2004 Hawaii 日記            最終更新日 10/13、21:40(日本)


【2004.10.2 出発!】

 夢かなう!〜憧れのBクラス〜 今日をひと言で表すなら、そんな一日だった。成田18:30 発、JL-8080 便に乗る。改札を抜けて自分の席を探した。「11 のD、11 のD...(ブツブツ)「こ、これは!」

 
予想外のコトは起きるもので、エコノミーで予約したはずの席は、ビジネスクラスに割り当てられていた。空席があったせいか、地上員の人が気を利かせてくれたのだろう。午前中、聡一郎の運動会を途中で切り上げてまで早めに来た甲斐があったというものだ。どうやら自分だけではないらしい。隣のばーちゃん2名が騒がしい。「席が大きいわねぇ」「ビジネスクラスみたい(気付けよ!)」てゆうか、聞こえたら普通料金で乗った人達に悪いでしょ!

 「一度で良いからカーテンの向こうの世界に座ってみたい」は私にとって小さな夢だった。それは大学の教職にあって、海外からの招待講演でもない限り、しかも相当偉いことでもない限りあり得ない話だった。こんなに早く実現するとは。(涙

 隣のばーちゃん連はなおも続く。「やっぱりこれビジネスクラスよ、私一度乗ったことあるもの
(ようやく気付いたか)」「毛布が違うのね」以下、続く・続く(エコー)。かく言う私も、内心穏やかではなかった。足は思いっきり伸ばせるし、伸ばした足に合わせて座席もスライドするし、TV は横から出てくるし、枕元には伸縮式の読書灯があったりと、至れり尽くせり。何よりも驚いたのが食事。てっきりテーブルは前の座席の後ろにあるものと思っていたら、肘掛けに収納されていた。よく考えれば当たり前。だって、前の席が遠すぎるんですもの(優越)。

 お陰様で足が浮腫むこともなく、いつもなら苦痛な移動時間が実に快適でした。料金が2倍以上する理由も納得。どれくらい快適だったかと言うと、
これくらいゴメン

sane、セキュリティー
チェックでズボンを下
ろすの図(ウソです) 
ジャンボジェト機
パン食い競争終わって、
そのままの姿で来ました 
ラッキー!
機内食(和風)
機内食(洋風)
到着(寝ぼけてます)
某所にて


【2004.10.3 ECS206】

 学会1日目。会場はヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジ。ハワイに泊まるならここがベストでしょう。目の前はワイキキビーチ。以前来たことがあるとは言え、改めて壮観な景色に感動。何でしたっけ? そうそう、今日から会議が始まります。内輪ネタになりますが、研究室OBの意外な人にも出会って、んー「知ってたなら、何で言ってくんないのよ(U)」。

 事前アナウンスしたせいもあってか、お昼過ぎの日特さんの御発表は 40〜50 人と、まずまずの入りでした。でも内容が普通の想像を超えていて、分かったようで理解されていないかも。
(1) タングステンを配線材料に用い、セラミックスで対極を構成したこと (2) 配線はセラミックス内を通過してパターニングされていること (3) 特に櫛歯型電極にしたモジュールは、半導体製造技術を生かしてピッチが 75 μm と微細加工されていること (4) なおかつ対極側に酸化チタン極も立体的に配置することで、導電性ガラスを全く必要としないこと、等が特徴になります。文章で説明するよりは写真の方が分かりやすいと思いますので、OK出るようでしたら改めて御紹介させて頂きます。*ピッチは更に細くなると思われます

 夕方、グレッツェル先生の御講演は代理で Dr. Zakeeruddin に変更されていました。Z-907 dye でおなじみの方です。同様に、渡辺先生の御発表も代理の方がされていました。

ワイキキビーチ
sane
おにぎり、ウマっ
ホテル中庭のペンギン
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【2004.10.4 ECS206】

 今日は色素増感太陽電池関連発表がほとんど無い。強いて挙げるならば光触媒関連か。先日仙台で開かれた触媒討論会もそうでしたが、「可視光応答型(酸化チタン)」はトレンドから外れてすっかり下火に? 研究者の関心は水の光分解へシフトした感あり。F先生も「紫外線以外ではほとんど役に立たない」宣言したとか、しないとか。

 予想外のコトは起きるもので、いや、私が勝手にボケてただけなんですが、昨日今日と講演を聞いてて気がついた。発表時間は 15+5 の 20 分じゃないですか! 乏しい英語力を補うべく、多めのスライドを用意した都合上、しかも発表時間を 20+5 と勘違いしていたお陰で完全にストーリーの再考を迫られました。ど、どうしよう...

