France 日記 2003


【2003.7.6(日)少しだけ曇り】

 あー、まずいまずいまずい。この日記、実は訳あって思い出しながら書いてます。
本当は毎日少しずつ書き貯める予定だったんですけどね。はい、後で死に目に会うの
覚悟で PowerBook 持ち込みました(泣)。 本体 2.6 kg ですが、電源・外付け HD
含めますと 3 kg にも達します。ピンと来ない方には
「ワイン 3.5 本分」と言えば
御想像いただけるかと。

 
予想外のコトは起きるもので、フライトが間違って予約されており、そのせい
かどうかは分かりませんが荷物をパリで一度受け取るはめになってしまいました!
最悪
というわけで、乗り継ぎの都合上、時間に余裕があるためそのまま市内観光に繰り出
しました。鉛のように重たい荷物をゴロゴロ転がしながら。
ヒー

 タクシーで凱旋門広場まで出掛け、後はシャンゼリゼ通り約 2 km を真っ直ぐ歩いて
ルーブル美術館へ。これだけで半日終わっちゃいましたよ。
フー  観光ガイドにもあり
ましたが、美術館入口は長〜蛇の列。諦めかけていたのですが、第一日曜日だけは入場
無料なんだそうで、脇の団体用入口からすんなり中へ入れました。
ラッキー。

 モナリザの絵とミロのビーナスの彫刻を見てきましたよ。後ろ姿は予想通り、半ケツ
ですね。夕方、学会会場のボルドーへ移動。

【2002.7.8(月)晴れ】

 説明が大分遅れましたが仙台からは Tomiha、大阪からは Masaki 伴っての 3 人で
会議
に出席です。私、ボルドー大学は 2 回目の訪問。主題は「High Pressure」で水熱
合成研究者が多少は関わるものの本筋ではないため、やや気合いが入っておりません。
申し訳ない。気合いが入らないもう一つの理由は 3 名エントリーして全員 Poster セッ
ションに回されたせいでして、フンですよ。全く。もう来ねーよ。

 夕方 5 時から 7 時まで Poster 展示のコアタイム。U&Tomiha は隣り合わせで、
一時的にせよ人集りの山が。こんな時間でも外は明るいんですねぇ。例によって 2.5 cm
角の DSC デモセル持ち込んで、夕日の中でプロペラ回し披露してましたよ。

 
「High Pressure とどういう関係が?」無いっす。(苦笑) 強いて言えば酸化
チタンの合成が Hydrothermal。

【2002.7.9(火)晴れ】

 予想外のコトは起きるもので、Tomiha が「下着が無い! ストッキングが
消えた!」騒ぎ出す。物忘れU病? 宿泊は3人とも夏休み期間中の学生寮 5F です。
鍵を持っているのは本人と部屋掃除の方々なわけで、すれ違う係のオジサン全てが怪し
い人に見えます。がしかし、事態は更に混迷を来し、スーパーへ買い物に出掛けて戻っ
て来ると、今度はタオル地の
スリッパが無い!

  (1) Tomiha がオカシイ (2) 侵入者 (3) 逃げる下着 ???

 迫り来る恐怖の中で見出した真犯人は、本人の
HP でどうぞ。消えたパンツは洗濯前
か? 後か? がポイントです(嘘です)。

【2002.7.10(水)晴れ】

 いやね、ほんと仕事しに来たんですよ、わざわざ重たい PowerBook 持ち込んで。
しかしながら
予想外のコトは起きるもので、電源を入れたら起動しない...。
爽やかな日差しの朝、絶好の集中日よりだったのに。 鬱だ、昼まで寝てよう。

 午後はエクスカーションなので、バス 8 台連ねてワイン醸造所と
サンテミリオン教会
の見学へ。特には、、、あんなもんでしょ。仙台なら自分では行かない松島行くような
もんだから。フランスって、見渡す限り畑(だけ)ですよね。そのまま流れはバンケッ
トとなり、小城(* 古城ではない)でディナー。国際会議のバンケットは
席選び重要。
隣が韓国から来た明るい女子学生で良かったよ。

【2002.7.11(木)晴れ】

 早いもので今日が最終日。正確には明日までプログラムがあるのですが、きりのいい所
で切り上げます。この5日間ですっかり日焼けした顔がなんとも言えず、何て言い訳しよ?
日差し強いんですよね、マジで。

 いろいろあった学生寮だけど、去るときは少し名残惜しいですな。手足に付いた赤い虫
刺されの痕が、蚊によるものなのか、ダニによるものなのか疑問は尽きませんが。
はは

【2002.7.12(金)晴れ】

 移動日、機中泊です。さらばだ、ボルドー!