
というわけでメールのお返事が滞りますが、よろしく御容赦下さい。
久々に特許情報更新。色素〜電池に関連した特許の発掘件数は遂に300となりました。引き続き情報をお待ち致しております。
昭57 |
昭60 |
平01 |
平05 |
平06 |
平07 |
平08 |
平09 |
平10 |
平11 |
平12 |
平13 |
計 |
2 |
1 |
1 |
1 |
2 |
4 |
7 |
7 |
16 |
42 |
102 |
115 |
300 |
続きで:撹拌・脱泡器。
【あわとり完太郎(UFO
シリーズ)】株式会社EME
【ハイブリッドミキサー
HM-500】株式会社キーエンス 85
万円
【あわとり練太郎
AR-250】株式会社シンキー
【MS
シリーズ】松尾産業株式会社
ちなみに、、、プレミア缶が始まったのは
1999 年からで、それはそれは立派な「オルゴール」でした。2000
年は「キャラメル缶」、2001
年は「時のカンヅメ」、だったかな。確か(ちょっと記憶が曖昧)。
自分では使ったことがないけど、あれば良さそうで、お金がないので買えないシリーズ第?段。(W
東京精密製の「表面粗さ形状測定器」。酸化チタンの膜厚を測るには便利かと。どちらもいい値段します。
【サーフコム130A】 100
万円(モノクロ)、120
万円(カラー)
【ハンディサーフ
E-35A】19.5 万円
小ネタで1つ。私がキョロちゃん博士であることは知る人ぞ知るですが、昨日「2001
Premium
缶(時のカンヅメ)」が届きました。銀のエンゼル5枚、もしくは金のエンゼル1枚でオモチャのカンヅメがもらえることは御存知かと思いますが、実はその中に応募券が入っておりまして、応募券2枚(←カンヅメ2個相当)+更に銀のエンゼル3枚もしくは金のエンゼル1枚でこうしたプレミア缶がもらえる仕組みになっています。ちなみに、、、続く。
自分では使ったことがないのですが、あればよさそうなもの1つ紹介。
コントロールコーター
RK 社 Model K101 詳細(PDF
156KB)
日本の代理店は松尾産業株式会社さんです。
酸化チタンのペーストを均一に塗るには便利かと。Kバーが 8
本付いて定価は 95 万円
先週紹介しました燃料電池キットですが、「直輸入できますよ」というメールをいただきました。
http://www.h-tec.com
値段は分かりませんが、確かに同じもののようです(最近円安でありがたみが減ってしまいましたが)。
F森様、ネタ提供ありがとうごじました。
【ただ今 2002.1.15】
来客中...
先週は毎日ずっと300アクセスをキープしておりました。ありがたいことです。
若狭先生から教えていただきました。燃料電池セット、中村理科でも販売しているそうです。こちらは頑張れば?買えそうな値段になっています。
【太陽電池/燃料電池展示セット 2002.1.11】
宝泉株式会社。製品名は「燃料電池展示/実験用セット」ですが、太陽電池と
組み合わせることでエネルギー完全循環型のデモ装置となっています。物欲を刺
激される非常におもしろそうな装置です。
光を照射することで
(太陽電池で電気を発生)→(電気分解セルで水から水素と酸素を生成)→
(燃料電池セルで電気と水を発生)→(Fan
を回す)
というサイクルを永遠に繰り返す仕組みのようです。ほ、欲しい。。。
お値段は No.1039 が 55.9 万円、No. 1929 が 28.8 万円です。
改めて透明導電性フィルムも(オンラインで)調べてみました。
(1) 三容真空工業(株) 「プラスチック・フィルム透明導電膜」
(2) 東レ(株) 「ハイビーム」
(3) 東洋紡績(株) 「透明導電性ITOフイルム」
(4) (株)トービ 「OTEC」
電話で様子を伺いましたら、いずれも皆さん対応は非常に丁寧でした。量産されて
いるものはシート抵抗が500〜300Ω/□が多いようです。特に (4)
のトービさ
んはすごいですね。独自のイオンプレーティング法により高速で厚膜化が可能なため、
〜7
Ω/□と飛び抜けて低抵抗なフィルムを提供できるばかりでなく、反射膜を導入
