◆チタン酸アルカリ化合物/金属チタン型光電極材料の合成と特性評価(4年)

 現状の課題として (1) ITO ガラスが 3 mm と厚く、かつ 400 nm 以下の光をカットしてしまうこと (2) 溶媒のエチレンカーボネート (EC) の融点が高く寒い部屋で実験するとすぐに固化してしまい操作性が悪いことなどから、最高値を追うのではなく、純粋に電極特性を TiO2 と比べてどうなのか?という点に注目して話を進めたい。
 チタン板の表面処理は水熱法を考えており、撹拌棒に取り付けるためのホルダーも用意できている一方、皮膜の成否については通常の XRD で評価するのは難しく、なんらかしらの方法(小角散乱X線など?XPS??)で定量的にデータが出せるようにしたい。