このぉー木、何の木♪


【2004.10.5 ECS206】

 発表は無事終了。ふ〜、慣れですな。我ながら成長したもんだ。昔だったら発表原稿用意して、エラい時間掛けて丸暗記して、挙げ句の果てに質疑で立ちつくしていたような気もするのですが、、、? もはや記憶の彼方。にしても、今日は会場行ったり来たりと忙しい一日でした。

 今回、完全に新ネタで臨んだのは早瀬先生でしょうか? ゲル化剤にシリカのナノ粉末を混ぜることで、迅速なゲル化と高い PV 特性を実現した模様。私と時間帯がバッティングしていて聴講できなかった昆野先生の所も、MgO バリア層を導入したり、アセテート表面処理等で着実に効率を上げてきたようです。宮坂先生は例の4Vセルで、薄暗い会場内で発電→LEDの点滅を
実演されていました。単セルではできない技です。杉原先生、足立先生、すいません。私、別会場におりました。トホホ

12V セル

 そうそう、出掛ける前に作製した色素増感関連発表リストですが、ポスターの日程を間違えておりました。被害者多数と言うウワサ有り。大変申し訳ございませんでした。幸い1日早く書いていましたので、見過ごすことにはならなかったと思うのですが。(汗

 部屋に戻ったら、ヒルトンホテルの総支配人からの手紙が。要約すると「労使交渉が決裂してサービス面でご不便お掛けするかもしれませんが、よろしく」とのこと。マジですか? (゚Д゚)


【2004.10.6 ECS206】

 学会もいよいよ終盤。今日はポスター発表がメインです。宮坂研と言いますか、ペクセル・テクノロジーズ社では社員学生共々大挙して本会議に臨んでいます。いい先生ですね。左下、社長の Peccell Tシャツにご注目。足立先生、昨日からやたら快調・上機嫌です。(^^;)

Peccell with U
いつもの面々
U、瀬川先生、伊藤先生
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【2004.10.7 ECS206】

ポスター with sane
懇親会にて
Dance with Magic
動画 QT 27MB
日焼け顔

 ふわー、、、遂に終了でございます。長くてあっと言う間の1週間でした。食の 12 時間サイクルもようやく軌道に乗って(これ以上説明はしませんが)、ようやくという段になってまた明日から時差ぼけ突入です。東京成田組は朝 5:30 からの起床。今はバンケットの余韻に浸りつつ、荷物をパッキングしながらこれを書いています。ヨーロッパなら古城の中庭でアカペラ、中国なら民族舞踊と音楽、日本なら和太鼓と踊り、ハワイだったらポリネシアンダンス、定番ですな。ECS206 Extra、後ほど御紹介できたらと思います。


【2004.10.8 帰国】

 時節柄、台風が来るかもしれないことは予想の内でした。実際その通り、過去 10 年来の大型台風 22 号が来たわけですが、後少しの所でタイミングが合わず? ハワイでもう一泊の夢は叶いませんでした。はは。

 というわけで、今日は CEATEC 最終日! フライトは 13:00 成田着予定、順調に行けばまだ間に合うはず。豪雨が吹きすさぶ中、呆れる sane を尻目に直行しましたよ。重い荷物引きずって、半袖短パンという出で立ちで(←こんなに台風ヒドイとは思わなかった)。行かねば、ぜひこの目で
マクセルの DSC を見て来なければ、と、走れメロスのような心境でようやくメッセに辿り着いたわけですが、、、これが今回の旅行のオチですかい!? (-_-#)

後の祭り


【2004.10.2-8 ECS206 Extra】

ノーコメント
カメハメハ大王
アリゾナ記念館にて
まだ沈んでいます
戦艦ミズーリ号と
記念館の位置関係
ダイヤモンドヘッド
山頂よりワイキキ
ビーチを見下ろす 
・・・
(お食事中の方、申
し訳ございません)
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