Sri Lanka 日記 2006


【2006.6.10(土)曇り】

 移動日。金子Gp 5+昆野研 5+箕浦研 2+U、総勢 12 名で実質“静岡チーム”が大挙して臨みます。現地への直行便は曜日が限られているため、余裕のあるスケジュールとなっています。と言うより、この日程以外選択の余地無し。でもって、スリランカも未だ実感無し。カレーと紅茶の国?

 現地空港ではクマーラさん一家が出迎えに来て下さいました。有難や。本会議を通じて、スケジュールは全てお任せしております。久々の大人数での集団行動だったので、気分はプチ修学旅行。夜は穴場?の洒落たコテージに泊まりました。旅の疲れもあって爆睡。

【2006.6.11(日)晴れ】

 終日観光。蒸し暑いですな。箕浦先生は昨夜から別行動。我々バスを借り切って移動したのですが、目にするのは大部分が日本製中古車でした。日本で一度役目を終えたものを再び完全に整備し直して使っているようです。商用車がほとんどなので「○○運送」とか、塗装もそのままにされたものをよく見掛けます。日本語のペイントがここではある種のステータスになっているようです。

 閑話休題。今日の目玉は elephant。島内各所にちらばった国立公園で手厚く保護されています。乗りましたよ、私も>象さん。ここでお土産にうってつけのものを見つけました。名付けて“象さんペーパー”。早い話、象さんのウ○コで作ったペーパーですな。適度な繊維質から構成された、ナチュラルグッズです。帰りに1つ購入。

 お昼から Kumara 家にて昼食。家族総出で歓迎を受けました。はー、、、。何と申しましょうか、言葉では表せないくらいのホスピタリティでおもてなしをうけました。お陰様で、ここに来るまで心の中にあった“得体の知れない国”というモヤモヤとした霧が、きれいさっぱりと洗い流された思いです。

【2006.6.12(月)快晴】

 No obligation day。色素電池メインのセッションは 14 &15 のため、時間的・心理的制約は一切無し。あとは御想像にお任せ。お茶、頂きましたよ。それも半端無くおいしいお茶。セイロン島のセイロンティーは世界的にも有名。

【2006.6.13(火)快晴】

 きちんと三食たべて間食しない生活、3日目。宮坂先生合流。午前中、キャンパス巡り。先週の中国とは別の意味で“広い”です。強いて例えるなら、国立公園がそのまま大学構内になっているような感じ。よく見ると木の上にサルが腰掛けていたり。

 午後は Tennakon 先生がいらっしゃる研究所の IFS を訪問。小高い山上の涼しい場所にあります。ここの建物、実は昔ホテルだったんですね。普通の客室を少しだけ改修してラボとして使っている模様。優秀な学生ほど外(主としてアメリカ)に出てしまう厳しい現実。

 夕方、世界遺産の○○を見学。ここはねぇ、凄かったですよ。日本人特権(外国人入場料&お布施の力?)をフルに生かして、現地の人には決して見せない階上まで御案内していただきました。狭い階段を登って3F、お釈迦様の歯が納められているストゥーパ(金ピカの入れ物)を拝んで参りました。撮影禁止でおまけに部屋を出るやいなや瞬時にカーテンを閉められるしまつ、有り難みがぐっと増しましたな。

【2006.6.14(水)快晴】

 色素電池セッション、遂に開始。Keynote レクチャーは金子先生。襟を正して演台に鎮座されてる金子先生、堂々としてて格好良かったですよ。 (^^;)

 日本人関係者は私も含めてほぼ“想定内”。午後一の Invited レクチャーはわ・た・し。昆野先生、ありがとうございます。この日が来るのは二ヶ月以上前から分かっていたのに、結局ロクな用意もせずに本番に臨むはめになった自分を反省。

【2006.6.15(水)快晴】
 ネットを見ない(見れない)生活、5日目。昨日になって始めて座長が割り当たっていることを知る。ドタバタ。お陰様でほら、「Ge(ジャーマニウム)」の読み方がとっさに浮かばなくて「ゲルマニウム」って片仮名読みして恥かいちゃいましたよ。はは。

【2006.6.16(水)快晴】
 早いもんで今日が帰国日。午後はエクスカーションメインで世界遺産のシギリヤへ。5世紀後半11年間だけ王都があった小高い岩上の要塞?です。これはこれで面白かったけど、、、クマーラさん不在(つかの間の家族サービス)でちょっと寂しかったですよ。

 イ・ストゥーティ、スリランカ!