して透過率を高めるとか透過スペクトルのピークを任意の波長にずらすこともできる
そうです。上記のリンク先には
ITO 膜について詳しい解説があり、フィルム化に興味
がある人は必見だと思います。
今日は聡一郎(2歳)の誕生日。悪いが定刻で直帰させていただくよん。
ちょっとフライングで。80,000 アクセス記念データサービス? シート抵抗 直線抵抗 透過率 透過率 効率 % 効率 % 効率 % ohm/cm2 実測値 ohm/cm T500 % T700 % 測定1回目 測定2回目 測定3回目 A社 15 30.4 85 87 6.20 4.79 B社 10 22.4 77 80 5.49 3.41 C社 10 18-19 75 75 5.16 3.00 C社 5 13.1-12.6 65 70 4.25 D社 3 8.4 4.23
各社の導電性ガラス基板が出揃ったので特性評価を試みました。
全て FTO、厚さ 1mm
です。メーカー名をそのまま出すのははばかられま
すので、仮にA〜D社とします。下は光の透過率を比較したものです。
導電膜が厚く抵抗が小さいものほど透過率が落ちている様子が分かります(予想通り)。
B社、C社は電導層の多重反射による干渉(規則的な波状の変化)が観察されます。
表面のテクスチャーの存在によるものと思われます。電池特性も合わせて、まとめた
結果が下。セル面積は 5mm×4mm で行いました。
測定が3回あるのは都合により単に比べた時期が違うだけのことです。D社のガラスは
ITO の表面に FTO を重ね蒸着した特注品です。
(1) いずれもメーカー公称値 15 ohm
以下の基板ですが、この領域ですと電気
抵抗値よりも光透過性の方が高率に大きく影響を与えるようです。
(2)
同じ条件ならばメーカー間による優劣はあまりなさそうに思います。ただし
着色には違いが見られました。
(3)
B社は加熱による電気抵抗値の増加がはっきりとあります。他はありませんでした。
御参考まで。
大阪地区御用達?安田商店
導電性ガラスを小売りしてくれる所でいいところがなかなか見あたらないと思って
いたのですが、人づてに教えていただきました。感謝です>H内様
先ほど電話してお店にも了解を得たのですが、全国どこからでも受注するそうです。
「ITO ガラス板 10 ohm 1.1T
100×100mm ソーダガラス」で、気になるお値段は
10 枚 \15,000 程度のようです。抵抗値も 10, 30, 50, 100 ohm
と取りそろえてお
ります。泣きつけばもっと少量からでも売ってくれるかも?製品の納入元はジオマテッ
クさんのようです。
-------------------------------------
〒533−0012
大阪市東淀川区大道南3−3−14
TEL (06)6329-2909 FAX (06)6327-8069
株式会社 安田商店
-------------------------------------
表題のページを「色素増感型湿式太陽電池ホームページ」→「色素増感太陽電池ホームページ」
へ変更。最近、“湿式”という名前をあまり見かけなくなったもので。私は名前が長くて省略する
時、よく“色素〜電池”と書いたりします。
改めて職場の郵便受けを見てきたら、予想以上に年賀葉書を頂いておりました。怠慢で済みません、
この場をお借りして御礼申し上げます。今年もよろしくお付き合いの程、お願い申し上げます。
【仕事始め 2002.1.4】
新年、明けましておめでとうございます。皆様如何お過ごしでしたでしょうか?
私は年末に風邪を惹いてしまい(←大したことないんだけど)、築30年?のボロアパート
に一人だけ置いていかれちゃいましたよ。文字通り寝正月。
あー、今日は電池のネタなし。気が変わったら後で書くかも知れません。そうそう、郵便物を見
ていて思い出したのですが、今年から「電気化学会」なるものに入会致しました。紹介者の名前に
柳田先生の名前を勝手にお借り致したのですが、事後承諾で申し訳ありません(ペコ)。今年もよ
ろしくお願い致します。
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